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■ダ・ヴィンチは誰に微笑む
監督:アントワーヌ・ビトキーヌ
撮影:グザビエ・リバーマン
2021年製作/100分/フランス
レオナルド・ダ・ビンチの最後の傑作とされる絵画 《サルバトール・ムンディ》 が、
史上最高額の510億円で落札された2017年の出来事をもとに、アート界の闇を暴いたドキュメンタリー。ある美術商が名もなき競売会社のカタログから13万円で落札した1枚の絵。
彼らはロンドンのナショナル・ギャラリーに接触し、
その絵は専門家の鑑定を経てダ・ビンチの作品として展示される。
お墨付きを得たこの絵に、投資目的の大財閥や手数料を騙し取ろうとする仲介人、
大衆を利用して絵の価値を釣り上げるマーケティングマンと利用されるハリウッドスター、
国際政治での暗躍が噂される某国の王子など、それぞれ思惑を抱えた人々が世界中から集まってくる。
その一方で、 「ダ・ビンチの弟子による作品だ」 と断言する権威も出現。
そしてついに510億円の出所が明かされるが、
それはルーブル美術館を巻き込んだ新たな謎の始まりだった。
今なお謎が深まるばかりのこの絵画にまつわる疑問をひも解いていくと共に、
知られざるアート界のからくりや闇の金銭取引の実態を生々しく描き出す。
(映画.comより)
「ちょうど数日前に、プラド美術館によって、《サルバトール・ムンディ》 は、
レオナルド・ダ・ヴィンチの真作ではなく、工房作とのジャッジがくだされていましたが。
そういえば、2018年にルーヴル・アブダビで公開されるはずでしたよね?
今あの作品はどうなっているのでしょう??
もろもろ気になったので、
このドキュメンタリー映画を観てみることにしました。
美術を題材にしたドキュメンタリーって、
まぁまぁな感じのものが大半なのですが。
この映画は、素直に面白かったです。
ドキュメンタリー映画というよりも、
ミステリーやサスペンス映画を観ているかのようでした。
また、マフィア感 (?) のある人物が登場したり、
ちょくちょく挟まれるインサートの映像に迫力があったり、
007シリーズを観ているかのような印象も時に受けました。
2005年に、ある美術商が約13万円で手に入れた絵画が、
2017年には、サザビーズにて約510億円にて落札されるまでに。
その10数年間に一体何があったのか。
丁寧に、かつスリリングに紹介されていました。
なるほど。こうやって、美術品の価格というのはあがっていくのですね。
仕組みはよくわかったので、今度実践してみようと思います (←?)。
《サルバトール・ムンディ》 に関するエピソードが、
続々登場するので、上映時間があっという間に感じられました。
で、おそらく、今後も 《サルバトール・ムンディ》 に関するエピソードは事欠かない気が。
そのうち、この映画の続編が作られるかもしれませんね。
個人的に何よりも印象的だったのは、映画が進むにつれ、
《サルバトール・ムンディ》 のキリストの顔がどんどんうさん臭く感じられていったこと。
観始める前は、神聖な印象に感じられていたのに。
観終わった後は、安斎肇に見えてきました。空耳アワーの。
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~映画に登場する名画~
《サルバトール・ムンディ》
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