いよいよ明日1月9日より、
大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 がスタートしますね。
6年ぶり3度目となる三谷幸喜脚本の大河ドラマ。
全2作の 『新選組!』 も 『真田丸』 も、
がっつり1年間ハマっていたので、今回も楽しみでなりません!
あまりにも楽しみすぎて、予習を兼ねて、
本日、ドラマの舞台となる鎌倉に足を運んでしまいました。
駅に着くなり目指したのは、
いざ鎌倉歴史文化交流館。
2017年5月にオープンしたミュージアムです。
鎌倉駅から少し離れた高台に位置し、
本館と別館の2棟からなるこのミュージアムの建物。
実はなんと、もともとは・・・・・
個人住宅だったのだとか!
設計したのは、香港上海銀行・香港本店ビルやアップル新本社社屋など、
世界中でビッグプロジェクトを手掛けるイギリスを代表する建築家ノーマン・フォスターです。
ミュージアムとしてオープンするにあたり、
内部はもちろんリノベーションしたそうですが、
基本的な部分はほとんど個人住宅の時のままとのこと。
・・・・・・・・・・・・・。
家の中に何でこんなマンションの共用スペースみたいなのがあるのでしょう??
あと、中庭 (?) のようなスペースに、
不釣り合いな和風建築があるのですが。
これはミュージアムになってから作られたものではなく。
個人住宅時代からあったものだそうで、
ノーマン・フォスターが設計し、現在の宮大工によって作られたのだとか。
貧乏人には理解できない世界が、そこにはありました。はい。
と、建物の話題はこれくらいにしまして。
鎌倉歴史文化交流館では今年1年かけて、
北条氏に関わる企画展を全4回にわたって開催するそうです。
もちろん 『鎌倉殿の13人』 に乗っかる形で。
その第1弾となる “北条氏展vol.1 伊豆から鎌倉へ” では、
北条氏の本拠地である伊豆の遺跡や鎌倉市内で発掘された出土品が紹介されていました。
歴史資料としては、貴重なものなのでしょうが、
展示品として鑑賞するだけでは、地味なものが多い印象を受けました。
解説のテイストも教科書的なので、
よほど歴史に興味が無いと、なかなかしんどいかもしれません。
ちなみに。
個人的に興味深かったのが、かわらけ。
その昔、かわらけ投げで、投げた経験はありますが、
そういえば、もともとの用途を考えたことはありませんでした。
かわらけはごく簡素に作られた盃で、
一度使ったら、そのまま廃棄されていたとのこと。
つまり今でいう紙コップのようなものです。
とはいえ、紙コップと違って、燃やせるわけではありません。
それゆえ、ゴミはどんどん溜まっていく一方で・・・。
全然SDGsじゃないですね。
なお、北条氏邸跡から見つかったかわらけには、
手づくねタイプとロクロ引きタイプの2種があるそうです
なんでも、ロクロ引きのかわらけは主に京都で作られていたそう。
それゆえ、このかわらけから、
北条氏が京都との間にパイプがあったことが推測されるのだそうです。
今も昔も、ゴミは個人情報の宝庫だったのですね。
さてさて、余談ですが。
鎌倉歴史文化交流館のあとは、源頼朝ゆかりの鶴岡八幡宮へ。
その境内にある鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムの姿を一目見ておきたかったのです。
2018年に惜しまれつつ閉館した坂倉準三設計の名建築・神奈川県立近代美術館 鎌倉。
その建物をリノベーションし、新たに生まれ変わった鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムがこちらです。
・・・・・・・・あれ?何かダサくなってない??
復活してくれた喜びよりも、
コレジャナイ感が勝りました。
現在は長期休館中ですが、
再開しても、行かなくてもよいかなぁ。。。
ちなみに。
余談も余談で、アートとは全く関係ない話題ですが、
鶴岡八幡宮へと向かう道すがらで目にした眼鏡屋の看板が気になりました。
たぶんこの眼鏡屋は、立体に見える眼鏡の専門店。