~前回までのあらすじ~
国宝が1件。
国宝が2件。
国宝が3件。
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国宝が248件。
国宝が249件。
これまでに、ハンティングしてきた国宝の数は、249。
・・・ん?本当に、249??
(お詫び)
前回の国宝ハンターで、
「<次回予告>
次回は、いよいよ250件目となる記念すべき国宝。
スペシャルな国宝を求めて、国宝ハンター、ついに九州に初上陸!!」
と、大々的な予告をしたのですが。
250件目の国宝ハンティングを目前に、
パソコンに溜まった国宝の写真を整理していたところ・・・
2012年8月26日に、 《紙本著色華厳宗祖師絵伝〈/(華厳縁起)〉》(ジャンル:絵画) を観ていたことが発覚しました。
観たことを忘れていた自分の失敗を、あえて棚に上げますが (笑)
「もっとインパクトがある国宝だったらなーーー」
というわけで、前回の国宝ハンターで紹介した 《紙本墨画山水図〈雪舟筆/〉》 が、
249件目の国宝でなく、実は、記念すべき250件目の国宝だったようです。
煽るだけ煽って、こんなオチですいませんでした。
決して、 『芸能☆BANG+』 のような演出をしたわけではないのです (>_<)
九州に行く予定は、変わりはないのですが。
それを紹介するのは、251件目でも252件目でも、もはや同じこと (笑)
そこで、今観られる国宝を、時間があるうちに観に行ってしまうことにしました。
やってきたのは、土浦駅。
自宅から土浦駅まで、片道1時間半。
電車に乗ってるだけで、ちょっとヘロヘロです。
その土浦駅から、徒歩で15分。
土浦城跡 (亀城公園) に到着しました。
本丸は無いのに、西櫓と東櫓だけは再建されている公園です。
そして、何故かニホンザルもいる公園です。
この公園の脇にあるのが、土浦市立博物館。
何の変哲もない (←失礼!) 市立の博物館に見えますが。
実は、ここに2つしかない茨城県の国宝のうちの1件があるのです。
その国宝が公開されるのは、毎年10月上旬だけとのこと。
それでは、早速、中に入ってみましょう。
入館料は・・・えっ?
105円って・・・何故に消費税価格(笑)
美術館で5円のお釣りをもらうという初体験に戸惑いつつ、いよいよお目当ての国宝のもとへ。
《短刀〈銘筑州住行弘/観応元年八月日〉》(ジャンル:工芸品) です。
これまで数々の国宝の刀を観てきましたが、いまだに価値がよくわからない僕ですが。
今回は、ちゃんとこの刀の鑑定書である折紙 (“折り紙付き” という言葉の語源) も展示されています。
さて、この折紙には、 『代五百貫』 とあります。
調べてみたところ、江戸時代の貨幣価値を現代の価値に換算すると、一貫≒15万円だとか。
ということは・・・な、な、7500万円!!
そんな高価な刀が、105円で見れるとは (笑)
今現在の国宝ハンティング数 251/1086
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中
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第三十五話 国宝ハンター、忘れる!
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