めくる、ひろがるー武井武雄と常田泰由の本と絵とー
美術館と図書館とが融合したユニークな施設、太田市美術館・図書館では、2017年の開館以来、「本と美術の展覧会」 シリーズを不定期に開催してきました。2022年の今年に開催されているのは、その第4弾。“めくる、ひろがる―武井武雄と常田泰由の本と絵と―” です。 (注:展覧会は一部撮影可。展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) まず1つ目の展示室で紹介されていたのは、「童画」...
View Article雲をつかむ:原美術館/原六郎コレクション
現代アート専門の美術館の走りであった原美術館。多くの美術ファンに惜しまれつつ、2021年1月に閉館してしまいました。しかし、完全に活動にピリオドを打ったわけではなく、その別館に当たる群馬県のハラ ミュージアム アークと活動を集約。2021年4月より、リスタートを切りました。 その名も、原美術館ARC。「AではじまりCでおわる現代アートの美術館はARC」 と覚えましょう (←?)。...
View ArticleSoul ジェーン エヴリン アトウッド展
現在、シャネル・ネクサス・ホールで開催されているのは、“Soul ジェーン エヴリン アトウッド展” という展覧会です。 第1回ユージン・スミス賞やアルフレッド・アイゼンスタットをはじめ、数多くの賞を受賞してきたアメリカ人の写真家、ジェーン・エヴリン・アトウッド。その日本では初となる展覧会です。...
View Article国立西洋美術館リニューアル
2020年の秋より、改修工事のため、長期休館していた国立西洋美術館ですが。昨日4月9日、無事にリニューアルオープンを果たしました。 建物は、外観内観ともに大きく変化はしていませんが、そこかしこに緑が植えられていた前庭が大きくリニューアルされています。 植栽は、最低限に!常設されていたロダンの 《考える人》 と、《カレーの市民》...
View Articleモネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に
今年2023年、ポーラ美術館は、めでたく開館20周年を迎えました。それを記念して、現在開催されているのが、“開館20周年記念展 モネからリヒターへ ― 新収蔵作品を中心に” という展覧会。お祝いの挨拶もかねて、展覧会初日に足を運んできました! 会場の入り口でお出迎えしてくれたのは、美術館の看板娘ともいうべき、ルノワールの 《レースの帽子の少女》。...
View Articleシダネルとマルタン展 ―最後の印象派、二大巨匠―
この春、SOMPO美術館では、“シダネルとマルタン展 ―最後の印象派、二大巨匠―” が開催されています。 (注:展覧会は一部撮影可。展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 「最後の印象派」 と呼ばれる世代を筆頭するフランス人画家であり、近年本国で再評価が高まっているアンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタン。そんな2人のアンリに焦点を当てた展覧会です。...
View Article素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号133
先日は千葉市美術館へ。展覧会をたっぷりと堪能した後に、ミュージアムショップの 「バチカチバ」 に立ち寄りました。 千葉市美術館ミュージアムショップ「BATICA(バチカ)」「バチカ チバ」は千葉市美術館内にある、アート関連の書籍や商品を中心に、千葉ゆかりの作家やメーカーのプロダクトをセレクトしたミュージアムショップです。地域に生活する人たちと、地域の作家やデザイナー・メーカーなどが交...
View Article生誕100年 清水九兵衞/六兵衞
今年2022年は、清水九兵衞/六兵衞の生誕100年という節目の年。それを記念して、現在、千葉市美術館では、“生誕100年 清水九兵衞/六兵衞” が開催されています。 (注:展覧会は一部撮影可。展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 本名は、塚本廣。或る時は、清水洋。或る時は、清水裕詞。また或る時は、五東衞。...
View Article熊谷守一美術館37周年展
その生涯を97歳で終えるまでの最後の約30年間、ほぼ家を出ることなく、絵を描き続けたという逸話から、『画壇の仙人』 とも称される洋画家・熊谷守一。その自宅兼アトリエの跡地に、守一の二女である熊谷榧が、1985年に私設美術館として設立したのが、熊谷守一美術館です。(2007年からは、豊島区立の美術館に)...
