PLAY! MUSEUMで開催中の “コジコジ万博” に行ってきました。
入場料は・・・な、な、なんと100万円!
と思ったら、一般1500円でした。
危うくナゾ怪人のスージーに騙されるところでした。
“コジコジ万博” の 「コジコジ」 とは、もちろんあのコジコジだよ。
漫画家さくらももこさんが生み出したキャラクターで、
生まれた時からずーっと、将来もコジコジはコジコジだよ、のコジコジです。
展覧会の冒頭に飾ってあったのは、さくらさんの直筆原稿用紙。
何気なく落書きしていた際に、コジコジが誕生したこと。
このキャラクターと長い付き合いになると直感したことなどが書かれています。
そして、こちらがその時に描かれた貴重なコジコジ。
本当に、コジコジは生まれた時からずーっと、コジコジだったのですね。
さてさて。
こんな感じで、漫画 『コジコジ』 に関する資料の数々が、
壁に並べられて紹介されるオーソドックスな展覧会かと思いきや。
この入り口を抜けた先には・・・・・
コジコジワールドを体験できる楽しいコーナー、
つまり、パビリオンが次から次に待ち受けていました。
それらの中には、電気グルーヴによるエンディング曲、
『ポケット カウボーイ』 の音楽と映像に合わせて踊れるディスコも。
さらには、『どーもくん』 で知られるアニメ制作スタジオ、
ドワーフによる新作コマ撮りアニメを上映するパビリオンもありました。
このアニメーションは、今展のために制作されたオリジナル。
動くコジコジの人形が観れるのは、PLAY! MUSEUMだけです。
もちろん!
造作物だけでなく、『コジコジ』 の原画も充実しています。
その数ざっと130点。
これだけの 『コジコジ』 の原画が、
まとまった形で公開される機会は、二度とないかも。
巡回もしないので、『コジコジ』 好きならば、この機会を逃しませんように。
さて、今展を通じて何よりも、実感したのが、
さくらももこさんのお笑いのポテンシャルの高さ。
かねてより、女性の中で一番面白いのは、あらゆる女性芸人を差し置いて、
さくらさんなのではないかと思っていましたが、今回それが確信に変わりました。
ボケのセンスもさることながら、
ツッコミのフレーズにもキレがあります。
ボケとツッコミのやり取りに一切無駄がなく、
計算され尽くした漫才やコントを見ているかのよう。
改めて、これほどの笑いの才能の持ち主が、
53歳という若さで亡くなられたことが悔やまれました。
ちなみに。
展覧会場だけでなく、カフェも、
ミュージアムショップも、コジコジワールドが全開!
いろんなオリジナルグッズがあって、目移りしてしまいましたが。
悩みに悩んだ末、ブーブークッションを買ってしまいました。
ブーブークッションが何の役に立つかって?
コジコジは、こんな名言を残しています。
「役に立つかどうかなんてあとから誰かが言う事だろ。」と。