今年も残すところ、あとわずかですね。
間違いなく、ここ十数年でもっとも歴史に残る一年が、ようやく終わろうとしています。
いわゆるステイホーム期間では、
“観シュランガイド” の記事が書けず、ネタ作りにもっとも頭を悩ませた1年でした。
そんな中でも、どうにかこうにか一日も休むことなく、
ブログを毎日更新し続けた自分を、自分で褒めたいと思います。
いつも欠かさず読んでくださっている皆さま、
数日置きにまとめてチェックしてくださっている皆さま、
そして、今日たまたまこのブログに辿り着いた皆さまも、どうもありがとうございます。
この場を借りてお礼を申し上げます。
さて、2020年最後にお届けするのは、今年1年を振り返るあの企画。
2020年にアートテラーの身に起きた事件の数々を発表しようと思います。
皆様にとっては、間違いなくどうでもいい事件といえましょう。
一人大反省会、スタートです。
File.01 ジグソーパズルは突然に...事件
自分で言うことではないですが、
今年も、いろいろと体を張りました。
特に体を張ったのが、ジグソーパズルチャレンジ企画。
当時、コロナのせいで、開幕の目処さえ立っていなかった、
“ロンドン・ナショナル・ギャラリー展” を、少しでも盛り上げるべく。
ゴッホの 《ひまわり》 のジグソーパズル2000ピースに、
24時間テレビのチャリティーマラソンよろしく、24時間不眠不休で挑むという企画です。
公式には、「組み立て時間目安 24~32時間程度」 とあるにも関わらず・・・・・
結果的には、10日間も要しました。
強制的ステイホーム。
あの10日間は、ほぼ誰とも喋ることなく、
ただひたすらジグソーパズルをしていました。
ジグソーパズル地獄です。
針山地獄、火の池地獄に匹敵するものがありました。
さて、そんな地獄の苦しみを経て、ようやく完成したジグソーパズル。
しばらく、部屋の片隅に置いておいたのですが、
数日後、朝起き抜けにトイレに向かおうとした瞬間、悲劇が起きました。
ズサッ!!
ん?何々?
足元を見ると、そこには無残にも一部がバラバラになったジグソーパズルが・・・。
え~~~~~っっっ!!!
そうなのです。
そのうち糊付けすればいいやと、
ジグソーパズルをそのまま床に放置していたのです。
そして、その一部を半分寝てた状態で壊してしまったのです。
一気に目が覚める僕。
とはいえ、もう一回、完成させようという気力はありません。
そこで、一大決心をして、一度は完成させたジグソーパズルを全部バラバラにすることに!
10日間かけて苦労の末に完成させたジグソーパズルですが
壊すには、たった3秒しかかかりませんでした。
コツコツと重ねてきたものが、一瞬にして無くなる。
そのことに、お嬢発言したナイナイの岡村さんよりも、
多目的トイレ不倫したアンジャッシュの渡部さんよりも、
いち早く気づかされた2020年4月の僕でした。
File.02 何でシビレが取れないんだ!?事件
ジグソーパズル企画に続いて体を張ったのが、
山種美術館とのコラボで挑んだ・・・・・
24時間巨大塗り絵チャレンジ企画でした。
途中インスタライブを挟みつつ、不眠不休で塗り絵をし続けました。
なお、このチャレンジで完成した塗り絵を目にした、
山種美術館の館長、山﨑妙子さんがその出来栄えに、えらく感動してくださいまして。
その巨大塗り絵が、なんとしばらく山種美術館のロビーに飾られていたのでした。
5月に行ったインスタライブ「#山種美術館×アートテラー・とに~ おうちで巨大塗り絵チャレンジ」。とに~さん(@artteller)が制作した巨大塗り絵を当館ロビーに展示中!本日は作者のとに~さんがご来館くださいました。当館にお越しの際は、ぜひご覧くださいね。(山崎)#おうちで日本画 pic.twitter.com/d2t4r4UJSI
— 山種美術館 東山魁夷展開催中! (@yamatanemuseum) July 30, 2020
さて、今だからカミングアウトしますが。
このチャレンジにより、右手の親指がパンパンに膨れ上がってしまいました。
そして、その後、実は1か月近く腫れが引かず・・・。
親指が痺れたままの状態がずっと続いていたのです。
あまりに治る気がしないので、思い切って、整形外科へ。
ところが、レントゲンを撮ってもらっても、原因はわからず終い。
お医者さんからは、「最悪一生このままかも」 との診断を受けました。
ガーン!!
巨大塗り絵チャレンジにより、
何よりも塗りつぶされたのは、僕の親指の未来でした。
とはいえ、ご安心を!
診断を受けた半月後、自然治癒していました。
今は自由に親指を動かせています。
File.03 ジョンとヨーコと紀信と、時々、とに~事件
今年の6月より連載がスタートした 『報知美術部 by アートテラー・とに~』。
アートに関係してさえいれば、何でもあり!
1ページまるまる使って、好きなようにアートの魅力を伝える。
まさに、アートテラー冥利に尽きる連載です。
初回の “ロンドン・ナショナル・ギャラリー展” 特集回を皮切りに、
奇跡の復活を遂げたホキ美術館、横浜アソビルでのバンクシー展など、
多岐にわたるジャンルを取り上げてきました。
なお、担当記者さんもレイアウターさんも、
スポーツ新聞のこれまでのイメージを覆すカッコいい紙面を作ろうと、
毎回、僕以上に気合が入っています (入りすぎ?)。
個人的に一番印象に残っているのは、
岡田美術館の小林忠館長と対談した回でしょうか。
もちろん全体的には真面目にインタビューしましたが。
小林館長が熱狂的巨人ファンと伺っていたので、
Podcast番組 『そろそろ美術の話を...』 ばりの脱線トークも。
取材の最後には、小林館長にジャイアンツの帽子を被せて記念撮影する始末 (笑)
なお、この取材の数週間後に、
小林忠館長は、教育研究功労者として瑞宝章 (中綬章) を受賞されました。
決して、ノリでジャイアンツの帽子を被せていい相手ではありません。
何はともあれ、この場を借りて、おめでとうございます!
さて、そんな 『報知美術部』 の年内ラスト回が、12月24日に配信されました。
クリスマスイヴということで、クリスマスイヴらしいアートのネタを。
悩んだ末に、『Happy Xmas(War Is Over)』 にちなんて、
ジョン・レノン&オノ・ヨーコにまつわる内容にしようということになりました。
そこで、ダメ元もダメ元で、2人の写真を撮った篠山紀信さんにオファーしたところ、まさかの快諾!
12月中旬に、篠山紀信さんの事務所で、独占インタビューを敢行してきました。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんのエピソードを、篠山紀信さんが語る。
取れ高しかないインタビューでした。
1面では足りないということで・・・・・
結果的に、なんと見開き記事に!
個人的には、実に嬉しいクリスマスプレゼントでした。
来年も全力でアートの情報をお伝えいたします!
アートテラー・とに~の 【ここにしかない美術室】 はもちろん、
『報知美術部』、読売新聞夕刊で連載中の 『モーソウ美術館』 など、
さまざまな場所でお付き合い頂けましたら幸いです。
それでは、本年はこの辺で。
皆さま、良いお年を!
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