ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island
先日、水戸芸術館で9月1日より開催される展覧会、”ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island” を取材してきました。(注;当初の予定では8月7日開幕でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現在は臨時休館中)...
View Article緊急特別企画!あなたの街のかつての巨匠たち
芸術界の巨匠たちの名前が付いた飲食店をレポートする企画。それが、『あなたの街の巨匠たち』。2010年の10月にスタートし、これまでに実に46軒の飲食店を紹介してきました。...
View ArticleCHIBA FOTO【前編】
パビリオン・トウキョウ2021に、水の波紋展2021に、東京ビエンナーレ2020/2021に。現在、都内各地で同時多発的に芸術祭が開催されていますが。そのお隣の千葉県でも、芸術祭が開催されています。その名も、“千の葉の芸術祭”。 千の葉の芸術祭千の葉の芸術祭は、「写真芸術展」CHIBA...
View ArticleCHIBA FOTO【後編】
“CHIBA FOTO” を巡る旅。後半戦は、そごう千葉店からスタート。その9階、滝の広場に展示されていたのは・・・・・ 千葉市に生まれ、千葉を拠点に活動する宇佐美雅浩さんの新作です。 工場のような場所にたくさんの人物がいます。...
View Articleクリストとジャンヌ゠クロード
半年以上に及ぶ工事休館を経て、先月、DIC川村記念美術館が無事に再開館を果たしました。 ・・・・・と言っても、見た目は特に変わったところがないような??DIC川村記念美術館とヘビーユーザーの僕ですら、変化した部分が見つけられません。 しかし、美観と機能性アップのために、駐車場から庭園にいたる敷地内の屋外サイン看板を、館内サインと統一デザインで制作し直すなど、実はいろいろ変化したのだそう。...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《みなと公園(千葉県千葉市)》
JR千葉みなと駅のほど近くにあるみなと公園。 ネーミングからして、特に何の変哲もないこの公園の中には、何の変哲もない広場と、何の変哲もないベンチ、何の変哲もない池があります。が、その何の変哲もない池の中に、変哲としか言いようがない奇妙なオブジェがありました。 ・・・・・・・・巨神兵??...
View Articleバンクシー展って誰?展
先日、バンクシーの新作9点が、イギリス東部の街で発表されましたね。テーマは、「イギリスの夏休み」 だそうです。 覆面アーティスト・バンクシーの新作が一気に9作品登場正体不明の覆面アーティストで、突然作品を残すことで知られるバンクシーの新作がイギリスの海岸沿いの町に登場しています。バンクシーとしては珍しく、まとめて9作品と多数の作品が残されていて、バンクシーは作品制作を収めた映像に「A Great...
View Article村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力
表参道のGYRE GALLERYで開催中の展覧会、“村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力” に行ってきました。 こちらは、第155回芥川賞受賞作・・・・・ コンビニ人間 (文春文庫)Amazon(アマゾン)631円 『コンビニ人間』 で知られる小説家・村田沙耶香さんの小説3作品を題材に、2人の現代アーティストが新たに制作した作品を中心に構成された展覧会です。...
View Article加藤翼 縄張りと島
現在、東京オペラシティ アートギャラリーでは、“加藤翼 縄張りと島” という展覧会が開催されています。こちらは、国内外で活動するアーティスト・加藤翼さんの美術館初個展です。 加藤翼さんの代表的な作品といえば、「Pull and Raise」 シリーズ。加藤さんの呼びかけによって集まった人々が、巨大な構造物を引き倒したり、引き起こしたりする様子を記録した映像作品です。...
View ArticleBook:41 『短編画廊 絵から生まれた17の物語』
■短編画廊 絵から生まれた17の物語 作者:ローレンス・ブロック、スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー他 出版社:ハーパーコリンズ・ ジャパン 発売日:2019/6/17 ページ数:480ページ米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー (1882‐1967)。作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は、「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」...
