ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか？？
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く！！
「ベルニーニはローマのために生まれ、
ローマはベルニーニのためにつくられた。」
と、人々から大絶賛されたバロック美術の巨匠ベルニーニ。
その彼と同じ名を持つ珈琲の名店が板橋にあるらしい。
そんな噂を聞きつけ、志村三丁目駅ほど近くにあるお店に足を運びました。
その名は、カフェ・ベルニーニ。
ローマで活躍したベルニーニの名を冠するだけあって、
メニューの一番上には、「イタリアン・ブレンド」 とあります。
さらには、店名を冠した 「ベルニーニ・ブレンド」 も。
こちらのお店では、珈琲豆も販売しているようで。
お店の顔となるベルニーニ・ブレンドのラベルには、
おそらくベルニーニの彫刻作品をイメージしたと思われるイラストがデザインされていました。
カウンター6席、机4席の小さな店内は、
珈琲の上質なアロマで満たされています。
どうやらこちらの焙煎機で毎日丁寧に焙煎を行っているようです。
ちなみに。
小さな店内ではありますが、ちゃんとベルニーニの作品も展示されていました。
その下に添えられた説明によると、
お店のマークは、《INRIの銘を持つ天使像》 をモチーフにしているとのこと。
先ほどのイラストは、《INRIの銘を持つ天使像》 だったのですね。
では、ベルニーニ・ブレンドを注文することにしよう！
そう決めて、座れる椅子を確保しようとしたところ、
コロナの影響もあり、店内での飲食営業は平日のみにしているとのこと。
ちゃんと調べずに、土曜日に来てしまいました。。。
ただ、せっかくお店に来たので、
新商品としてプッシュされていたカフェオレベースと、
レジ横にあった同じく新商品の珈琲羊羹を買って帰ることにしました。
（我が家にコーヒーを淹れる器具がないので、ベルニーニ・ブレンドは断念・・・。）
帰宅後、早速、カフェオレを作ってみることに。
お店の方のオススメは、カフェオレベース1に対して、牛乳は2だそうです。
その比率をしっかり守って作ったものを、一口。
「美味っ！！」
思わず声を上げる美味しさでした。
珈琲の香りが全然牛乳に負けていないのです。
かといって、牛乳の甘味もしっかり感じられる。
お互いがちゃんと引き立って合っていました。
コーヒーは断然ブラック派なのですが、
このカフェオレを知ってしまった今、カフェオレ派に宗旨替えしそうな予感です。
カフェオレを堪能した後は、お店の方のイチオシの味わい方も実践。
それは、バニラアイスにカフェオレベースをかけて、アフォガードにするというもの。
食べる前にもうわかりました。
これ絶対に美味しいヤツです。
念のため、それを確かめてみます。
「ほわわゎゎ・・・・・」
美味しすぎて、声にならない声が出ました。
まさに、法悦。
カフェオレベース、もう1本買っておけばよかった。
家の近くにあれば、是非とも通いたいお店です。
「ベルニーニは板橋のために生まれ、
板橋はベルニーニのためにつくられた。」
といっても過言ではありません。
＜お店情報＞
カフェ・ベルニーニ
住所：東京都板橋区志村3-7-1
定休日：火・水曜
営業時間：13：00～19：00
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