なんだかんだで連日、オリンピックが盛り上がっていますね。
中でも、意外な盛り上がりを見せたのが、
開会式でのピクトグラムを再現したパフォーマンス。
それを受けて、インターネット上では、
新たなピクトグラムが続々と誕生しているようです。
流行り物には全力で乗っかる主義なので、
早速、さまざまな名画をピクトグラムにしてみました。
(注:パワポを使って見よう見まねで作っただけなので、クオリティに関しては温かい目で見てください)
まずは、簡単に作れそうなムンクの 《叫び》 から。
ピクトグラムにすると、こんな感じになりました。
簡単かと思いきや、身体のS字感を表現するのが難しかったです。
じーっと見つめていれば、そのうち 《叫び》 に見えてくるはず。
動きが感じられる絵画のほうが、ピクトグラムにしやすいのでは?
ということで、この作品をモチーフにしてみることにしました。
岩波書店のマークでもお馴染みの、
ジャン=フランソワ・ミレーの 《種をまく人》 です。
ピクトグラムにすると、こんな感じになりました
ピクトグラムになっただけで、
不思議と、種をまく躍動感がアップしたような。
種の飛距離が期待できそうです。
続いても、投擲種目 (←?) のアート作品をモチーフにしてみました。
バンクシーの 《花束を投げる男》 です。
ピクトグラム化すると、こんな感じに。
こちらも飛距離が期待できそうですね。
勝手なイメージですけど、この種目は、
バルト三国あたりの選手が強そうな気がします。
お次は、実際にスポーツを題材にした名画をチョイス。
アンリ・ルソーの 《フットボールをする人々》 です。
ピクトグラムにすると、こうなりました。
脇腹に入るパンチも再現したところ、
そのせいで、格闘技の種目のようなピクトグラムになってしまいました。
格闘技と言えば、こちらの作品も。
歌川広重の 『東海道五拾三次』 シリーズのうちの1枚で、
強引な客引きと必死に抵抗する旅人を描いた 《御油 旅人留女》 です。
この2人の攻防をピクトグラムにすると、こうなります。
自分の陣地 (=宿) に連れ込んだら、旅人留女の勝利。
3分間耐えきったら、旅人の勝利。
そんな感じの種目です。たぶん。
さて、今回のピクトグラム全50種を眺めていると、
そのうちの4種に馬が登場していることに気が付きました。
馬が登場する名画といえば、アレしかないでしょう。
そう、ダヴィッドによる 《サン=ベルナール峠を越えるボナパルト》 です。
ピクトグラムにすると、こうなります。
ナポレオンの勇ましい感じは薄れましたが、
特徴的なあの帽子のおかげで、かろうじてナポレオンの原型は留めています。
数あるオリンピック種目の中でも、
陸上と並んで人気が高いのが、競泳です。
名画で泳いでいるものと言えば・・・・・こちらでしょうか?
ミレーの 《オフィーリア》 です。
泳いでいるというか、正確には流されていますが。
ピクトグラムにすると、こうなります。
作る前から、そんな予感はプンプンしていましたが。
まったくスポーツ感はありませんでした。
何だこの種目。
最後は、特に深い意味はないですが、美術史上もっとも謎めいた作品の一つ、
フォンテーヌブロー派の 《ガブリエル・デストレとその妹》 をモチーフにしてみることに。
ピクトグラムにすると、こうなりました。
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五輪選手が頑張っている裏側で、
我ながら家に籠って、何を作っているんだか。