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■画家と泥棒
監督:ベンジャミン・リー
出演:バルボラ・キシルコワ、カール・ベルティル・ノードランド
2020年製作/102分/ノルウェー
2015年、ノルウェーの首都オスロにあるギャラリーで2点の絵画が盗難される事件が起こる。
盗まれた絵画を描いた画家は犯人を突き止めるが、犯人は「覚えてない」の一点張りだった。
やがて画家は、犯人に「あなたをモデルに絵を描かせてほしい」と突然の提案をする。
そのことから、画家と犯人の思いもよらない関係が始まっていく。
(映画.comより)
「いつもお世話になっている友人から、
「この映画は観ました?絶対観て欲しいです!」と、
つい先日、激推しされたドキュメンタリー映画です。
とある女性画家の絵画作品が2点盗難される。
しかし、犯行当時、ドラッグでキまっていたため、
泥棒自身は、盗難した絵画作品の行方を知らないとのこと。
それを知った画家は怒りや悲しみをグッとこらえ、
泥棒に対し、絵のモデルになってくれるよう頼みました。
負い目がある泥棒は、何かしらの嫌がらせ、
復讐を兼ねているものと思いながらも、それを承服します。
そして、彼をモデルにした絵が完成。
出来上がった絵を観た泥棒は、
そのあまりの出来栄えに、思わず感動の涙を流すのです。
絵の力って、素晴らしい!
やっぱりアートって最高!!
で、めでたしめでたし、の映画かと思いきや。
それはまだ映画全体の4分の1ほど。
そこから意外な展開が次々と起こります。
あまりに展開がよく出来ているので、
ドキュメンタリー映画とは思えないほど。
絶対に脚本家いるよね?
映画の最後で「♪テッテレ~」という効果音とともに、
『実はフィクションでした』という看板を持った人が出てくるよね??
途中からずっと、そう疑いながら観ていました。
というのも、展開がただドラマチックなだけなく、
“実はあのシーンの裏側では、こんなことがあって”という演出が何度もありまして。
そのおかげで、まったく飽きることなく、
最後までストーリーに惹きつけられるのですが。
あまりにも、その構成が完璧すぎなので、さすがに出来すぎ感が、、、
しかも、毎度毎度、よくその場面をカメラが抑えているなぁと。
それと、主要キャストである画家と泥棒の2人が、
とにかくカメラ慣れしていたことにも、疑念を感じました。
カメラの前で、よくぞあれだけナチュラルに会話が出来るものだと。
2人はナレーションもこなしているのですが、それも完璧でしたし。
僕の知ってるアーティストの中には、
あそこまでカメラ慣れしている人は一人もいません(笑)
とはいえ、どれだけネット上を調べても、
この映画が実はフィクションだったという記述は無いので、
ドキュメンタリーであることは本当なのでしょう。
事実は小説よりも奇なり、とはまさにこのことです。
なお、ラストシーンは最高に出来すぎていて、
フィクションであろうが、ドキュメンタリーであろうが、
どちらにしても関係なく、思わず鳥肌が立ってしまいました。
いや、これは人に紹介したくなる映画ですわ。
個人的に、一番印象に残っているのは、
画家と泥棒の2人の距離が近づいていくことで、
画家と彼氏の関係性が少しずつ変化していったこと。
彼氏が溜め込んだ感情を吐露したシーンは、
ちょっとだけ、あくまでちょっとだけ『silent』を彷彿とさせました。
画家が川口春奈で、泥棒が目黒蓮で・・・いや、どんな『silent』だよ。
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