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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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衝動美術館・新館

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美術の名作を画集などで、じーっと眺めていると、
時々、どうでもいいことを思いついてしまうことがあります。
そして、その “どうでもいいこと” を形にしてみたくなる衝動に駆られます。

そんな衝動で作ってしまった画像を所蔵しているのが、衝動美術館 (という名のパソコン内のファイル)
衝動美術館衝動美術館・分館と過去2回にわたって、
その “どうでもいい画像” コレクションを紹介いたしました。
今回はその最新版!
新規収蔵作品 (?) の数々をお届けいたします。


【ゴヤの 《カルロス4世の家族》 を正月っぽくしてみた】

スペインの巨匠フランシスコ・デ・ゴヤ。
彼が宮廷画家になってすぐに描いたとされるのが、こちらの 《カルロス4世の家族》




王族だからと言って、特に美化することもなく、
老いや締まりのない表情などもリアルに描いた一枚です。
一家全員が大集合。
そんな光景を眺めていたら、お正月に届くアレを連想してしまいました。




【ゴヤの 《裸のマハ》 をドキドキさせてみた】




こちらもゴヤの代表作。
美術史で初めてヘアヌードを描いたとされる 《裸のマハ》 です。

そんな 《裸のマハ》 に対し、
よりドキドキさせるべく、のちに描かれたのが、《着衣のマハ》




普段は、こちらの着衣ver.で隠しておいて、
ここぞという時には、その後ろから 《裸のマハ》 が現れる。
そんなムフフな仕掛けです。

しかし、現状の 《着衣のマハ》 では、煽りが弱い!
もっとこれくらい煽らないと!




【北斎の晩年の名前をあのアニメっぽくしてみた】

日本が世界に誇る絵師、葛飾北斎。
しかし、その名を名乗っていたのは、一時のこと。
勝川春朗、二代目俵屋宗理、為一、戴斗…etc
その生涯で、30回も画号を変えたことでもお馴染みです。




そんな彼が晩年の頃に名乗っていたのが、画狂老人卍。
中年期には、画狂人を名乗っていたこともあったそうですが、
その末尾に、『卍』 を付けてしまうあたりに、戦闘力の高さを感じます。
ということで、いっちょ作ってみました。




《ダヴィデ像》の大切な部分を隠してみた】

年々、コンプライアンスが厳しくなってきています。
テレビや映画の表現に対する規制だけでなく、TwitterやFacebookの投稿もその対象に。
特にそんな意図はなくアップした画像でも、
「センシティブな内容が含まれている可能性があるため表示できません」 となってしまうことも。
このまま規制が進んでいけば、
ミケランジェロの 《ダヴィデ像》 の全身像が画集やネットで観られなくなるかもしれません!




その時は、きっと大切な部分は隠されていることでしょう。
でも、どうやって?
モザイク?それとも、葉っぱ?
もしくは、バラエティ番組でよく見かけるこんなスタイルが採用されたりして。




ついカッとなって作ってしまいました。
今は反省しています。




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