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■あやかし浮世絵導
漫画:ちさかあや
原作:大志充
脚本:坂巻浩史、熊谷純
出版社:KADOKAWA
発売日:2022/11/25
ページ数:210ページ
描かずにいられるか!!
江戸時代後期─―
絵を描くことがたまらなく大好きな少年・中島鉄蔵は、
父・中島伊勢と同じ鏡師の道に進まざるを得ない状況に悩んでいた。
そんなとき強大な妖怪・火車が伊勢邸を急襲!!
瀕死の父と恐ろしき火車の凄絶な戦いを前に、鉄蔵は──!?
町人文化全盛の江戸を舞台に、
葛飾北斎をはじめとする実在した浮世絵師たちが魑魅魍魎を絵で封じて戦う、
狂気絢爛な爆裂時代劇バトル、ここに開戦!!
(KADOKAWA公式オンラインショップHPより)
「浮世絵×バトル漫画。
なんとも面白そうな予感がするので、
早速、発売されたばかりの1巻を購入してみました。
主人公は、川村鉄蔵。
のちの葛飾北斎です。
ある日、育ての父親が、
妖(あやかし)に殺されてしまいます。
悲しみに暮れる鉄蔵の前に現れたのは、
妖怪画を多く描いたことで知られる浮世絵師、鳥山石燕。
そして、鉄蔵にこう告げます。
「鉄蔵お前には浮世絵導師になってもらう」
浮世絵導師とは、表の顔は浮世絵師ながらも、
その実は、妖の絵を描くことで、妖の魂を描き封じる存在。
ゴーストハンター的な職業のようです。
秘めたる力はあるものの、まだまだ半人前の鉄蔵が、
石燕の指導の下で厳しい修行を受けながら、妖たちと戦っていく。
そういった漫画です。
なお、妖はただ恐ろしい存在というわけではなく。
それぞれに哀しみを持ち合わせています。
浮世絵導師は、そんな妖の哀しみを、
妖が理想とする姿で描くことで、救済するのです。
ちなみに。
浮世絵導師には、絵を描くことで、
それを具現化できる能力もあるようで。
波を描けば、波が相手に襲い掛かります。
愛する家族がいきなり妖に殺される。
妖を倒す職業がある。
半人前の主人公が厳しい修行を受ける。
波で攻撃する。
妖にはそれぞれ悲しい過去があり、
最終的には主人公がそれを浄化する。
・・・・・・・・・・・・『鬼滅の刃』ですやん。
やんちゃで無鉄砲という、
主人公のキャラ設定こそ違いますが。
妖は、『鬼滅の刃』でいうところの鬼。
波の描写は、ほとんど水の呼吸でした。
作画は上手く、バトルシーンは迫力あるので、
意識しなければ、違和感なく読み進めることができるのですが。
よくよく冷静に考えたら、
殴ったり蹴ったり爪で引っかいたり、
妖たちが物理攻撃や特殊能力で攻撃してくるのに対し、
浮世絵導師は、ただひたすら絵を描くだけというのは、どういう状況なのでしょう??
と、ツッコミどころは多いのですが。
1巻のラストで、のちの喜多川歌麿が登場。
彼がどんな存在なのか非常に気になるところ。
2023年夏に発売予定の2巻が待ち遠しいです。
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~漫画に登場する名画~
《『富嶽三十六景』のうち 神奈川沖浪裏》
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