今年も残すところ、あとわずか。
明日は、令和最初の大晦日ですね。
そんな2019年最後にお届けするのは、
昨年同様に、今年1年を振り返る企画です。
アートテラー・とに~の身に今年起きた事件の数々を発表しようと思います。
僕にとっては大きな事件ですが、人類にとってはごくごく小さな事件。
どうでもいいエピソードばかりですが、
時間に余裕のある方は、どうぞお付き合いくださいませ。
File.01 大人のセンチメンタリズム事件
今年3月、バカリズムさんの 『大人のたしなみズム』 という番組に、
画廊の魅力を紹介する “たしなみスト” として出演させて頂きました。
日動画廊さんをはじめ、東京画廊さん、靖山画廊さん、至峰堂画廊さんなど、
銀座を代表する画廊の皆さまが全面協力をしてくださったおかげで、充実した内容となりました。
さてさて、画廊を巡るロケで、陶芸を専門に扱う黒田陶苑に訪れた時のこと。
その日たまたま、僕が個人的に作品のファンであった、
北海道在住の陶芸家・増原嘉央理さんが、黒田陶苑にいらっしゃいました。
突然の美人陶芸家出現に色めき立つ撮影スタッフの皆さま。
そこでノリで、「増原さんにも出演してもらっちゃいましょうよ!」 と提案したところ、
増原さんも突然のことながら承諾してくれ、その出演シーンがオンエアされることになりました。
さて、後日、黒田陶苑のギャラリストさんから、こんな報告がありました。
「番組のおかげで、増原さんの作品への問い合わせが増えたんですよ!
それと、増原さんのInstagramのフォロワーもたくさん増えたみたいです」
それは、良かったですね!
アートテラーとしてお役に立てて何よりです。
・・・・・とは返したものの、心では切ない気気持ちになっていました。
というのも、あの番組を通じて、僕のフォロワーが増えた数は、たった2人。
増原さんと違って、全編通して番組に出演していたはずなのに。
この差って何ですか (笑)?
File.02 子どもが教えてくれたこと事件
今年も、小学校や学童保育の教室などで、
おかげさまでたくさんの出張授業を担当させて頂きました。
一人でも多くの子が、アートに興味を持ってくれたなら、アートテラー冥利に尽きます。
ちなみに、こちらは、愛知県のとある小学校へ出張授業に訪れた際に用意されていた張り紙。
表記が、「トニーさん 様」 となっていました。
「さかなクン 様」 みたいな感じでしょうか??
思わずギョギョッとして、二度見してしまいました。
そんな子ども向けの仕事の中で、今年もっとも印象に残っているのは、
国立市で開催された 『アートテラー・とに~の親子で楽しむ美術トークショー』 での出来事です。
2時間という長丁場でしたが、最初から最後まで、
参加者がダレることなく、トークを終えることが出来ました。
講演後、主催者さんからアンケート用紙を見せて頂いたのですが、反応はおおむね好評。
ホクホクした気分で用紙をめくっていたところ、
とある小学生男子のアンケート用紙で指が止まりました。
そこには、ただ一言、こんな一文がありました。
「それなりにおもしろかったです。」
彼なりに褒めてくれてはいるのでしょうが。
なんとも複雑な気分に・・・。
それなりにショックでした。
File.03 過大評価され過ぎ事件
今年の一番のトピックといえば、
やはり何といっても藤井フミヤさんとの出会いでしょう。
1度とならず、2度3度4度とお会いする機会に恵まれました。
来年も2月には、フミヤさんさんとのトークショーも予定されています (詳細はまたいずれ)。
ちなみに、その初対面は、国立新美術館の “ウィーン・モダン展” の関連イベントとして開催されたトークショー。
当初のタイトルは、『藤井フミヤ×とに~ クリムト、シーレ ウィーン芸術の魅力』 だったのですが。
藤井フミヤさんサイドからの申し出で、最終的にタイトルは以下に変更となりました。
『とに~with藤井フミヤ クリムト、シーレ、ウィーン芸術の魅力』
いやいやいや!
フミヤさんがwithっておかしいでしょ!
どっちが安室ちゃんで、どっちがSUPER MONKEY'Sかって話ですよ。
あまりにも荷が重かったので、自作したパワポでは、
『とに~』 の字を小さく、『藤井フミヤ』 の字を大きくすることにしました (笑)
その写真も含めて、トークショーの様子は、こちらの記事にまとめられています↓
クリムト、シーレの魅力語る「ウィーン・モダン」展 トークショーに藤井フミヤさんが登場
さて、この時のトークショーが好評だったこともあり、
なんと今年8月に代官山で開催されたフミヤさんの個展、
そのオープニングレセプションの司会に抜擢して頂きました。
藤井フミヤとアートテラー・とに~によるトークセッション=『デジタルとアナログで想像する 藤井フミヤ展「THE DIVERSITY 多様な想像新世界」』
1つ返事で快諾したものの、当日気軽に引き受けたことを大きく後悔することに!
