2019年にオープンした無印良品 銀座。
その6階にあるATELIER MUJI GINZAでは現在、
“『small MUJI』展 -日用品のたのしみ方-”が開催されています。
身近な日用品とジオラマ用の人形を組み合わせ、別のものに見立てる。
ユーモア溢れるミニチュア写真で知られる田中達也さんの展覧会です。
展示されている14点は、すべて新作。
そして、すべて無印良品のアイテムが使われています。
「本質に関わらない無駄なものは省く」
そんな理念を追求して作られているため、
無印良品で売られているプロダクトの数々は、
良くも悪くも、ユーモアも省かれている気がしますが。
田中さんの手にかかれば、ご覧の通り↓
思わずクスっとなるユニークなミニチュアに大変身。
むしろ、無印良品のシンプルなデザインは、
見立てをすることにおいては、最も適しているような。
田中さんの作品世界との相性が抜群でした。
ちなみに、個人的に一番お気に入りなのが、
無印良品のルーズリーフを使ったこちらの作品です。
この発想はなかった!
単なるルーズリーフの穴が、
無性に可愛らしく思えてきました。
なお、こちらの展覧会は、
ATELIER MUJI GINZAの展示スペースを飛び出し、
無印良品 銀座全体を使って展開されています。
実際の売り場に写真作品が展示されていたり。
MUJI HOTEL GINZAのフロントに作品が展示されていたり。
さらに、4階のOpen MUJIのスペースには、
無印良品のアイテムで再現された銀座の街並みも展示されています。
それらの中には、歌舞伎座や銀座・和光を彷彿とさせる建物も。
なお、気づいていた方もいらっしゃるかもしれませんが、
この記事の冒頭に掲載していた無印良品 銀座の外観写真も・・・・・
実は、田中達也さんの作品だったのでした。
ちなみに。
ATELIER MUJI GINZAのもう一つの展示室では、
“愛すべき日本のお菓子展”が同時開催されています。
無印良品でも、さまざまなお菓子が販売されていますが、
この展覧会では、無印良品ではなく、日本を代表する老舗の和菓子、
それも、お団子やおせんべいといった普段使いの和菓子が紹介されていました。
それらの中には、東京三大たい焼きの一つ、わかばのたい焼きや、
都内屈指の人気を誇るうさぎやや亀十のどら焼きも。
さらには、一つ前の社長のドラレコ動画が話題となった元祖 くず餅もあります。
ただの和菓子の写真と、その解説、
と言ってしまえば、それまでなのですが。
実に洗練されたデザインで魅力的なこのキャプションは、な・な・なんと!
持ち帰ることが可能となっています!
気になる和菓子だけを選んで持ち帰るも良し、
せっかくの機会なので、すべて持ち帰るも良しです。
ちなみに。
個人的にもっとも気になったのは、
紀文堂総本店の「うずらカステーラ焼き」。
ネーミングが長い!
&そこまで魅力的ではない!
が、ビジュアルは大変美味しそうです。
名前で損しているタイプのお菓子。