~前回までのあらすじ~
鬼やべぇ国宝に魅了された、
おっほ~半端ねぇ~国宝ハンター・とに~。
日本全国に散らばる国宝をゴン攻めし、
ビッタビタにはめてましたね、なんのズレもなく。
そんな国宝ハンター38歳、真夏の大冒険!
・・・・・・・のはずだったのですが。
某日AM7:00。
スケジュール通りなら、この時間には関西にいるはずなのに。
静岡のとあるSAにて、3時間にも及ぶ足止めを食らっていました。
というのも、乗っていた高速バスがエンジントラブルが発生したとのこと。
東京から代車が来るまで、
ここで待たざるを得なくなったのです・・・。
こんなことは国宝ハンター史上初めて。
これこそが本当の緊急事態です。
あぁ、この日の国宝ハンティングために、
PCR検査を受け、万全の体制を敷いていたというのに!
結局のところ、高速バスが目的地に着いたのは、
予定時刻から3時間半もオーバーした午前11時でした。
というわけで、午前訪れるはずだった場所はキャンセルする羽目に。。。
仕方なく、もう一つの目的地である京都国立博物館へと向かいました。
さて、そんな京都国立博物館で、現在開催されているのが、
“京(みやこ)の国宝―守り伝える日本のたから―” という特別展です。
実はこの特別展は、昨年の春に、京都市京セラ美術館で開催予定だったもの。
しかし、コロナ禍で中止となったため、
会場を京都国立博物館へと移し、1年遅れで開催される運びとなりました。
そのため、会場が大きくなったので、
展示数や内容はパワーアップしたのだそう。
全部で72件 (!) の国宝が出展することとなりました!
とはいえ。
すでに1037件の国宝を観ている僕。
72件のうちのほとんどが、すでにハンティング済みです。
未見だったのは、厳島神社蔵の 《浅黄綾威鎧〈兜、大袖付/〉》 (ジャンル:工芸品) と、
冷泉家時雨亭文庫が所蔵する 《明月記〈自筆本/〉》 (ジャンル:古文書) のたったの2件のみ。
ちなみに、こちらがそのうちの1件である 《明月記〈自筆本/〉》 です。
字、汚っ!!
と思ったら、『明月記』 とは、小倉百人一首の選者で知られる歌人、
藤原定家が10代から亡くなる80代まで、ほぼ欠かさず描き続けた超個人的な日記とのこと。
誰に見られるわけでも書いたのですから、字が汚いのも納得です。
定家自身も、自分の字が上手だとは思っていなかったようで、
『明月記』 の中で、まるで鬼のような字だと記しているのだとか。
・・・・・いや、ちょっと例えがしっくりきませんが。
ところで、前回の国宝ハンターの記事にて・・・
例年3月頃に発表される新指定国宝が、今年はありませんでした。
こんなことは国宝ハンターを開始して以来初めて!
ゴールは変わらず、1115件のままです。
と記載したのですが、実は、この記事をアップしたまさにその日に、
皇室ゆかりの美術工芸品5件が、
国宝に答申されたニュースが報じられていました。
おいおい、わざとか?
わざとなのか、文化庁よ!
その5件ともすでに何度も目にしているのですが、
国宝ハンターのルール的には、国宝になる前に見たものはノーカウント。
改めて、5件それぞれを目にする必要があります。
はぁ・・・。
ただ、偶然にも、“京の国宝” の会場に、
《絹本著色春日権現験記絵》(ジャンル:絵画) が出展されていました。
春日神 (春日権現 )の霊験を描いた絵巻で、
鎌倉時代のやまと絵の最高峰とされていました!
これはラッキーな展開です。
高価な絹地に金泥や彩色が施された豪華な絵巻ながら、絵柄は素朴でした。
餅太郎のパッケージくらいに素朴でした。
今現在の国宝ハンティング数 1040/1130 (1125改め)
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