父は、彫塑家で「東洋のロダン」と呼ばれた朝倉文夫。
姉は、画家で日本を代表する舞台美術家でもある朝倉摂。
そんな2人を家族に持つ芸術界のサラブレット、朝倉響子。
父・文夫と同じく、人物のブロンズ像を得意とした彫刻家で、
父・文夫と同じくらい、いや、それ以上に日本各地に彼女の作品が設置されています。
数ある朝倉響子の作品の中でも、
特に印象的なのが、2人組の女性像。
大塚にある教育の森公園には、
《フィオーナとアリアン》という作品が、
府中市美術館が敷地内にある、
府中の森公園には、《アンとミッシェル》という作品が、
東京芸術劇場には《マリとシェリー》という作品が、
それぞれ設置されています。
どのペアも親しげな印象で、
ガールズトークに花を咲かせているようです。
が、しかし。
JR佐倉駅の駅前にいるペアだけは、
どうにも不穏な空気が漂っているようで・・・・・。
続・無料で観れる美術百選030
朝倉響子《マリーとキャシー》
マリーとキャシー。
2人に、一体何があったのか?
格闘家の試合前の記者会見くらいに、
2人の間にバチバチとした火花が感じられます。
もしかしたら、こんな感じの会話が行われているのかもしれません。
マリー「ちょっとアンタ。そこ、私の席なんだけど」
キャシー「は?この席にアンタの名前でも書いてあるわけ?」
もしくは、こんな感じの会話をしているのかも。
マリー「アンタなのね。マイケルをたぶらかしてる浮気女ってのは」
キャシー「は?浮気女?それはアナタでしょ。マイケルの本命は私なんだから」
マリー「冗談でしょ?マイケル、いつも言ってるわよ。
シャツインしてるダサい女に、言い寄られてるって」
キャシー「いや、あなたもシャツインしてるじゃない」
実際2人がどんな関係性なのか、
具体的にどんなやり取りが行われているのか、
その答えはわかりませんが、一つだけ確実に言えることがあります。
2人の間に座ると、非常に居心地が悪いです。
1分も座っていられないことでしょう。
最後に。
静止画での2人のやり取りを、
いろいろ想像、モーソウしていたら、
あのCMを思い出してしまったので、それっぽいのを考えてみました。
マリー「元気ないわね、キャシー。もしかして、痔?」
キャシー「ちょっと!こんなところでやめてよ」
キャシー「それならいいのあるわよ。
こうしたら外の痔に塗れて・・・
中の痔にはチューっと注入ね」
キャシー「へー、それ頭イイ!」
♪痔にはボラギノール~
ナレーション「よく効きます」
<無料で観れる美術 データ>
JR佐倉駅
住所:千葉県佐倉市六崎