突然ですが、皆さまは「ライフスタイルホテル」という言葉を聞いたことがありますか?
ライフスタイルホテルとは、デザイン性の高い空間と、
宿泊以外の付加価値をテーマとしているホテルとのこと。
今、ホテル業界でもっとも注目されているトレンドワードです。
その先駆けともいえるのが、シアトル発のエースホテル。
現在では、ニューヨークやロンドンにも、
新ホテルを開業しているホテル界のニューウェーブです。
そんなエースホテルが2020年に、アジアについに初上陸!
京都の中心地、烏丸御池からほど近い場所に位置し、
もともとは京都中央電話局だった建物をリノベした新風館と、
新たな京都のランドマークとなるべく新築された建物からなる複合施設。
その一角に、満を持してオープンしたのが、エースホテル京都です。
建物のデザインを手掛けたのは、隈研吾さん。
ルーバールーバーしてる外観は、
誰がどう見ても、隈研吾さんのテイストです。
内部もまた然り。
木組の感じは、隈さんが設計した、
スターバックス太宰府天満宮表参道店や、
サニーヒルズ南青山を彷彿とさせるものがあります。
ヒル●ンやハイ●ットといった、
ラグジュアリーホテルと比べて、
一般庶民の僕でも、だいぶ居心地のいい印象。
なお、解放感溢れるロビースペースと、
ポートランドに本社のあるStumptown Coffee Roastersは・・・・・
宿泊客でなくても、どなたでも利用可能となっています。
なるほど、これがライフスタイルホテルというわけですね。
さて、そんなエースホテル京都にある無料で観れる美術作品。
中庭スペースには、名和晃平さんという、
日本美術界で今もっとも活躍するアーティストの作品もありましたが。
いや、それよりも、今回は日本美術界の生きるレジェンドの作品を紹介したいと思います。
というか、ここまで紹介した画像に、
すでに彼の作品が何度か映り込んでいました。
続・無料で観れる美術百選026
柚木沙弥郎《エースホテル京都のアートワーク》
エースホテル京都内のあちらこちらで、
目にするサインの数々のデザインを手掛けているのは、柚木沙弥郎さん。
100歳を迎えた今なお現役で活動を続ける、
日本を代表する染色家でありアーティストです。
実は、ホテルのロゴそのものも、
柚木沙弥郎さんによるデザインとのこと。
こんなにも、いろいろデザインさせるだなんて。
エースホテル京都さん、さすがに人使いが荒くないですか(笑)?
柚木さんのお歳のことをもう少し考えてあげても。
なお、客室すべてにも、柚木さんによる、
オリジナルのアートワークが飾られているそうです。
宿泊代は、ミニマムでも3万円代とのこと。
その価格帯にあったライフスタイルを送っていないため、宿泊は断念しました・・・。
エースホテル京都の客室を無料で観れる方法は無いものでしょうか。
<無料で観れる美術 データ>
エースホテル京都
住所:京都府京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町245-2
アクセス:京都市営地下鉄 「烏丸御池」駅直結