大倉集古館で開催中の “インドへの道―美術が繋いだ日本と印度―” へ行ってきました。
今年2012年は、日本とインドが国交を樹立して、ちょうど60年目という節目の年。
それを、 (なぜか) 大倉集古館が記念して、
日本とインドを繋いだ美術作品の数々を紹介しています。
例えば、パーラ朝時代のインドの仏像に、
『西遊記』 のもととなった 《大唐三蔵取経詩話》 のようにインドから来日した品々や、
仏涅槃図や曼荼羅、 《十六羅漢図》 のようにインドから伝来した仏教に関する日本美術のコレクション、
そして、今村紫紅の 《印度旅行スケッチ帳》 のようにインド旅行の経験をもとに描かれた近代日本画、
一口で、 “日本とインドを繋いだ美術作品” と言っても、
いろんなバリエーションがあって、なかなかに興味深かったです。
ただ、バリエーションがありすぎて、まとまりがなかったような気もしました。
今回の展覧会で、一番目を惹かれたのは、山内コレクション。
インド在勤の会社員・山内さんが、インドで集めた約90点の手のひらサイズの神像と仏像たちが、
ズラリと並んでいるその様子は、まるでフィギュアが並べられたショーケースのよう。
有難~い神像や仏像というわけではなく、
インドの家庭にあるような普通の神像や仏像ばかりとのことなので、愛でるように眺めて楽しみました♪
さて、この山内コレクションも、大倉集古館のコレクションの一つになっているそうです。
大倉集古館に、このようなコレクションもあったというのは、新鮮な驚きでした。
ただ、せっかくの芸術の秋ならば、
もっと王道の大倉集古館の名品を観たかった気もします。
国宝の 《随身庭騎絵巻》 とか、横山大観の 《夜桜》 とか。
そんなことを思っていたら、大倉集古館で、このようなチラシを発見してしまいました。。。
ぜ~んぶ山梨県立美術館に行ってるのかよ (泣)
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インドへの道―美術が繋いだ日本と印度―
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