本日ご紹介するのは、DIC川村記念美術館で絶賛開催中の、
“カラーフィールド 色の海を泳ぐ”の展覧会オリジナルグッズ。
その名も、しきめんきしめん(各600円)です。
カラーフィールド。
直訳すると、色の面。
色面。つまり、しきめん、からの~、きしめん。
ということなのでしょう。
DIC川村記念美術館といえば。
2018年のブリジット・ライリー展では・・・・・
オリジナルグッズとして、カラフルなそうめんを発売していましたっけ。
美術館の中に、やたらと乾麺が好きな人がいらっしゃるのかもしれません。
と、話をしきめんきしめんに戻しまして。
こういうお遊び系(?)のミュージアムグッズは、
ぶっちゃけ、通常1、2種類あるだけで十分なのですが。
そこは色と乾麺にこだわりのあるDIC川村記念美術館。
なんと全部で5種類も制作していました。
一人暮らしゆえ、そんなにきしめんを食べられる気がしないのですが。
せっかくなので、5種のうち3種を購入してみました。
まず、黄色は、かぼちゃ色素とのこと。
自然由来のため、斑点のようなものも練り込まれています。
また、青と緑にはそれぞれ、
リナブルー、スピルリナという色素が使われているそう。
なお、それらの色素はDICのグループ会社、
DICライフテックが開発した商品なのだそうです。
ちなみに。
きしめん自体は、大正6年に創業した、
愛知県の老舗製麺会社金トビ志賀によるもの。
乾麺に対する異常な本気度が伺えます。
ではでは、早速、調理開始。
沸騰したお湯に、3色のきしめんを投入してみましょう。
その数分後。
イイ感じできしめんが茹ってきました。
冷麺でも楽しめるきしめんとのことなので、
茹で終わった後、水で締めて、お皿に盛り付けてみます。
黄色と緑のきしめんは、キレイに発色していますが、
青のきしめんに関しては、かなり色落ちしてしまっていました。
十年以上着古したデニムみたいな色になっています。
まずは、あえて黄色だけを頂きます。
おっ、つるつるした食感で美味い!!
今さらカミングアウトするのもなんですが、
実は、きしめんはあんまり好きじゃない僕。
その自分が食べても、美味しいと感じました。
ただ、特にかぼちゃの味はしなかったです。
続いて、緑のきしめんを。
うん。食感は黄色と同じです。
黄色はかぼちゃの味がしなかったわけですから、
もちろん、緑のスピルリナきしめんも味はしないわけで。
黄色のきしめんと大差はありませんでした。
ということは、当然・・・・・・・、
青改め薄デニム色のきしめんも同じ味、同じ食感でした。
それゆえ。
3色まとめて食べても、
1色食べたのと、まったく変わりません。
味や食感ではなく、見た目を楽しむきしめん。
それが、しきめんきしめんです。
色はいろいろあるのに、味や食感は一つだけ。これな~んだ。
そんななぞなぞがもしも出題されたら、
その答えはきっと、しきめんきしめんです。