三井記念美術館で開催中の展覧会、
”国宝 雪松図と明治天皇への献茶” に行ってきました。
(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
こちらは、忠臣蔵の映画、ケンタッキーのパーティバーレルと並んで (?)、
すっかり年末年始の風物詩として定着した国宝 《雪松図屏風》 を公開する展覧会です。
例年はたいてい、前期後期のいずれかで公開されていましたが、
令和初となる今回の年始年末は、なんと会期中ずっと公開されています。
また、もう一つの風物詩である国宝の 《志野茶碗 銘卯花墻》 ももちろん公開中。
今年は、通常の展示ケース内ではなく・・・・・
三井家にゆかりのある国宝の茶室・如庵を再現した室内で公開されていました。
国宝&国宝×国宝。
年始年末の特番ばりに、豪華な展覧会です。
さらに、今回の展覧会では、令和改元を記念して、
三井家のコレクションの中から、天皇や皇室に関する作品が紹介されていました。
その中心となるのは、明治20年に開催された京都博覧会において、
三井家が明治天皇への献茶を行った際に、実際に使われた茶道具の展示です。
実は、その際、六畳の囲い屏風として用いられたのが、《雪松図屏風》 。
確かに、献茶の席図に 《雪松図屏風》 の一部が描かれています。
《雪松図屏風》 を、美術品としてではなく、
屏風として使用するだなんて、なんと贅沢な!
まさに、最高峰の 「お・も・て・な・し」 です。
展覧会では他にも、1890年に京都高等女学校で行われた皇后への献茶にまつわる茶道具や、
天皇の宸翰 (天皇自筆の文書) が多く貼り付けられた重要文化財の古筆手鑑 《たかまつ帖》、
天皇家にちなんで菊をモチーフにした工芸品や茶道具なども紹介されていました。
また、三井記念美術館には珍しく、
横山大観や竹内栖鳳、安田靫彦といった近代日本画の巨匠の作品も展示されています。
彼らはみな、帝室技芸員に任命された人物。
小品ながらも、その実力はいかんなく発揮されていました。
ちなみに。
展覧会のラストを飾るのは、三井家の歴代当主が描いた絵画の数々です。
いくら絵師の師匠に習ったとはいえ、本業は越後屋の経営。
“どうせ素人に毛が生えたようなものでしょw”
と高を括っていたら・・・・・
普通にお上手でした!
越後屋、お主もやるよのぅ。
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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(注:館内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)
こちらは、忠臣蔵の映画、ケンタッキーのパーティバーレルと並んで (?)、
すっかり年末年始の風物詩として定着した国宝 《雪松図屏風》 を公開する展覧会です。
例年はたいてい、前期後期のいずれかで公開されていましたが、
令和初となる今回の年始年末は、なんと会期中ずっと公開されています。
また、もう一つの風物詩である国宝の 《志野茶碗 銘卯花墻》 ももちろん公開中。
今年は、通常の展示ケース内ではなく・・・・・
三井家にゆかりのある国宝の茶室・如庵を再現した室内で公開されていました。
国宝&国宝×国宝。
年始年末の特番ばりに、豪華な展覧会です。
さらに、今回の展覧会では、令和改元を記念して、
三井家のコレクションの中から、天皇や皇室に関する作品が紹介されていました。
その中心となるのは、明治20年に開催された京都博覧会において、
三井家が明治天皇への献茶を行った際に、実際に使われた茶道具の展示です。
実は、その際、六畳の囲い屏風として用いられたのが、《雪松図屏風》 。
確かに、献茶の席図に 《雪松図屏風》 の一部が描かれています。
《雪松図屏風》 を、美術品としてではなく、
屏風として使用するだなんて、なんと贅沢な!
まさに、最高峰の 「お・も・て・な・し」 です。
展覧会では他にも、1890年に京都高等女学校で行われた皇后への献茶にまつわる茶道具や、
天皇の宸翰 (天皇自筆の文書) が多く貼り付けられた重要文化財の古筆手鑑 《たかまつ帖》、
天皇家にちなんで菊をモチーフにした工芸品や茶道具なども紹介されていました。
また、三井記念美術館には珍しく、
横山大観や竹内栖鳳、安田靫彦といった近代日本画の巨匠の作品も展示されています。
彼らはみな、帝室技芸員に任命された人物。
小品ながらも、その実力はいかんなく発揮されていました。
ちなみに。
展覧会のラストを飾るのは、三井家の歴代当主が描いた絵画の数々です。
いくら絵師の師匠に習ったとはいえ、本業は越後屋の経営。
“どうせ素人に毛が生えたようなものでしょw”
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