Quantcast
Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

モエレ沼公園行ってみたらホントはこんなトコだった⁉

$
0
0

世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが、

グランドデザインした札幌の広大なアートパーク。

それが、モエレ沼公園です。

 

 [参考画像]

 

 

イサム・ノグチが掲げたのは、

「公園全体をひとつの彫刻作品とする」 という前代未聞のコンセプト。

そんな世界的に類を見ない公園だけに、

完成するまでには、実に23年という長い月日がかかったそうです。

 

園内には、オクテトラやプレイスカルプチャーなど、

イサム・ノグチがデザインした遊具が多数点在しています。

また、海のない札幌の子どもたちのために、と、

ノグチが提案した 「モエレビーチ」 や 「海の噴水」 をはじめ、

他の公園にはないオンリーワンな施設も多々あるそう。

 

 

そんなモエレ沼公園に1度は行ってみたい!

 

 

そう思い続けること10年以上。

先日ようやく北海道の地に降り立つことができたので、

このチャンスを逃してなるものかと、モエレ沼公園に行ってきました。

 

 

 

が!!!

 

 

 

数日前に降った大雪のせいで、

モエレ沼公園一帯が白銀の世界に。。。

 

道も見当たらなければ、

 

 

 

遊具も見当たりません。

 

 

 

モエレビーチも海の噴水も、見当たりません。

というか、そもそも人が見当たりません!

 

 

 

園内のあちこちに、ソーシャルディスタンスの案内がありましたが。
 

 

 

2mどころか20m、200m先にも誰もいませんでした。

道民すら訪れないこんな日に、何でまた僕は訪れてしまったのか。

後悔だけが募ります。

 

しかも、「これだから本土の人間は!」 と、

地元の人には、心底呆れられるでしょうが。

普通のスニーカーで公園に来てしまいました。

普通に歩くと、膝まで足が埋もれてしまいます。

なので、少しでもダメージを減らすために、

誰か先人が歩いたであろうところの上を歩いて進むことに。

 

 

 

こうして、道というものが生まれていったのでしょうね。

はからずも、人の営みの一端を知ることとなりました。

 

また、ずっと雪の上にいると、足が冷え切ってしまいます。

そこで見つけたのが、こちらのマンホールの蓋。

 

 

 

これをセーブポイントとして活用することで、

少しずつですが、着実に前に進むことができます。

そうしてなんとかモエレ沼公園の代表的な施設、

「プレイマウンテン」 と 「テトラマウンド」 への接近に成功しました。

 

 

 

モエレ沼公園内を巡るのが、

こんなにも苦労するものだとは・・・。

今年もいろいろありましたが、

今年一番過酷な取材は、まず間違いなくこれです。

 

 

結論:

冬のモエレ沼公園はアートどころではなかった。

 

 

 

余談ですが。

いくつかの足跡に混じって、

ひときわ大きな足跡がありました。

 

 

 

約189ヘクタールもある広大な公園。

ビッグフットがいてもおかしくありません (←?)。





1位を目指して、ランキングに挑戦中。
下のボタンをポチッと押して頂けると嬉しいです!

Blogランキングへ にほんブログ村 美術ブログへ


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5005

Trending Articles