先日初めて訪れて以来、すっかりお気に入りの美術館の一つとなったアクセサリーミュージアム。
夏休み期間が終わったとのことなので、再び足を運んできました。
常設展示されたアクセサリーとは、二度目ましてですが。
それでも、前回と変わらず、質、量ともに大満足!
この感動は、もはやアクセサリーミュージアムでは、デフォルトのようです。
さてさて、前回訪れた時、企画展示室は、とんぼ玉で埋め尽くされていましたが。
今回訪れた時には、企画展示室が・・・
たくさんのボタンで埋め尽くされていました!
その数、なんと約600個!!
さらに驚くなかれ。
その約600個のボタンは、すべて南畝隆顕さんという方のコレクション。
大学を卒業してすぐの春、初めて訪れたニューヨークにて、
2個のボタンと出会ったのがきっかけで、ボタンコレクターになったのだそうです。
(注:ボーンコレクターではありませんw)
もちろん、一口にボタンと言っても、その形や大きさは様々。
すべてを集めていたら、キリがありません。
そこで、南畝さんは、最初に購入した2個のボタンと同じ、
“直径1インチ” のボタンだけをコレクションすることを決めたのだとか。
ちなみに、南畝さん曰く、
素材の扱いの面白さや意匠 (配置やサイズバランス) の素晴らしさが、
最も顕著に表れるサイズが、直径1インチなのだそうです。
確かに、そう言われて観てみると。
これ以上小さいと、デザインの幅が制限されそうですし。
これ以上大きいと、自由度は高くなるものの大味になりそうですし。
1インチというサイズは、これ以上でもこれ以下でもない絶妙なサイズである気がします。
今回の展覧会では、そんな南畝さんの1インチボタンコレクションを、
素材 (画像は、僕のイチオシの “ハードラバー” 製のボタン) や、
時代 (画像は、 “ヴィクトリアン期” のボタン) 、
そして、テーマ (画像は、 “花” がテーマのボタン)
など、 『アメトーーク』 のように、さまざまな “くくり” で、展示しています。
一つの “くくり” の中に、いろんな表情のボタンがあるので、
それぞれを、じっくり見比べていると、時間がいくらあっても足りません (笑)
ボタンのサイズは、1インチなのに、楽しみ方は、無限大。
“歴史を見てきたボタンたち ~精巧・華麗・ポップ~” は、12月4日まで。
最後に。
たくさんの美しい1インチボタンに交じって、
なぜか1枚だけ展示されている謎のエッチングを発見!
どうやら描かれているのは、18世紀のオシャレ男子とのこと。
上の画像にあるような鏡面仕上げのボタンを服に付けたなら、
女子なんて、メロメロだぜ!
・・・の図。
いや、メロメロっていうか、単に眩しいだけでは (笑) ?
いつの時代も、男子のモテ願望は、果てしない。
1インチのボタンもオススメですが、美術ブログのランキングに協力出来るボタンもオススメです。
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歴史を見てきたボタンたち ~精巧・華麗・ポップ~
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