司会台に上がった瞬間、卒倒しそうになったのです。
というのも、目の前にフミヤさんがいらっしゃるのはもちろんですが、
オーディエンスに目を向けるとそこには、ヒロミさんや木梨憲武さん、
さらには、木梨さんがよくモノマネをする港さん (※) など、そうそうたる顔ぶれが!
(※『とんねるずのみなさんのおかげです』 の初代演出。現在は共同テレビの社長さん)
“これだけ大物が勢ぞろいしている中で、何で僕が司会をしているんだろう??”
パニックになりそうでした。
いや、なりそうではなく、完全にパニックでした。
それでも一応トークセッションを終えることが出来たのは、きっとフミヤさんのおかげです。
他にもいろいろあった今年2019年。
年始から毎日1日も休むことなく、記事をお届けすることが出来ました。
最後に、自分で選んだ今年のお気に入りブログ記事ベスト5をご紹介したいと思います。
第5位 新・無料で観れる 美術百選 《小田急線下北沢駅(東京都世田谷区)》 (5/20)
小田急線下北沢駅の新駅舎に設置された陶板レリーフが、ネットでちょっと話題に。
ネタになるかと思い、急行したものの、そこまで面白い作品ではありませんでした (笑)
ボツにしようかとも思っていたのですが、
うんうん唸りながらパソコンに向き合っていたら、思いがけないオチが閃きました。
粘ってみるものですね。
第4位 クリーニング屋アートの世界2 (6/1)
クリーニング屋さんに描かれているイラストを紹介するというイレギュラーな企画。
「これはアートではない!」 と非難されるかと思いきや、
意外と好評だったので、調子に乗って第2弾もお届けしました。
第3弾に向けて、今もひそかに収集中です。
第3位 こっちみんな (8/13)
「こっちみんな」 というキーワードだけで絵画を紹介する。
シンプルな発想だけに、記事として面白くまとまるか不安でしたが。
結果的には、バリエーションがいろいろあって楽しい記事になったかと。
第2位 “お~いお茶”の俳句査定 (1/27)
単独トークショーが開催できないのは残念でしたが。
改めて自分で読んでも、このネタはよく出来ているなぁと思います (←自画自賛w)。
お茶を口に含んだ状態で読むと、より面白さが増しますよ。
第1位 ヨハネへの道~1週目~ (2/28)
今年一番、体を張った企画はこれでした。
好きなお酒もお菓子も経って、ストイックにダイエットに挑んだ35日間。
自分で自分をほめたいと思います。
ちなみに、あれから今もトレーニングは毎日続けています。
腕立て伏せが全く出来なかったこの時代が懐かしい!
というわけで、本年もお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
2020年もアートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】をどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を!
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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明日は、令和最初の大晦日ですね。
そんな2019年最後にお届けするのは、
昨年同様に、今年1年を振り返る企画です。
アートテラー・とに~の身に今年起きた事件の数々を発表しようと思います。
僕にとっては大きな事件ですが、人類にとってはごくごく小さな事件。
どうでもいいエピソードばかりですが、
時間に余裕のある方は、どうぞお付き合いくださいませ。
File.01 大人のセンチメンタリズム事件
今年3月、バカリズムさんの 『大人のたしなみズム』 という番組に、
画廊の魅力を紹介する “たしなみスト” として出演させて頂きました。
日動画廊さんをはじめ、東京画廊さん、靖山画廊さん、至峰堂画廊さんなど、
銀座を代表する画廊の皆さまが全面協力をしてくださったおかげで、充実した内容となりました。
さてさて、画廊を巡るロケで、陶芸を専門に扱う黒田陶苑に訪れた時のこと。
その日たまたま、僕が個人的に作品のファンであった、
北海道在住の陶芸家・増原嘉央理さんが、黒田陶苑にいらっしゃいました。
突然の美人陶芸家出現に色めき立つ撮影スタッフの皆さま。
そこでノリで、「増原さんにも出演してもらっちゃいましょうよ!」 と提案したところ、
増原さんも突然のことながら承諾してくれ、その出演シーンがオンエアされることになりました。
さて、後日、黒田陶苑のギャラリストさんから、こんな報告がありました。
「番組のおかげで、増原さんの作品への問い合わせが増えたんですよ!
それと、増原さんのInstagramのフォロワーもたくさん増えたみたいです」
それは、良かったですね!
アートテラーとしてお役に立てて何よりです。
・・・・・とは返したものの、心では切ない気気持ちになっていました。
というのも、あの番組を通じて、僕のフォロワーが増えた数は、たった2人。
増原さんと違って、全編通して番組に出演していたはずなのに。
この差って何ですか (笑)?
File.02 子どもが教えてくれたこと事件
今年も、小学校や学童保育の教室などで、
おかげさまでたくさんの出張授業を担当させて頂きました。
一人でも多くの子が、アートに興味を持ってくれたなら、アートテラー冥利に尽きます。
ちなみに、こちらは、愛知県のとある小学校へ出張授業に訪れた際に用意されていた張り紙。
表記が、「トニーさん 様」 となっていました。
「さかなクン 様」 みたいな感じでしょうか??
