一流品かそうでないかを見極める問題にチャレンジする本家とは違って、
アートと関わり深い品かそうでないかを見極める問題に挑む 『アートテラー格付けチェック』。
前半戦では、ダリが愛したスペインワインと、
田中一村の名の付いた黒糖焼酎をそれぞれ外し、早くも “二流アートテラー” に。
残るは2問。
もし両方間違えると、屈辱の “語る価値なし” の烙印を押されてしまいます!
なんとか “二流アートテラー” で踏みとどまれるのか?!
それでは、運命の3問目にまいりましょう!
今回チェックするのは、リキュールです。
用意したのは、ピカソが愛飲したアニス (薬草) リキュール。
ペルノのピカソボトル。
1本2750円。
瓶の表には、ピカソのサインが。
そして、裏側には、ペルノの瓶をモチーフに描いた、
キュビズム時代のピカソの絵がプリントされています。
そして、もう1つは、
ピカソとは何の縁も無いロシア産のアニスリキュール。
1本1975円。
2つを飲み比べ、ピカソが愛飲したリキュールを当てたいと思います。
(今回も色でわかってしまうので、アイマスクを付けてのチャレンジです)
まずはAのリキュールを一口。
「うわっ、甘っ!マズっ!」
(注:個人の感想です)
気を取り直して、Bのリキュールを一口。
「うぇ~~~っ」
(注:個人の感想です)
どっちも美味しくない・・・・・。
どっちももう飲みたくない・・・・・。
でも、間違えたら、三流になってしまうからなぁ・・・・・。
意地で飲み比べました。
そして、出した答えが、こちら↓
AもBも系統としては同じ味なのですが。
Aのほうが甘みが強い。
というか、甘ったるいです。
Bのほうも甘みはあるのですが、
飲んだ後に、アルコールが脳天に抜けるような感じがあります。
どっちが芸術的にインスパイアを与えるかといえば、
やっぱりBの脳天をノックするような味わいなのかなと思いました。
というわけで、Bです。
運命の分かれ道。結果発表。
正解は・・・・・・・・
Aでした。
ついに “三流アートテラー” に転落。
ちなみに、やらせは一切ありません。
こんなことになるなら、やらなきゃよかった。
さぁ、いよいよ運命の最終チェックです。
これまではすべてお酒に関する問題でしたが、
最後チェックでは、新たなジャンルに挑みます。
最後の問題は、饅頭です。
今回用意したのは、竹久夢二にあやかった岡山銘菓。
その名も、『夢二』。
こちらの饅頭を制作しているのは、岡山県の邑久町に創業した敷島堂。
竹久夢二の生家に一番近い場所にある和菓子屋だったこともあり、
夢二の長男や旧友らの推薦により、夢二の名のついたお菓子を製作するようになったそう。
その後、夢二に因んだお菓子が次々と発売され、
社名も 「竹久夢二本舗敷島堂」 となったのだとか。
岡山県以外では買えない地元の銘菓です。
そして、もう一つは、夢二とは何の縁もない岩手県の饅頭。
都内でも買える饅頭です。
2つを食べ比べ、夢二の名が付けられた饅頭を当てたいと思います。
今回も例によって、アイマスクで挑みます。
まずは、Aの饅頭を一口。
「美味っ!」
続いて、Bの饅頭を一口。
「あっ、こっちも美味しい♪」
先ほどのアニスリキュールが口に合わなすぎて、
ただただ饅頭の美味しさに感動してしまいました。
・・・・・・・・・・・・・。
とはいえ、冷静に考えたら、どっちもほぼ同じような味です。
どっちが夢二かなんでしょう??
悩みに悩んで出した答えは、こちら。
白餡の味や食感はほぼ一緒でした。
AとBの違いは、皮の食感。
Aのほうが薄くてホロッと溶ける感じ。
Bのほうが食べ応えがあります。
夢二の描く儚い女性のイメージに近いのは、消去法でAでしょうか。
運命の分かれ道。結果発表。
正解は・・・・・・・・
Aでした。
最後の最後で、なんとか “三流アートテラー” を死守しました。
かろうじて、“語る価値なし” は免れましたので、
これからもアートについて語っていきたいと思います。
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