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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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岩合光昭の世界ネコ歩き

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この夏、東京富士美術館で開催されているのは・・・・・

 

 

 

“岩合光昭の世界ネコ歩き” という展覧会。

NHK BSプレミアムで放送中の大人気番組、

 『岩合光昭の世界ネコ歩き』 の展覧会ver.です。

これまでに番組に登場した世界各国のネコたちの写真作品を中心に、

番組未公開映像も加え、全209点ものネコの写真作品が紹介されています。

 

(注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております)

 

 

大きく引き伸ばされた写真作品もあれば、

中くらいのサイズ (?) にプリントされた写真作品も。

さらには、バナーになったものや、

ネコ写真によるキャットタワーもありました。

 

 

 

ネコ好きにとっては、ニヤニヤが止まらない展示空間となっています。

言わずもがな、ですが、

岩合さんが撮るネコの写真はどれも可愛く、

目にした瞬間に、「カワイィ~♪」 と心の声がダダ洩れしてしまいます。

 

ブルガリア © Mitsuaki Iwago

 

オルガのこどもたち♂♀ ベルギー ©Mitsuaki Iwago

 

 

“ずっとこの展覧会が続けばいいのに!” と、

こんなにも心の底から思った展覧会は初めてかも。

展覧会の出口を出た瞬間に、

“あー、終わっちゃった・・・” と、寂しくなってしまったほど。

ネコ好きさん必見の展覧会です。

星星

 

 

さてさて、「岩合さんのネコの写真は可愛かったです。」 というのは、

おそらく誰もが抱く感想なので、アートテラーとしての個人的な感想も記しておきたいところです。

 

現在、東京富士美術館の新館でも、

 

 

 

富士美の膨大な写真コレクションの中から、

イヌとネコの写真を紹介する展覧会が開催されています。

 

 

 

7:3、もしくは8:2でイヌの写真が多めでした。

実はネコの写真はそう多くないようです。

また、それらのネコ写真の多くが、

飼い主と一緒に写っているものでした。

それを踏まえた上で、岩合さんの展覧会を観ると、

街中で生活するネコの自然な姿を捉えた岩合さんの写真作品が、

いかに写真史において、稀有な存在なのかを実感させられます。

 

ソシソン♂7才 パリ ©Mitsuaki Iwago

 

ドメニコ♂10才 シチリア ©Mitsuaki Iwago

 


また何よりも特徴的なのが、

ネコたちが意識的にモデルになっていること。

動物写真というよりも、もはや人物写真です。

 

ウルグアイの仔猫と仔豚の姿を映したこちらの写真にいたっては・・・・・

 

グァランゲティ♂(生後5カ月)とブタのローリー♀(生後6カ月) ウルグアイ ©Mitsuaki Iwago

 

 

CGで制作したのではないか、と正直疑ってしまいまいました (笑)

まるでディズニー映画のワンシーン

それくらいに奇跡の一枚です。

 

そんな仔猫と仔豚の写真もお気に入りですが、

個人的にイチ押しは、キアーラちゃん3歳を映した連続写真です。

 

キアーラ♀3才 ノルウェー ©Mitsuaki Iwago

 

 

飛んでる虫を見つけ、思わずネコ騙しをするも、結果は空振り。

虫を捕まえることはできませんでした。

ニャンとも微笑ましい失敗ですね。

 

 

ちなみに。

今回の展覧会に合わせて、

こんな募集企画も開催されています。

その名も、「あなたのご自慢のネコちゃん写真大募集!」。

開幕から1週間で早くも、これだけ募集が届いているそう。

 

 

 

 

ご自慢のネコ写真がある方は、是非応募してみてはいかがでしょうか?

岩合さんの写真の後で紹介するのはかなり気が引けますが、

せっかくなので、僕のスマホのフォルダに入っているネコ写真を↓

 

 

 

 

前に住んでいた家に毎日のように通ってきては、

エサを食べて、あとはひたすら寝ていた野良のネコです。

名前はまだない。





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