先日、埼玉県立歴史と民俗の博物館を訪れたついでに、
そこから歩いて約10分ほどの距離にあるさいたま市立漫画会館に立ち寄ってみました。
“なぜ、さいたま市に、市立の漫画会館が??”
しかも・・・
“市の中心部からは、だいぶ離れた場所に!”
実は、こちらは、もともとは、漫画家・北沢楽天の晩年の住居があった場所。
その跡地に、彼の功績を伝える目的で、
昭和41年に開館したのが、このさいたま市立漫画会館なのです。
ちなみに、漫画に関する公立の美術館としては、この美術館が日本初なのだとか。
さて、よほど漫画に詳しい方でなければ、
「北沢楽天って誰?公立で美術館を開館するほどの漫画家??」
と、お思いになったことでしょう。
いや、しかし、北沢楽天ほど、
日本漫画界に大きな影響を与えた人物は、いないのではないでしょうか。
というわけで、まずは、簡単に、北沢楽天についてのご紹介を。
北沢楽天 (1876~1955) は、
『日本近代漫画の祖』 や 『近代漫画の父』 と称される漫画家。
日本で最初の職業漫画家でもあり、
多くの後進の漫画家の育成に努めたことでも、漫画界にその名を残しています。
そもそも、 “漫画” という言葉を、
僕らが現在使っている意味で定着させた人物こそが、北沢楽天なのだそうです。
ちなみに、あの手塚治虫も、幼少期に、北沢楽天の漫画に大きな影響を与えられたのだとか。
(もっと北沢楽天について知りたい人は、こちらをクリック)
ともあれ、北沢楽天が、漫画界に大きな影響を与えているので、
館内に設置されている記念スタンプには、
この美術館のために、漫画界の大御所たちが寄せたものが多数ありました。
その中には、手塚治虫や赤塚不二夫に交じって (?) 、鈴木義司の漫画スタンプも。
『お笑いマンガ道場』 を観て育ったので、
個人的には、このスタンプが一番記念になりました (笑)
さてさて、こちらの美術館では、
年に数回のペースで、企画展も開催されているそうなのですが。
現在、開催されているのが、
“石ノ森章太郎の萬画ワールド~がんばれ石ノ森萬画館~” という展覧会。
こちらは、 『サイボーグ009』 や、
『がんばれ!!ロボコン』
他にも、 『仮面ライダー』 に、 『秘密戦隊ゴレンジャー』 に、 『さるとびエッちゃん』 に・・・
「世界一多作な漫画家」 というギネス記録を持つ漫画家・石ノ森章太郎をフィーチャーした美術展です。
展示のメインとなるのは、
『サイボーグ009』 、 『佐武と市捕物控』 など8タイトル56点の複製原画。
中には、石ノ森章太郎が手がけた 『プレイコミック』 の表紙原画もあり、
ギャグ路線から、王道のヒーローもの、そして、大人向けのセクシーなイラストと、
多彩な石ノ森ワールドを堪能することが出来ました。
複製というのが、少々、腑に落ちないところですが (笑)
まぁ、無料の展示ですから、 「生原画を見せろー!」 とは言えません。
とりあえず、展示そのものよりも。
特別展会場に辿り着くまでの案内の方が面白かったです (笑)
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“なぜ、さいたま市に、市立の漫画会館が??”
しかも・・・
“市の中心部からは、だいぶ離れた場所に!”
実は、こちらは、もともとは、漫画家・北沢楽天の晩年の住居があった場所。
その跡地に、彼の功績を伝える目的で、
昭和41年に開館したのが、このさいたま市立漫画会館なのです。
ちなみに、漫画に関する公立の美術館としては、この美術館が日本初なのだとか。
さて、よほど漫画に詳しい方でなければ、
「北沢楽天って誰?公立で美術館を開館するほどの漫画家??」
と、お思いになったことでしょう。
いや、しかし、北沢楽天ほど、
日本漫画界に大きな影響を与えた人物は、いないのではないでしょうか。
というわけで、まずは、簡単に、北沢楽天についてのご紹介を。
北沢楽天 (1876~1955) は、
『日本近代漫画の祖』 や 『近代漫画の父』 と称される漫画家。
日本で最初の職業漫画家でもあり、
多くの後進の漫画家の育成に努めたことでも、漫画界にその名を残しています。
そもそも、 “漫画” という言葉を、
僕らが現在使っている意味で定着させた人物こそが、北沢楽天なのだそうです。
ちなみに、あの手塚治虫も、幼少期に、北沢楽天の漫画に大きな影響を与えられたのだとか。
(もっと北沢楽天について知りたい人は、こちらをクリック)
ともあれ、北沢楽天が、漫画界に大きな影響を与えているので、
館内に設置されている記念スタンプには、
この美術館のために、漫画界の大御所たちが寄せたものが多数ありました。
その中には、手塚治虫や赤塚不二夫に交じって (?) 、鈴木義司の漫画スタンプも。
『お笑いマンガ道場』 を観て育ったので、
個人的には、このスタンプが一番記念になりました (笑)
さてさて、こちらの美術館では、
年に数回のペースで、企画展も開催されているそうなのですが。
現在、開催されているのが、
“石ノ森章太郎の萬画ワールド~がんばれ石ノ森萬画館~” という展覧会。
こちらは、 『サイボーグ009』 や、
『がんばれ!!ロボコン』
他にも、 『仮面ライダー』 に、 『秘密戦隊ゴレンジャー』 に、 『さるとびエッちゃん』 に・・・
「世界一多作な漫画家」 というギネス記録を持つ漫画家・石ノ森章太郎をフィーチャーした美術展です。
展示のメインとなるのは、
『サイボーグ009』 、 『佐武と市捕物控』 など8タイトル56点の複製原画。
中には、石ノ森章太郎が手がけた 『プレイコミック』 の表紙原画もあり、
ギャグ路線から、王道のヒーローもの、そして、大人向けのセクシーなイラストと、
多彩な石ノ森ワールドを堪能することが出来ました。
複製というのが、少々、腑に落ちないところですが (笑)
まぁ、無料の展示ですから、 「生原画を見せろー!」 とは言えません。
とりあえず、展示そのものよりも。
特別展会場に辿り着くまでの案内の方が面白かったです (笑)
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