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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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続・無料で観れる 美術百選《東京メトロ副都心線渋谷駅(東京都渋谷区)》

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構造の複雑さから、ダンジョンとも称される渋谷駅の地下。

その地下3階部に、ひときわ異彩を放つレリーフ画があります。

 

 

 

続・無料で観れる美術百選025  

絹谷幸二《きらきら渋谷》

 

 

作者は、絹谷幸二さん。

 

 

 

 

1974年当時、史上最年少で“画壇の芥川賞” と呼ばれる安井賞を受賞し、
以来、現在まで第一線で活躍し続ける現代アフレスコ画の第一人者です。

 

・・・・・ん、アフレスコ?フレスコでなくて??

 

と思われた方もいらっしゃることでしょう。

実は、フレスコ画の「fresco」は、イタリア語では英語の「fresh」。

つまり、日本語で「新鮮」という意味になるのだそう。

フレスコ画の「フレスコ」は、正式にはイタリア語で「affresco」となるそうです。

そのため、本場イタリアで学んだ絹谷さんは、

一貫して、フレスコ画をアフレスコと呼んでいるのだとか。

 

 

とはいえ。

この渋谷駅にあるレリーフ画は、

フレスコでもアフレスコでもなく、陶板製。

忠犬ハチ公やら渋谷109やら、

画面の至るところに渋谷らしいモチーフが散りばめられています。

 

 

 

さらに、渋谷のこのエリアにかつて、

童謡『春の小川』のモデルとなった川があったということで。

音楽に関連するモチーフも随所にちりばめられています。

 

 

 

それらの中に一人だけ、

なんかキメちゃってるっぽいのがいますが。

(『The World of GOLDEN EGGS』のキャラのようにも見えます)

 

 

 

さてさて。

この無料で観れる美術品とは直接関係ないのですが。

絹谷幸二さんといえば、彼が舞台美術を手掛けた、

牧阿佐美バレエ団のオリジナル演目『飛鳥 ASUKA』が、

来月9月3日4日に東京文化会館で上演されます。

昨年、惜しまれつつこの世を去った牧阿佐美さんの追悼公演で、

東京の会場で全幕が上演されるのは、実に5年ぶりとなるそうです。

 

飛鳥時代の史跡や資料から着想を得た演目で、

フランスとは違う日本の美の表現を追求したバレエ作品で、

絹谷さんの作品を使用したプロジェクションマッピングも見どころの一つなのだとか。

 

なお、その見どころをさらに掘り下げるべく、

8月17日の20時より、牧阿佐美バレエ団のインスタアカウントにて、

主要キャストの面々が生出演するインスタライブが予定されています。

 

 

 

僕はMCとして参戦しますので、

ご興味ある方は是非、ご視聴くださいませ!

無料で観られるインスタライブです。

 

 

『飛鳥 ASUKA』が大入りとなりますように。

《きらきら渋谷》の中にいた招き猫の画像を貼っておきます。

 

 

 

・・・・・・・・幸、薄そうですけど。

 

 

<無料で観れる美術 データ>
東京メトロ副都心線渋谷駅

住所:東京都渋谷区渋谷2-21-13

 

 

 

 

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