本日ご紹介するのは、さかい利晶の杜で見つけたグッズです。
千利休と与謝野晶子が生まれた堺市には、
2019年に世界遺産に登録された遺跡があります。
それは、仁徳陵古墳をはじめとする49基の古墳群。
百舌鳥・古市古墳群です。
それだけに、さかい利晶の杜のお土産コーナーには、
Tシャツや手ぬぐい、キーホルダーなど、さまざまな古墳グッズが販売されていました。
そんな数多くの古墳グッズの中でもっとも気になったのが、こちら。
こふんポーカー (税込1430円) です。
専門知識は必要なし。
古墳の形と副葬品を遊びながら学べるゲームなのだそう。
・・・・・と言われても、まったくイメージがわかず。
購入してみることにしました。
箱を開けると、そこから出てきたのは・・・・・
さまざまな形が描かれたカード。
どうやら古墳が描かれたカードで、
役を作ってポーカーをするわけではなさそうです。
さらに、一回りサイズが小さな副葬品カードも同封されていました。
説明書を読みこんで、ルールを把握することに。
まずは真ん中に山を作り、
プレイヤーに5枚の古墳カードを配るようです。
そして、プレイヤーは手札の中でいらないカードを裏向きにして捨て、
山から同じ枚数のカードを引き、図形を組み合わせてより良い役を作ることを目指します。
ここまでは、通常のポーカーとなんとなく同じようなルールですね。
唯一違うのは、もっとも強い役を揃えたプレーヤーが、副葬品カードを1枚引けるというもの。
それを繰り返し、最初に3種類の副葬品、
冠、埴輪、勾玉を揃えたプレイヤーが勝者となるそうです。
ちなみに。
一番強いのは、こちらの古墳とのこと。
四隅突出型墳丘墓です。
確かに、4つ揃えるのは難しそうですね。
次に強いのは、前方後円墳。
3番目が、前方後方墳。
そして、4番目に強いのが、
前方後円墳によく似たこちらの古墳です。
その名も、帆立貝式古墳。
いくつかある古墳の種類の中で、
唯一例えが用いられてる古墳なのだそうです。
ホタテという例えが、しっくりくるかは別としまして。
なお、以下の役はご覧の通り。
順番に、双方中円墳、双方中方墳、双円墳、双方墳、長方形墳。
実は、国内で確認されている双円墳は、金山古墳の1基のみとのこと。
双方墳も、国内では二子塚古墳の1基のみなのだとか。
とっても貴重な古墳なのに、役としては弱いため、
こふんポーカーでは有難みは感じることがなさそうです。
とりあえず、役を覚えたので、
こふんポーカーを実践してみました。
(相手がいないので一人で)
四隅突出型墳丘墓を狙うか。
それとも、無難に、双方墳を狙うか。
人生で一度も考えたことが無い選択肢で頭を悩ませた末、
やはり前方後円墳を作りたく、円を一つ残し、4枚をチェンジすることにしました。
その結果―
古墳は作れませんでした。
代わりに、モールス信号みたいなのが出来たんですけど。