現在、渋谷センター街にあるマイラボ渋谷では、
“株式会社無駄 渋谷支展–無駄なおしごと体験–”が開催されています。
こちらは、無駄なものを作り続ける会社、
「株式会社無駄」の仕事を体験できる展覧会です。
ちなみに、株式会社無駄は、実際に存在しており、
この展覧会は、その渋谷支店というていになっています。
会場に入ると、受付の方から、
まず手渡されるのが、タイムカードです。
こちらをタイムレコーダーに通すことで・・・・・
どれだけ無駄な時間を過ごしたのかを記録することができます(笑)
さて、お次は社長の挨拶です。
社長は、この方↓
無駄なものを作り続ける発明家で、
「世界を変える30歳未満の30人」にも選ばれた藤原麻里菜さんです。
彼女がこれまでに作ってきた無駄なものは、200点を超えるのだとか。
今展では、その中から選りすぐりの6点が紹介されています。
例えば、こんなアイテム。
一見すると、ただの観葉植物ですが。
スイッチを押すと・・・・・
中から、ファンキーなポーズが現れます。
こちらは、「ストレス解消できる観葉植物」とのこと。
オフィスのデスクなどに置いて、
上司にムカついた時に、スイッチを押すことで、
ストレスが解消できるアイテムなのだそうです。
ストレス解消といえば、こんなアイテムも。
その名も、「謝罪メールパンチングマシーン」。
謝罪メールなんて送りたくない!
そんな時に、このパンチマシーンを、
思いっきり殴ることでストレス解消できます。
しかも、パンチングマシーンをパンチすることで、
テンプレの謝罪メールも送れるようにもなっています。
なお、今展には新作の発明品はありませんが、
今展のために、無駄に巨大化させたという発明品はありました。
例えば、こちらの「ビニール袋が風に舞うのをずっとみられるマシーン」。
本来は卓上サイズとのことですが、
今展で展示されているのは、約150㎝の巨大ver.です。
ビニール袋が風に舞うのをずっとみられる。
ただそれだけなのですが、
不思議と見入ってしまいました。
これはちょっと欲しいかも。
そういう意味では、無駄ではないような。
ちなみに。
出展されていた発明品の中で、
個人的にもっとも無駄だと思ったのが、こちら↓
「人工的にイヤホンケーブルを絡ませるマシーン」の巨大ver.です。
このマシーンの中に、絡まってない状態のイヤホンケーブルを入れてみましょう。
で、スイッチをポチッとな。
マシーンがドラム式洗濯機のように回転し始めました。
それから、1分くらい回り続けたでしょうか。
すると・・・・・
イヤホンケーブルが、これでもかというくらいに絡まりました。
なお、絡まったイヤホンケーブルは、
このマシーンを体験した人が責任をもって、ほどかなくてはなりません。
完全にほどくのに1分以上かかりました。
マジで無駄な時間を過ごしましたわ(笑)
「無駄=必要ないもの」と思いがちですが、
むしろ人生には無駄があったほうが面白いのかも。
そんなことを考えさせられる展覧会でした。
無駄なものしかない展覧会ではありましたが、
訪れたこと自体は、決して無駄ではなかったです。
ちなみに。
会場では、オリジナル無駄グッズも販売されていました。
株式会社無駄のマグネットに、
組み立てると、丸まったティッシュペーパーが作れるゴミプラモデル。
一瞬、買おうか悩みましたが、
間違いなく無駄になりそうなので、やめました(笑)
世の中には、必要な無駄と、そうでもない無駄がある。
そんなことも教えてくれる展覧会でした。