こんばんは。
ATN (=アートテラーニュース) の時間です。
本日10月25日発売の 『芸術新潮』 2021年11月号。
その特集である 「5人の達人とゆく メトロポリタン美術館」 に、
アートテラーのとに~氏が大きく関わっていることが、ATN取材班の調べで判明しました。
こちらは、11月13日より大阪市立美術館で開幕する大規模展覧会・・・・・
“メトロポリタン美術館展” に合わせた特集で、
イタリア美術史の第一人者・宮下規久朗氏やオランダ美術の権威である尾崎彰宏氏をはじめ、
5人の美術史家にそれぞれの得意分野で、出展作品の魅力や見どころを語ってもらうというもの。
その聞き手役として、とに~氏が抜擢されたそうです。
3年にわたる長期連載 『ちくちく美術部』 や、
1日で19館もの展覧会をハシゴする過酷な 『美術館トライアスロン』 など、
これまで 『芸術新潮』 とタッグを組んできたとに~氏ですが、実は特集に登場するのは初めて。
今回の抜擢に関して、とに~氏がその率直な胸の内を語ってくれました。
「いや、まさか 『芸術新潮』 の第一特集に僕が携わる日が来るなんて。
それも、メイン級の扱いで!
自分で言うのもなんですが、『芸術新潮』 においては、
僕はバイプレーヤー的な立ち位置であると自覚していました。
・・・・・いや、そんなカッコいいもんじゃないですね。
編集部の代わりに身体を張る。
そんな何でも屋のポジションなので、
主役を張ることは決して無いと思っていました。
なので、今回のオファーが来た時には、率直にビックリしました!
というか、心配になりました。
もしかしたら、お酒でも飲みながら、企画会議したのだろうかと (笑)
取材に関しては、8月に行いました。
今回、取材を引き受けてくださった5人のうち、面識があったのは2人。
残りのお三方は、初めまして。
しかも、そのうちの2人の取材は、
まだ緊急事態宣言下であったため、リモートで行うことに。
上手く話が引き出せるのか、正直なところ不安でした。
が、しかし!
蓋を開けてみれば、むしろ話が盛り上がりすぎて、
どこをカットすればいいやら悩むくらいに撮れ高がありました。
これはおそらく、アフターコロナで始めたclubhouseやPodcastのおかげ。
本人でも気づかないうちに、トークを引き出す能力がアップしていたようです。
ちなみに。
おそらく 『芸術新潮』 の何かしらの基準を満たしていないのでしょう。
なぜか、僕はこれまで 『芸術新潮』 には、
写真ではなく、イラストの状態で出演しています (笑)
それも、「ちくちく美術部」 の相棒だった伊野孝行さんのイラストで。
ところが、今回は 『an・an』 や 『hanako』 でお馴染みの、
イラストレーター・別府麻衣さんが担当してくださいました。
なお、各パートのラストには、4コマ漫画も。
別府さんはこれまで数々の著名人、スターを描いてきた人気イラストレーター。
こんな誰だかよくわからないヤツのイラストをたくさん、
しかも、4コマ漫画×5も仕上げないといけないだなんて。。。
本当の本当に、大変な労力だったと思います。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます!
・・・・・と、まぁ、いろいろ話してきましたが。
我ながら、読み応えある特集になったと自負しています。
僕のトークの引き出し力による部分も、ほんの少しはありますが、
全体としてはもちろん、ひとえに達人たちの知識量・見識によるもの。
5人の達人のおかげで、非常に内容の濃い特集に仕上がりました。
メトロポリタン美術館展の公式副読本に認定してほしいほどです。
創刊70年以上の歴史を誇る 『芸術新潮』。
その最低売り上げという不名誉すぎる称号が与えられませんように。
そこは、読者の皆さまにかかっております!」
お近くの書店やamazonなどで是非、
『芸術新潮』 をチェックしてみてくださいませ。