北斎づくし
この夏、東京ミッドタウンホールでは、“北斎づくし” という展覧会が開催されています。 (注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 北斎づくし。そのタイトルだけ耳にすると、なんとなくスシローの期間限定メニューのような印象も受けますが (←?)。もちろんスシローはまったく関係ありません!生誕260年を迎えた葛飾北斎をフィーチャーし、北斎の作品だけで構成された北斎100%の展覧会です。...
View ArticleアートなTシャツコレクション~2021夏~
【ルール】名画をモチーフにしたTシャツを100種類集めたらゴール ・ただし、1アーティストにつき、1種類とする ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する ・ユニクロ (UT) も除外する...
View Articleロマンスカーミュージアム
今年5月、小田急線海老名駅の隣接地に、小田急電鉄初の鉄道ミュージアムが誕生しました。 その名も、ロマンスカーミュージアム。小田急線を代表する特急列車、ロマンスカーをフィーチャーしたミュージアムです。 入口の脇に、早くもロマンスカー (木製) がありました。 実はこちらのロマンスカーは、館内に貫通しており・・・・・...
View Article藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に
現在、東京藝術大学大学美術館で開催されているのは、“藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に” という展覧会。日本の美術大学の最高学府・東京藝術大学が所蔵する、約3万点のコレクションの中から、国宝に指定されている 《絵因果経》 や、 10年ぶりに出展となる竹内久一の 《伎芸天》 を筆頭に、 名品の数々を紹介する展覧会です。それだけではただのコレクション展ですが...
View Articleマン・レイと女性たち
現在、Bunkamura ザ・ミュージアムにて、開催されているのは、“マン・レイと女性たち” という展覧会です。 (注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) アメリカに生まれ、ダダイストとして、シュルレアリストとして、パリで活躍。写真にオブジェに映画に、とマルチな才能を発揮し、自らを “万能の人” ダ・ヴィンチに例えたマン・レイの展覧会です。...
View Article名画をピクトグラムにしてみたら
なんだかんだで連日、オリンピックが盛り上がっていますね。中でも、意外な盛り上がりを見せたのが、開会式でのピクトグラムを再現したパフォーマンス。 【NHK】開会式 ピクトグラム50個パフォーマンス! | 東京オリンピック東京オリンピックの開会式で話題を呼んだ「ピクトグラム50個の連続パフォーマンス」をもう一度!最初から最後まで、一度見たら目を離せない極上パフォーマンスをじっくり堪能してください。...
View Article包む-日本の伝統パッケージ
2011年に目黒区美術館で開催された展覧会 “包む-日本の伝統パッケージ”。グラフィックデザイナーの草分け的存在であった岡秀行 (1905~1995) が、その素朴な造形美に魅了されて収集した日本各地の伝統パッケージを紹介した展覧会です。鱒寿司の曲げわっぱであったり、虎屋の羊羹の包装であったり。普段だったらあまり気にも留めない品々に目を向けた斬新な展覧会でした。...
View Article2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
イタリア・ボローニャのブックフェアが主催する絵本原画の国際コンクール。それが、ボローニャ国際絵本原画展。絵本作家の登竜門ともいうべき、伝統あるコンクールです。...
View Article高畠華宵展―ジェンダーレスなまなざし―
現在、弥生美術館で開催されているのは、“高畠華宵展―ジェンダーレスなまなざし―” という展覧会。 こちらは、大正から昭和にかけて活躍した挿絵画家・イラストレーターで、弥生美術館コレクションの中核をなす高畠華宵 (かしょう) にスポットを当てた展覧会です。 「・・・・・・・・・・・高畠華宵って誰??」...
View Articleウラでこんなネタ作ってました2
大人の事情により・・・と言いますか。正確に言えば、信仰の対象という理由で、『名画たちのホンネ』 では、東大寺の 《金剛力士像》 にオードリー風の漫才をさせるというネタがボツの憂き目に・・・。せっかく作った渾身のネタゆえに、このブログで紹介することで成仏させました。 『ウラでこんなネタ作ってました』 名画たちのホンネ: あの美術品が「秘密」を語りだしたら…… (王様文庫 A...