思わずギョギョッとして、二度見してしまいました。
そんな子ども向けの仕事の中で、今年もっとも印象に残っているのは、
国立市で開催された 『アートテラー・とに~の親子で楽しむ美術トークショー』 での出来事です。
2時間という長丁場でしたが、最初から最後まで、
参加者がダレることなく、トークを終えることが出来ました。
講演後、主催者さんからアンケート用紙を見せて頂いたのですが、反応はおおむね好評。
ホクホクした気分で用紙をめくっていたところ、
とある小学生男子のアンケート用紙で指が止まりました。
そこには、ただ一言、こんな一文がありました。
「それなりにおもしろかったです。」
彼なりに褒めてくれてはいるのでしょうが。
なんとも複雑な気分に・・・。
それなりにショックでした。
File.03 過大評価され過ぎ事件
今年の一番のトピックといえば、
やはり何といっても藤井フミヤさんとの出会いでしょう。
1度とならず、2度3度4度とお会いする機会に恵まれました。
来年も2月には、フミヤさんさんとのトークショーも予定されています (詳細はまたいずれ)。
ちなみに、その初対面は、国立新美術館の “ウィーン・モダン展” の関連イベントとして開催されたトークショー。
当初のタイトルは、『藤井フミヤ×とに~ クリムト、シーレ ウィーン芸術の魅力』 だったのですが。
藤井フミヤさんサイドからの申し出で、最終的にタイトルは以下に変更となりました。
『とに~with藤井フミヤ クリムト、シーレ、ウィーン芸術の魅力』
いやいやいや!
フミヤさんがwithっておかしいでしょ!
どっちが安室ちゃんで、どっちがSUPER MONKEY'Sかって話ですよ。
あまりにも荷が重かったので、自作したパワポでは、
『とに~』 の字を小さく、『藤井フミヤ』 の字を大きくすることにしました (笑)
その写真も含めて、トークショーの様子は、こちらの記事にまとめられています↓
クリムト、シーレの魅力語る「ウィーン・モダン」展 トークショーに藤井フミヤさんが登場
さて、この時のトークショーが好評だったこともあり、
なんと今年8月に代官山で開催されたフミヤさんの個展、
そのオープニングレセプションの司会に抜擢して頂きました。
藤井フミヤとアートテラー・とに~によるトークセッション=『デジタルとアナログで想像する 藤井フミヤ展「THE DIVERSITY 多様な想像新世界」』
1つ返事で快諾したものの、当日気軽に引き受けたことを大きく後悔することに!
司会台に上がった瞬間、卒倒しそうになったのです。
というのも、目の前にフミヤさんがいらっしゃるのはもちろんですが、
オーディエンスに目を向けるとそこには、ヒロミさんや木梨憲武さん、
さらには、木梨さんがよくモノマネをする港さん (※) など、そうそうたる顔ぶれが!
(※『とんねるずのみなさんのおかげです』 の初代演出。現在は共同テレビの社長さん)
“これだけ大物が勢ぞろいしている中で、何で僕が司会をしているんだろう??”
パニックになりそうでした。
いや、なりそうではなく、完全にパニックでした。
それでも一応トークセッションを終えることが出来たのは、きっとフミヤさんのおかげです。
他にもいろいろあった今年2019年。
年始から毎日1日も休むことなく、記事をお届けすることが出来ました。
最後に、自分で選んだ今年のお気に入りブログ記事ベスト5をご紹介したいと思います。
第5位 新・無料で観れる 美術百選 《小田急線下北沢駅(東京都世田谷区)》 (5/20)
小田急線下北沢駅の新駅舎に設置された陶板レリーフが、ネットでちょっと話題に。
ネタになるかと思い、急行したものの、そこまで面白い作品ではありませんでした (笑)
ボツにしようかとも思っていたのですが、
うんうん唸りながらパソコンに向き合っていたら、思いがけないオチが閃きました。
粘ってみるものですね。
第4位 クリーニング屋アートの世界2 (6/1)
クリーニング屋さんに描かれているイラストを紹介するというイレギュラーな企画。
「これはアートではない!」 と非難されるかと思いきや、
意外と好評だったので、調子に乗って第2弾もお届けしました。
第3弾に向けて、今もひそかに収集中です。
第3位 こっちみんな (8/13)
「こっちみんな」 というキーワードだけで絵画を紹介する。
シンプルな発想だけに、記事として面白くまとまるか不安でしたが。
結果的には、バリエーションがいろいろあって楽しい記事になったかと。
第2位 “お~いお茶”の俳句査定 (1/27)
単独トークショーが開催できないのは残念でしたが。
改めて自分で読んでも、このネタはよく出来ているなぁと思います (←自画自賛w)。
お茶を口に含んだ状態で読むと、より面白さが増しますよ。
第1位 ヨハネへの道~1週目~ (2/28)
今年一番、体を張った企画はこれでした。
好きなお酒もお菓子も経って、ストイックにダイエットに挑んだ35日間。
自分で自分をほめたいと思います。
ちなみに、あれから今もトレーニングは毎日続けています。
腕立て伏せが全く出来なかったこの時代が懐かしい!
というわけで、本年もお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
2020年もアートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】をどうぞよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年を!
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