JR千葉みなと駅のほど近くにあるみなと公園。
ネーミングからして、特に何の変哲もないこの公園の中には、
何の変哲もない広場と、何の変哲もないベンチ、何の変哲もない池があります。
が、その何の変哲もない池の中に、
変哲としか言いようがない奇妙なオブジェがありました。
・・・・・・・・巨神兵??
なんとなく、その雰囲気から、
あの作家の作品かなと、予想がつきますが。
周囲を見渡してみても、それらしいキャプションはありません。
と、キャプション探しを諦めかけた次の瞬間。
その不自然な大きさの台座に目を向けると・・・・・
「向井良吉」 「1970」 の文字を確認することができました。
向井良吉は、戦後の抽象彫刻を代表する彫刻家です。
ちなみに、名前が似ているので、混同されがちですが。
失われゆく民家を描き続けた洋画家・向井潤吉は、向井良吉の実の兄です。
お間違え無きように。
ところで。
気になるのは、作品のタイトル。
何かに掲載されていないかと、
ググってみたところ、こんな記事を発見しました。
どうやら作品名どころか、
設置経緯すら不明であるようです。
見た目以上に、ミステリアスな作品でした。
続・無料で観れる 美術百選 012
向井良吉 《題不明》
ちなみに。
しばらくの間、この首のないメカニカルな姿を観ていたら、
『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』 のあのシーンが思い浮かびました。
<無料で観れる美術 データ>
みなと公園
住所:千葉県中央区千葉港6
アクセス:○JR 「千葉みなと駅」 より徒歩1分
○千葉都市モノレール 「千葉みなと駅」 より徒歩1分