つい先日、東京メトロ銀座駅がリニューアルしました。
どういう理由かよくわかりませんが、サイバー感がアップ。
『攻殻機動隊』 感 (?) がアップしていました。
そんな銀座駅に、新たなパブリックアートが設置されたそうな。
というわけで、早速、構内を歩き回って探してみます。
これでしょうか?
・・・・・・・いや、これは前からあるヤツですね。
彫刻家の笠置季男による 《マーキュリー像》 です。
では、これでしょうか?
・・・・・いえいえ、これも前からあるステンドグラスです。
作者は、あの平山郁夫。
アロハシャツみたいな柄なので、
平山郁夫っぽさは皆無ですが、正真正銘、平山郁夫作品です。
じゃあ、新しいパブリックアートはこれ・・・・・なわけないですね。
こちらは、彫塑家の朝倉文夫による 《早川徳次像》 です。
ちなみに、早川徳次は、“(日本の)地下鉄の父” と呼ばれる人物。
日本で初めて、いや、アジアでも初めてとなる地下鉄を開業させた人物です。
それからしばらく、銀座の地下を彷徨っていたところ、
B6出口付近にて、ようやくそれらしき作品が目に飛び込んできました。
まっ、眩しい(>_<)
続・無料で観れる 美術百選
004 吉岡徳仁 《光の結晶》
作者は、国際的に活躍するデザイナーで、アーティストの吉岡徳仁さんです。
パブリックアートといえば、金属か陶、
もしくは、ステンドグラスで作られているものが大半ですが。
こちらは、日本初、おそらく世界でも初となるクリスタルガラス製のパブリックアートです。
オリジナルデザインの六角形のクリスタルガラスが636個。
縦約1.6メートル、横約3.5メートルに並べられています。
なお、重さは約2トンとのこと。
警備員を常駐させずとも、ちょっとやそっとでは盗まれる心配はなさそうです。
パッと見はすべて同じカットに見えますが、
実は近づいてよくよく見てみると、それぞれのカットが異なることに気づかされます。
カットがそれぞれ異なっているため、独特の乱反射が発生。
見る角度、距離によって表情がくるくる変わります。
さて、実はこちらの作品。
乱反射する光で世界地図が浮かび上がるように、クリスタルガラスが配置されているそうです。
ほら、よ~く見ると、世界地図が浮かび上がってきませんか?
・・・・・・・・・・・・・・僕は全然、浮かび上がってきませんでしたけれども。
全集中の呼吸をしても、世界地図は見えませんでした。
<無料で観れる美術 データ>
東京メトロ銀座駅
住所:東京都中央区銀座4-1-2