JR川崎駅と京急川崎駅。
ちょうどその中間あたりに位置する川崎駅前タワー・リバーク。
その3階部分に、昨年12月新たなアートスポットが誕生しました。
川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~です。
斎藤文夫さんは、元参議院議員で川崎市観光協会会長を務めるエラい人。
日本を代表する浮世絵コレクターでもあり、
そのコレクション数は、実に4000点 (!) にも及ぶそうです。
2001年からは、そんな浮世絵コレクションを、
自宅を改造して開設した川崎・砂子の里資料館で公開していましたが、
同館は、2016年に惜しまれつつ閉館。
以後、その浮世絵コレクションがまとまった形で展示される機会がありませんでした。
が、このたび、斎藤文夫さんは太っ腹にも、
川崎市に浮世絵コレクションを無償で貸し出すことにしたのだそう。
それを受けて爆誕したのが、川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~というわけです。
(↑施設名に斎藤さんのフルネームが付いているのも納得です)
さてさて、そんな川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~で、
現在開催されているのが、“日本の宝 浮世絵名品展―墨摺絵から錦絵誕生まで―” という展覧会。
まだ浮世絵がモノクロだった時代の作品から、
菱川師宣 《仁王 小天狗の争い》
1枚1枚手仕事で彩色していた時代の作品、
西村重長 《げんじ五十四まいのうち 第二十番 朝顔》
そして、ようやく錦絵と呼ばれる多色摺りの技法が確立した時代の作品まで。
鈴木春信 《風俗四季四季哥仙》
17世紀後期から18世紀後期までの、
いわゆる初期浮世絵の名品をまとめて紹介する展覧会です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや、もちろん展示されていた浮世絵は、
どれも質の高い作品ばかりだったのですが。
「日本の宝、これぞ 浮世絵!」 と、
あんなに強調しているわりには、そこまで 「これぞ 浮世絵!」 ではなかったです (笑)
北斎の 《富嶽三十六景》 や広重の 《東海道五十三次》 といった、
日本人の誰もが 「これぞ 浮世絵!」 と思い浮かべる作品は一切展示ナシ!
“・・・・・誰ぞ?” と思わず聞きたくなる、
お初にお目にかかるマイナーな浮世絵ばかりでした。
一体誰にとっての 「これぞ 浮世絵!」 なのでしょう??
また、60数点ある展示作品のうち、
作品の解説があったのは、たったの8点のみ。
ただでさえ馴染みの薄い初期浮世絵だけに、
漆絵や紅摺絵といった用語の説明や、作品に描かれた風俗の説明が欲しかったところです。
ちなみに。
・・・・・と言ってはいますが。
初代歌川豊国の 《花魁立姿図 江戸》 をはじめ、
肉筆画も少なくない数、出展されていました。
その中には、菱川師宣の 《道中図》 も。
共通点がまったく見当たらない謎の4人グループです。
よくよく見ると、先頭をいく女性が一番背が高いよう。
手元が妙な位置にありますね。
もしかしたら、着物の中で誰かが肩車をしていて、それを抑えているのかも。
ということは、5人?
1位を目指して、ランキングに挑戦中。
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ちょうどその中間あたりに位置する川崎駅前タワー・リバーク。
その3階部分に、昨年12月新たなアートスポットが誕生しました。
川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~です。
斎藤文夫さんは、元参議院議員で川崎市観光協会会長を務めるエラい人。
日本を代表する浮世絵コレクターでもあり、
そのコレクション数は、実に4000点 (!) にも及ぶそうです。
2001年からは、そんな浮世絵コレクションを、
自宅を改造して開設した川崎・砂子の里資料館で公開していましたが、
同館は、2016年に惜しまれつつ閉館。
以後、その浮世絵コレクションがまとまった形で展示される機会がありませんでした。
が、このたび、斎藤文夫さんは太っ腹にも、
川崎市に浮世絵コレクションを無償で貸し出すことにしたのだそう。
それを受けて爆誕したのが、川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~というわけです。
(↑施設名に斎藤さんのフルネームが付いているのも納得です)
さてさて、そんな川崎浮世絵ギャラリー~斎藤文夫コレクション~で、
現在開催されているのが、“日本の宝 浮世絵名品展―墨摺絵から錦絵誕生まで―” という展覧会。
まだ浮世絵がモノクロだった時代の作品から、
菱川師宣 《仁王 小天狗の争い》
1枚1枚手仕事で彩色していた時代の作品、
西村重長 《げんじ五十四まいのうち 第二十番 朝顔》
そして、ようやく錦絵と呼ばれる多色摺りの技法が確立した時代の作品まで。
鈴木春信 《風俗四季四季哥仙》
17世紀後期から18世紀後期までの、
いわゆる初期浮世絵の名品をまとめて紹介する展覧会です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや、もちろん展示されていた浮世絵は、
どれも質の高い作品ばかりだったのですが。
「日本の宝、これぞ 浮世絵!」 と、
あんなに強調しているわりには、そこまで 「これぞ 浮世絵!」 ではなかったです (笑)
北斎の 《富嶽三十六景》 や広重の 《東海道五十三次》 といった、
日本人の誰もが 「これぞ 浮世絵!」 と思い浮かべる作品は一切展示ナシ!
“・・・・・誰ぞ?” と思わず聞きたくなる、
お初にお目にかかるマイナーな浮世絵ばかりでした。
一体誰にとっての 「これぞ 浮世絵!」 なのでしょう??
また、60数点ある展示作品のうち、
作品の解説があったのは、たったの8点のみ。
ただでさえ馴染みの薄い初期浮世絵だけに、
漆絵や紅摺絵といった用語の説明や、作品に描かれた風俗の説明が欲しかったところです。
ちなみに。
・・・・・と言ってはいますが。
初代歌川豊国の 《花魁立姿図 江戸》 をはじめ、
肉筆画も少なくない数、出展されていました。
その中には、菱川師宣の 《道中図》 も。
共通点がまったく見当たらない謎の4人グループです。
よくよく見ると、先頭をいく女性が一番背が高いよう。
手元が妙な位置にありますね。
もしかしたら、着物の中で誰かが肩車をしていて、それを抑えているのかも。
ということは、5人?
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