View Article燕子花図屏風の茶会
早いもので、今年ももう4月。それも中旬。都内では桜がすっかり散ってしまい、カキツバタの季節が、すぐそこまでやってきています。このシーズンに合わせて、毎年根津美術館で開催されているのが、尾形光琳による国宝 《燕子花図屏風》 をお披露目する展覧会です。光琳の弟である乾山の作品と併せて、兄弟コラボで展示したり、和歌をモチーフにした 《燕子花図屏風》...
View Article続・勝手にキャスティング
誰に頼まれたわけでもないのに、芸術家の半生を映像化する際に、一番しっくりくるキャスティングを提案したこちらの企画。 『勝手にキャスティング』映画 『FOUJITA』 では、藤田嗣治をオダギリジョーさんが、映画 『HOKUSAI』 では、若き日の葛飾北斎を柳楽優弥さんが、棟方志功を主人公にしたドラマ…ameblo.jp 意外と反響が大きかったので、再び、いろいろと考えてみました。...
View Article大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“大英博物館 北斎 ―国内の肉筆画の名品とともに―” という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児
現在、東京ステーションギャラリーで開催されているのは、“牧歌礼讃/楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン+藤田龍児” という展覧会。アンドレ・ボーシャンと藤田龍児。活躍した国も時代も違う2人の画家の展覧会です。 まず紹介されていたのは、藤田龍児...
View Articleイスラエル博物館所蔵 ピカソ―ひらめきの原点―
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“イスラエル博物館所蔵 ピカソ―ひらめきの原点―” という展覧会。意外にも都内では10年以上ぶりとなるピカソの回顧展です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleとに~氏、新たなPodcast番組がスタートする!
こんばんは。ATN (=アートテラーニュース) の時間です。 最新回に、岡田美術館の館長で日本浮世絵学会会長、小林忠さんがゲスト出演を果たした 『そろそろ美術の話を…』 が、美術クラスタ以外からも評判がよく、番組ファンを着実に増やしています。...
View Article篠田桃紅展
2021年、惜しまれつつ、107歳でこの世を去った美術家・篠田桃紅。その没後1年となる回顧展 “篠田桃紅展” が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催されています。 幼少より書に親しみ、20代後半で、銀座鳩居堂で初めて書の個展を開催するも、「根なし草」「才気だけの基礎のない書」と酷評されたという篠田桃紅。 (注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 初期こそは、まだ辛うじて...
View Article東京の猫たち
板橋区立美術館、世田谷美術館、練馬区立美術館・・・etc都内には、全部で11館の区立美術館があります。(正確には、うち1館は準備室)これまでは、それぞれの美術館がソロ活動 (?) をしていましたが、2018年に、11館が連携した 「東京・区立美術館ネットワーク」 が爆誕!そして、今年2022年、目黒区美術館にて、「東京・区立美術館ネットワーク」...
View Articleコジコジ万博
PLAY! MUSEUMで開催中の “コジコジ万博” に行ってきました。 入場料は・・・な、な、なんと100万円!と思ったら、一般1500円でした。危うくナゾ怪人のスージーに騙されるところでした。 “コジコジ万博” の 「コジコジ」 とは、もちろんあのコジコジだよ。漫画家さくらももこさんが生み出したキャラクターで、生まれた時からずーっと、将来もコジコジはコジコジだよ、のコジコジです。...
View Article続・無料で観れる 美術百選 《青葉通地下道(宮城県仙台市)》
先日、こちらの仕事の関係で仙台に行ってきました。 若冲の魅力、大画面で紹介 仙台・クロスBプラスで美術講座 | 河北新報オンラインニュース 「奇想」と呼ばれる日本画家について動画や分かりやすい解説で学ぶ「プレミアム美術講座」(河北新報社、日本経済新聞社主催)が3日、仙台市青葉区の複合施設「クロスBプラス」であった。3回続きの初回で「奇…kahoku.news...
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