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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展

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パナソニック 汐留ミュージアム。

こちらは、約230点ものルオーの作品を所蔵しており、
さらには、ルオー・ギャラリーという展示スペースを設けていることから、
“世界で唯一のルオーの美術館” を標榜してる美術館です。

そんなルオーの美術館だけあって。
これまでに、 “ルオーと風景” や、
“ジョルジュ・ルオー 名画の謎” など、様々な切り口のでルオー展を開催してきているわけですが。
現在、パナソニック 汐留ミュージアムでは、
『サーカス』 を切り口にした異色のルオー展が開催中。
サーカスをテーマにしたルオー作品は、もちろんのこと、
ルオーが当時観ていたサーカスのポスターやパンフレットまでも紹介しています。

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-アイ・ラブ・サーカス


“ジョルジュ・ルオー アイ・ラブ・サーカス展” は、12月16日まで。


さてさて、ルオーと言えば、 “20世紀最大かつ最後の宗教画家” と評される画家。
それだけに、あまり、サーカスとルオーというイメージが結び付かなかったのですが。

《道化師》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-道化師


《青いピエロたち》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-青いピエロたち


そして、 《踊り子と白い犬》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-踊り子と白い犬


…と、意外にも、サーカスを題材にした作品を、たくさん残しているのです。
実は、ルオー作品の約3分の1が、サーカスを題材にしているのだとか。
まさに、 “IドキドキCIRCUS” な男です。


そんな “IドキドキCIRCUS” なルオードキドキ なパナソニック 汐留ミュージアム。
普段のルオー以外の美術展以上に、今回のルオー展には気合を入れているようで。
ただ単に、ルオーのサーカス作品を並べるだけでなく、
サーカスをイメージした展示空間の演出で、ルオーのサーカス作品の魅力を最大限に引き出していました。

正直に言ってしまうと、実は、そこまでルオーの作品が好きではない僕ですが (笑)
その僕からしても、今回のルオー展は、とても魅力的に感じました♪
星星
楽しさと悲しさの交じったサーカス独特の雰囲気を、見事に表現した会場に拍手。


そこまでルオーの作品が好きでないこともあって、
僕自身は、今回のルオー点の演出ばかりに、どうしても目が向いてしまいますが。
ルオーが好きな人にとっては、

パリ市立近代美術館所蔵の 《タバランにて(シャユ踊り)》 や、

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-タバランにて(シャユ踊り)


ポンピドゥー・センターが所蔵する 《うつろな夢》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-うつろな夢



ジュネーブに住むどなたかが所蔵する 《傷ついた道化師》

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-傷ついた道化師


などなど、世界中から本邦初公開を含む貴重なルオー作品が拝めるとあって、
絶対に見逃せないルオー展と言えましょう。


ちなみに、個人的に、一番印象に残っているのは、
今回のルオー展のポスターにも使われている・・・

アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】-貴族的なピエロ


アサヒビール株式会社所蔵の 《貴族的なピエロ》
ルオーは、その生涯で多くのピエロを描いているそうですが、
4つボタンの衣装を身に纏ったピエロは、かなりのレアケースなのだそうです。
それはともあれ、このピエロ。
顔の雰囲気や全体的な体型から、はんにゃの金田に見えてきてしまいました。

「いや、俺、金田じゃねーし!」

そう切り返されそうな気がします (笑)




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