View Article中里隆 陶の旅人
現在、菊池寛実記念 智美術館では、“中里隆 陶の旅人” という展覧会が開催されています。 唐津焼の名門、中里太郎右衛門十二代の五男として生まれ、現在は、「隆太窯(りゅうたがま)」 と名付けた窯を拠点に作陶を続ける中里隆さんの展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 中里さんの作品の一番の特徴は何といっても、「これぞ中里さんの作品だ!」...
View Article線のカタチ -Linework-
現在、神楽坂にある√K Contemporaryでは、“線のカタチ -Linework-” という展覧会が開催されています。 こちらは、タイトルずばり、絵画作品における “線” に注目した展覧会。物故作家を含む16人のアーティストによる約130点の作品が紹介されています。 今展の中核をなすのが、前衛書の先駆者・比田井南谷です。こちらは、南谷が1964年に書いた 《64‐3》 という作品↓...
View Articleアンフレームド 創造は無限を羽ばたいてゆく
東京都渋谷公園通りギャラリーで開催中の展覧会、“アンフレームド 創造は無限を羽ばたいてゆく” に行ってきました。 普段は、そんなに混雑していない東京都渋谷公園通りギャラリーですが。この日は、建物の外が多くの人で賑わっていました。 “え?そんなに大人気の展覧会なの??”...
View Articleデミタスカップの愉しみ
現在、渋谷区立松濤美術館では、“デミタスカップの愉しみ” という展覧会が開催中です。 濃いコーヒーを飲むための小さなコーヒーカップ、デミタスカップ。その小さな世界に魅せられ、これまでに2000点以上のデミタスを集めた、村上和美さんのコレクションの中から厳選した約380点を紹介する展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article結局、キツツキって何で木をつついてるの?
スズメに、サギに、ニワトリに。美術の世界には、実にたくさんの鳥が登場します。それらの美術作品に関して抱いている鳥疑問を、岩手県立博物館学芸員の鳥博士・高橋雅雄君に解決してもらおうという企画。それが、「高橋君に聞いてみないとネ」 です。 <プロフィール> 高橋雅雄 1982年青森県八戸市生まれ。 小学4年生から野鳥の追っかけを始める。 金沢大学理学部、立教大学理学研究科博士課程を経て、...
View Article木と鉄 -木彫りの動物と鉄の道具-
JR国分寺駅より徒歩約10分。閑静な住宅街内の小高い丘のようなエリアに、ギンギラギンにさりげなく佇むギャラリーがあります。 その名は、丘の上APT。藤森照信さんが設計した 「トタンの家」 そのものが、兒嶋画廊が運営しているギャラリー丘の上APTとなっています。 ・・・・・情報がいろいろ渋滞していて、すいません。 ちなみに、さらに情報が増えますが、この 「トタンの家」...
View Article太郎写真曼陀羅 ―ホンマタカシが選んだ !! 岡本太郎の眼―
久しぶりに、川崎市岡本太郎美術館に行ってきました。常設展示室で開催されていたのは、“太郎さんの心の中を楽しもう!” という展覧会。 感情を切り口に太郎作品を紹介する展覧会で、いつも以上に会場にはパッションが溢れていました。そうそう、溢れていたといえば、《坐ることを拒否する椅子》 も。...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《常盤橋タワー(東京都千代田区)》
今年7月21日に開業を迎えた東京駅前の高層ビル、常盤橋タワー。 その館内には、全部で18点ものパブリックアートが設置されているようです。ただし、その多くが、オフィスエリアに設置されているとのこと。それらは、一般来館者には公開されていないそうです。・・・・・・・・じゃあ、“パブリック” アートではないのでは??...
View Article諸星大二郎展 異界への扉
現在、三鷹市美術ギャラリーで開催されているのは、“デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉” という展覧会。 デビューから50年経った今もなお現役で活躍し、カルト的な人気を誇る漫画家・諸星大二郎さんの大規模展覧会です。初期の傑作SF短編 『生物都市』 や、 民俗学や考古学の視点で描かれたライフワークともいうべく 『妖怪ハンター』、 『西遊記』...
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