皆さまは、西洋美術の展覧会で、
このような肖像画を目にしたことがありませんか?
とはいえ、目にしたところで、ほとんどの方が、
「まぁ、そういう文化だったんだろうね」 くらいの感覚で、
この襞襟のことは、スルーしてきたはずです。
ちなみに。
襞襟とは、16世紀半ばから17世紀前半にかけて、
ヨーロッパの王侯貴族や富裕な市民の間で流行したもの。
シャツから取り外すことができるフリルがその起源で、
もともとは、襟元と肌や髭などが直接触れる部分の清潔を保つ実用的な役割があったそうです。
しかし、のちに洗濯糊が発明されたことで、
長い襞襟の形を保たせることができるように。
次第に襞襟は大きく、ゴージャスなものへとエスカレートしていくのです。
しかし、今回はあえて声を大にして言いたい。
その襟どないなっとんねん!!と。
というわけで。
襟が気になって仕方がない肖像画の数々を集めてみました。
エントリーNo.1 名刺ホルダーか!
エントリーNo.2 ホールケーキか!
エントリーNo.3 エアバッグが作動したんか!
エントリーNo.4 薔薇がかすんで見えるわ!
エントリーNo.5 花輪か!
エントリーNo.6 亀田製菓の白い風船か!
エントリーNo.7 ネックピローやん!
エントリーNo.8 お前が付けるんかい!
エントリーNo.9 さらし首にしか見えん!
エントリーNo.10 もはや埋もれてるがな!
皆さまも、襟が気になる肖像画に出会ったら、
これからは襟を正して、ちゃんとツッコんでみましょう。
もちろん心の中で。