本日は、上野の森美術館で絶賛開催中の展覧会、
“兵馬俑と古代中国”のミュージアムショップで見つけた、
ちょっと・・・いや、だいぶクレイジーなグッズをご紹介いたします。
それが、こちらの兵馬俑日焼けし過ぎおせんべい(1200円)です。
1974年に、中国の農夫が井戸を作ろうと、
自宅の庭を掘った所、偶然発見された兵馬俑。
約2200年ぶりに太陽と再会しました。
ということは、きっとたくさん日焼けをしたいのでは?
その日焼け度合いをおせんべいで再現してみては??
・・・・・という、どこをどうやったら、
そんなふうな着地点に辿り着くのか、
謎も謎の発想で作られた公式グッズ。
公式が病気にもほどがあります(笑)
作ったほうもどうかしていますが、
僕もたいがいどうかしているので、
気づいたら、お買い上げしていました。
帰宅後、早速食べてみることに。
まずは、普通のおせんべいから。
巣鴨に本店がある手焼きせんべいの老舗、
雷神堂が1枚1枚手焼きしたおせんべいだけあって、普通に美味しいです。
ただ、個人的にはもう少し塩気があっても良いような気もしました。
続いて、二度づけ。
普通のおせんべいに比べて、
もちろん醤油の味は2倍濃くなっていました。
これはちょっと塩気が強いような。
普通のと、二度づけの間の味があればいいのに。
そして、三度づけ。
二度づけで十分しょっぱかったので、
ある程度の、覚悟はできていましたが。
その想像の斜め上をいく、しょっぱさでした。
正直なところ、これ以上食べないほうがいいと、
僕の身体が、僕の本能が警告を発していましたが。
ここまで来たら、引き返すわけにはいきません。
五度づけにチャレンジしてみました。
日焼けのレベルが、往年のみのもんた。
果たして、人が口にして良いものなのか、悩ましいところです。
えぇいままよ。
辛っ!!
しょっぱいを通り越して、塩辛い。
固形化した醤油を食べている感じでした。
そして、いよいよラスボス。
十度づけとの戦いです。
10日間かけて作られただけあって、
全体から得体の知れないオーラが発せられていました。
テッカテカもテッカテカ。
松崎しげるくらい黒光りしています。
果たして、そのお味は・・・・・・
◎$♪×△¥○&?#$!(←悶絶)
もはや醤油味というか、海水。
口いっぱいに塩味が広がって、
口の中が溺れた気分になりました。
普通の水がこんなにも美味しいものだとは!
水のありがたみを知りました。
どちらかといえば、兵馬俑展は、
若い人よりも、年配の方が足を運びそうな展覧会。
その公式グッズで、塩分控えめどころか、
真逆の塩分マシマシのおせんべいを作るだなんて。
良くも悪くも、発想がイカれてます(笑)
ただ、このコンプライアンスが厳しい時代に、
これほどクレイジーな、前例のないグッズを作るのは、マジで素晴らしい!
どなたが作ったのか存じ上げませんが、
そんなあなたを、ミュージアムグッズ界の始皇帝と呼びたいと思います。