ペコちゃんと横濱
世界141カ国、約1万4千点の人形と、人形に関する資料を所蔵するミュージアム。それが、横浜人形の家です。 名前に 「家」 とは付いているものの、建物としてはかなり大きな横浜人形の家で、現在開催されているのは、“ペコちゃんと横濱” という展覧会。...
View Article石橋財団コレクション選
先日・・・といっても、もう2ヶ月以上経ちますが、アーティゾン美術館の公式YouTubeで1年にわたって配信された・・・・・ 『アーティゾン 子どものひろば』 が無事に最終回を終えました。どの回もそれなりに面白いものになっていますが、特に最後の6回分は、内容がより濃くなっていますので、是非、お時間のある時にでも、ご視聴頂けると幸いです。 さて、そんな 『アーティゾン 子どものひろば』...
View Article第45回 板橋区志村でベルニーニ
ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??気になるようで気にならない。でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!! 「ベルニーニはローマのために生まれ、 ローマはベルニーニのためにつくられた。」...
View ArticleM式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話
現代アーティストとアーティゾン美術館の学芸員がコラボし、年1回の予定で、新たな視点による展覧会を構成していく 「ジャムセッション」。昨年の “鴻池朋子 ちゅうがえり” に続く、第2弾として現在開催されているのは・・・・・ “M式「海の幸」-森村泰昌 ワタシガタリの神話” という展覧会。名画や有名人になりきるセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌とのコラボ展です。...
View ArticleThe SAMURAI ―サムライと美の世界―
現在、箱根の岡田美術館で開催されているのは、“The SAMURAI ―サムライと美の世界―” という展覧会。岡田美術館の日本美術コレクションの中から、「SAMURAI=侍」 をキーワードに、約30件を紹介する展覧会です。 サムライに関する日本美術と言っても、そのパターンはさまざま。《競馬図屏風》 のように古代のサムライの風習を描いた屏風絵もあれば、 《競馬図屏風》 桃山~江戸時代初期...
View Article今がすべてだ!ー続・柿沼康二の挑戦状ー
現在、岡本太郎記念館で開催されているのは、“今がすべてだ!―続・柿沼康二の挑戦状―” という展覧会です。 大河ドラマ 『風林火山』 や北野映画 『アキレスと亀』 の題字を揮毫し、世界各地で大筆を使用した書道パフォーマンスを披露してきた書家・柿沼康二さん。そんな柿沼さんと岡本太郎記念館が初タッグを組んだのが、2010年開催の企画展 “化け文字 ~書家・柿沼康二の挑戦状~”...
View Article続・『そろそろ美術の話を…』の奇跡
アートテラー・とに~がアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組 『そろそろ美術の話を…』。 アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...アートテラー・とに~がアートに関わる方をゲストにお迎えしてトークする不定期配信のPodcast番組です。sorosoro-art.vercel.app...
View Article深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
上野の森美術館で開催中の展覧会、“深堀隆介展 「金魚鉢、地球鉢。」” に行ってきました。 金魚をテーマに制作を続けて約20年。“金魚絵師” こと深堀隆介さんの東京の美術館では初となる大規模展覧会です。 出展作は、新作を含む約300点!そのすべてが金魚をモチーフにした作品です。キャンバスに1匹の金魚をでかでかと描いた作品や、...
View Article柚木沙弥郎 life・LIFE
PLAY! MUSEUMで開催中の展覧会、“柚木沙弥郎 life・LIFE” に行ってきました。 99歳を迎えた現在もなお現役で活動を続ける、染織家でアーティストの柚木沙弥郎 (ゆのき さみろう) さんの展覧会です。 絵とことばをテーマに掲げるPLAY!...
View Articleアートで一言 ~メトロポリタン美術館編2~
現在、大阪市立美術館にて、“メトロポリタン美術館展” が絶賛開催中。メトロポリタン美術館の西洋絵画コレクションから至極の名品65点が来日しています。 メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年2021年11月13日(土)~ 2022年1月16日(日)大阪市立美術館、2022年2月9日(水)〜 5月30日(月)国立新美術館met.exhn.jp...