View Article水の波紋展2021
国際的に活躍した現代美術キュレーター、ヤン・フートと、ワタリウム美術館がタッグを組み、青山エリアで1995年に開催された “水の波紋95”。あの伝説の展覧会がこの夏、“水の波紋展2021” として26年ぶりに復活しています!...
View ArticleThe Still Point – まわる世界の静止点
1927年に、内藤多仲、木子七郎、今井兼次という、昭和を代表する3人の建築家によって造られた邸宅、旧山口萬吉邸をリノベーションした施設 「kudan house」。 この長い時を重ねた歴史的建造物を舞台に、「時/とき」 をテーマにした展覧会が開催されています。その名も、“The Still Point – まわる世界の静止点”。...
View Article揚州八怪
大阪市立美術館で開催中の展覧会、“揚州八怪” に滑り込みで行ってきました。 唐招提寺の鑑真の生まれ故郷として、もしくは、中国ラーメンのチェーン店名として知られる中国の都市・揚州。清朝18世紀の頃に特に経済的にも文化的にも栄え、たくさんの芸術家が、この揚州の地で才能を開花させます。その代表的なメンバーをひっくるめて、のちの時代の批評家がこう呼んだのです。揚州八怪と。 ちなみに、揚州八怪の 『怪』...
View Article第百九十話 国宝ハンター、足止めされる!
~前回までのあらすじ~ 鬼やべぇ国宝に魅了された、おっほ~半端ねぇ~国宝ハンター・とに~。日本全国に散らばる国宝をゴン攻めし、ビッタビタにはめてましたね、なんのズレもなく。そんな国宝ハンター38歳、真夏の大冒険! ・・・・・・・のはずだったのですが。...
View Article京の国宝―守り伝える日本のたから―
京都国立博物館で開催中の特別展、“京の国宝―守り伝える日本のたから―” に行ってきました。 「本気」 と書いて、「マジ」 と読むように、「鉄道員」 と書いて、「ぽっぽや」 と読むように。展覧会タイトルの 「京」 は、「京」 と書いて、「みやこ」 と読みます。なお、サブタイトルは、“守り伝える日本のたから”。僕は空目して、「守り伝える日本のだから」 と思い込んでいました。チャンドンゴン的に、...
View ArticleWalls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる
東京都美術館で開催中の展覧会、“Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる” に行ってきました。...
View Article大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―
現在、江戸東京博物館で開催されているのは、“大江戸の華―武家の儀礼と商家の祭―” という展覧会。18世紀初頭、世界でも随一の人口を誇った都市、100万人越えの江戸の武家や商家の “ハレ” の場面を紹介する展覧会です。 展覧会の冒頭に飾られていたのが、こちらの具足。 一見すると何の変哲もない (?)...
View Article『そろそろ美術の話を…』の奇跡
2020年8月23日より配信をスタートした・・・・・ アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...アートテラー・とに~がアートに関わる方をゲストにお迎えしてトークする不定期配信のPodcast番組です。sorosoro-art.vercel.app Podcasts番組...
View ArticleTHE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―
この夏、すみだ北斎美術館で開催されているのは、“THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―” という展覧会です。 「極上の北斎、揃えました。」 とキャッチコピーにあるように、すみだ北斎美術館が所蔵する二大名品を惜しげもなく大公開!まさに “THE北斎” としか言いようのない、まじりっけなし純度100%、完全無比な北斎展です。...
View Article「ル・パルクの色 遊びと企て」 ジュリオ・ル・パルク展
先日、久しぶりに銀座の街を歩いていたら、メゾンエルメスのビルが、なんとなくパルコみたいな感じになっていました。 実はこれは、現在銀座メゾンエルメス フォーラムで開催中の展覧会、“ル・パルクの色 遊びと企て:ジュリオ・ル・パルク展” の展示の一部とのこと。パルコでなく、ル・パルクでした。...
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