View Article第9回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の〈今〉
年齢制限無し。サイズ制限無し。2年に1度開催される現代陶芸の祭典。それが、菊池ビエンナーレ。 9回目となる今回、下は20代から上は80代まで、日本各地だけでなく、アジア地域からの出品も含む279点の応募があったそうです。そこから厳選な審査の末、入選作品に選ばれた54点が、現在、菊池寛実記念 智美術館の展示室に一堂に会しています。 279点の頂点。今回の大賞に輝いたのは、猪倉髙志さんの...
View ArticleTERRADA ART AWARD 2021 ファイナリスト展
寺田倉庫株式会社が主催する現代アートのアウォード、それが、TERRADA ART AWARD。いつの時代にも存在する “一握りの天才” を見出すためのアウォードです。 条件は、「作家としての展示発表歴が1年以上10年未満」...
View Articleマリー・ロージー展
現在、代官山ヒルサイドフォーラムでは、“マリー・ロージー展” という展覧会が開催されています。こちらは、フランス生まれのアーティスト、マリー・ロージー (1961~) の日本初となる展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 出展作品は、約70点。これらはすべて日本初公開です。...
View Article復活するという奇跡。
美術の世界には、奇跡を起こしたヒーローが数多く存在する。もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・? インタビュアー (以下:イ) 「放送席、放送席。 こちらには、キリストさんの弟子の一人、 聖トマスさんにお越しいただいております。」トマス (以下:ト) 「・・・・・あのぉ?あなた、本当にインタビュアーですか??」...
View Article秀英体111 秀英体ってどんな形?
今年2月に市ヶ谷にオープンした、印刷の美しさや奥深さ、楽しさを体感できるミュージアム。それが、市谷の杜 本と活字館。DNPが運営するミュージアムで、完全予約制、入場無料で楽しめます。 そんな本と活字館で現在開催されているのが、“秀英体111 秀英体ってどんな形?” という展覧会です。 来年2022年は、DNPが前身である秀英舎の時代から、今なお開発を続けているフォント 「秀英体」...
View Articleザ・フィンランドデザイン展
2018年より4年連続で、世界幸福度ランキング第1位に輝くフィンランド。サンタクロースやキシリトール、サウナをはじめ、フィンランドと聞いて、頭に浮かぶものは多々ありますが。やはり忘れてはいけないのが、フィンランドのデザイン。そのシンプルなデザインセンスが日本の美意識に通ずるのでしょうか。フィンランドのデザインは、多くの日本人の心を捉えています。...
View Articleハリー・ポッターと魔法の歴史
現在、東京ステーションギャラリーでは、“ハリー・ポッターと魔法の歴史” が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 世界的に人気の高いファンタジー小説、『ハリー・ポッター』 シリーズをモチーフにした展覧会ということで。もちろん展覧会場には、世界各国の 『ハリー・ポッター』 シリーズの書籍や、 映画シリーズで使われた衣装といったアイテムが展示されています。...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《JR札幌駅(北海道札幌市)》
とある催事でのアートツアーのオファーがあり、人生で初めて、北海道の地へとやってきました。なんと、その日は、札幌における24時間降雪量が観測史上最多を記録した日。北海道デビューの熱い洗礼、いや、寒い洗礼を浴びせられました。 と、それはさておき。北海道を訪れる際に、「まず観に行かなくては!」 と思っていたのが、JR札幌駅。 というのも、駅の構内には、さまざまなアート作品が点在しているのです。...
View Article【近美コレクション】コレクション・ストーリーズ
北海道立近代美術館に行ってきました。 昨日お伝えしたように、僕が北海道を訪れたその日は、札幌における24時間降雪量が観測史上最多を記録した日。美術館の周囲はすっかり雪に覆われていました。・・・・・・・・もちろんアート作品も。 誰の何のアート作品か存じ上げませんが。すっぽりと包まれているせいで、クリストの作品っぽくなっていました。ぜんぶ雪のせいだ。...
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