I’Museum Center(市原歴史博物館)
昨年11月20日、市原市に新たなミュージアムがオープンしました。その名も、市原歴史博物館。 市原で出土した資料や、市内で伝えられてきた資料などを展示するミュージアムです。 愛称は、「I’Museum(アイ・ミュージアム)」。「I」には、市原(Ichihara)の頭文字と、市原市民が「私の(I)」ミュージアムに感じられる、そんな2つの意味が込められているそうです。...
View Article第百九十一話 国宝ハンター、腰を上げる!
~前回までのあらすじ~日本全国を巡り、これまでに、1130件の国宝を目にしてきた国宝ハンター・とに~。国宝の文化財が増えてるのに、迷惑って思ってる奴いる?国宝の文化財が増えてるのに、“文化庁”に日和ってる奴いる?いねぇよなぁ!!? 2021年8月以来、すっかり鳴りを潜めていたこの企画。企画開始から、ちょうど10年が経ったところで、僕の脳裏にたびたび、こんな疑問が浮かぶようになっていました。...
View Article部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで
現在、ポーラ美術館で開催されているのは、“部屋のみる夢 ― ボナールからティルマンス、現代の作家まで”という展覧会です。 展覧会のテーマは、「部屋」。19世紀の画家から、現代アーティストまで、部屋の表現に特徴やこだわりを持つ9人(組)を取り上げた展覧会です。そのメンバーの中には、妻のいる自宅の部屋を描き続けたピエール・ボナールや、...
View Article星の王子さまミュージアム
1999年に、サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として、箱根の地にオープンした世界初となる『星の王子さま』をテーマにしたミュージアム。それが、星の王子さまミュージアム。 ポーラ美術館や岡田美術館、箱根ラリック美術館と、今でこそ、箱根は日本屈指のミュージアムエリアとなっていますが、星の王子さまミュージアムは、その礎を築いた美術館の一つといえましょう。...
View Article若冲と一村 ―時を越えてつながる―
2013年に、箱根小涌谷に開館した“美の殿堂”岡田美術館。今年10月にめでたく開館10周年を迎えます。それを記念して、これまでに開催された展覧会の中で、特に人気が高かった4人の画家(伊藤若冲、田中一村、喜多川歌麿、葛飾北斎)を、2人ずつで紹介する特別展が今年1年にかけて開催されます。上半期に開催されるのは“開館10周年記念特別展第一部「若冲と一村 ―時を越えてつながる―”。...
View ArticleFilm:66『ゴヤの名画と優しい泥棒』
■ゴヤの名画と優しい泥棒 監督:ロジャー・ミッシェル出演:ジム・ブロードベント、ヘレン・ミレン、フィオン・ホワイトヘッド2020年製作/95分/イギリス...
View Article没後190年 木米
今年2023年は、木米(もくべい)の没後190年の節目の年。それを記念して、現在、サントリー美術館では、木米の大規模回顧展、“没後190年 木米”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleマツモト建築芸術祭2023(後編)
『マツモト建築芸術祭2023』昨年に続き、今年も真冬の松本市で、“マツモト建築芸術祭”が開催されています。 毎年、似たような感じの芸術祭が、日本各地で、数多く開催されていますが。この芸…ameblo.jp 昨日の記事では、その全貌をお伝え出来なかったので、本日も引き続き、マツモト建築芸術祭の話題をお届けいたします。...
View Articleモーソウは続くよどこまでも
古今東西の名画を1点取り上げ、それを徹底的に“モーソウ (=妄想)”する。読売新聞の連載史上もっともくだらないコラム。それが、『モーソウ美術館』。読売新聞夕刊カルチャー面「Pop...
View Article三井家のおひなさま
三井記念美術館の春の恒例企画、“三井家のおひなさま”。三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を一堂に展示する展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) 美術館が2005年に開館して以来、毎年のように開催されていましたが。2020年に、コロナのせいで、会期半ばで閉幕したのを最後に開催されておらず。今年2023年に、実に3年ぶりに開催される運びとなりました。...
View Articleフローラとファウナ 動植物誌の東西交流
現在、東洋文庫ミュージアムで開催されているのは、“フローラとファウナ 動植物誌の東西交流”という展覧会。フローラとファウナ、つまり植物図譜と動物図譜、東洋文庫が所蔵する動植物図鑑・図譜にスポットを当てた展覧会です。 展覧会の冒頭で紹介されていたのは、『アリストテレス全集』やプリニウスの『博物誌』。...
View Articleヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END
2019年に世田谷美術館で開催されたのを皮切りに、兵庫、広島、静岡、高知、愛知、福岡、長野、岡山と、木下大サーカスばりに、日本全国を巡回していた“ヒグチユウコ展 CIRCUS”。そのフィナーレを飾る“ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END”が、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで4月10日まで開催されています。...
View ArticleエントリーNo.0013 バーストランド(岡本太郎 イサム・ノグチ)
もしも、芸術家たちが漫才をしたら・・・こんな感じのネタを披露するのかもしれません。それでは、皆様、どうぞ芸術漫才をお楽しみください! 岡本太郎[1]「どうも~、バーストランドです。よろしくお願いします~。 ありがとうございます~。頑張っていきましょう」 イサム・ノグチ[2]「いきなりなんですけどね。あるなしクイズってあるでしょ?」 太郎「あー、ありましたね」...
View Article山下麻衣+小林直人−もし太陽に名前がなかったら−
現在、千葉県立美術館で絶賛開催中の展覧会、“山下麻衣+小林直人−もし太陽に名前がなかったら−”に行ってきました。 千葉県出身、千葉県在住のアート・ユニット、「山下麻衣+小林直人」の、国内では過去最大規模となる個展で、初期作から未発表作、最新作までが一堂に会しています。 会場でまず、イントロダクション的に、紹介されていたのが、《積み石》という映像作品。...
View Articleマリー・ローランサンとモード
4月10日より、オーチャードホールを除いて、2027年度中まで長期休館(予定)となるBunkamura。その中にあるBunkamuraザ・ミュージアムも、もちろん、期間中は移転を余儀なくされています。 というわけで、現在の場所での、Bunkamuraザ・ミュージアムの展覧会は、今回をもって一区切り。そのラストを飾る展覧会が、“マリー・ローランサンとモード”です。...
View Article第26回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)
昨年の9月より、約5か月にわたって、工事により長期休館をしていた川崎市岡本太郎美術館。2月1日より、無事に活動を再開し始めたようです。というわけで、久しぶりに訪れたら、サインが新しいものになっていました。 なんとなく、ダンサブル。なんとなく、ジョジョっぽい。そんな案内サインです。...
View Article続・無料で観れる 美術百選《杉並区役所(東京都杉並区)》
杉並区民ではないのですが、杉並区役所に行ってきました。 さすが、杉並区だけあって、外観は杉色(?)で覆われていました。さて、そんな杉並区役所には、杉並区にゆかりのある芸術家の作品が点在しています。 例えば、正門前に設置されているのは、昭和を代表する具象彫刻家、佐藤忠良の作品。...
View Article『small MUJI』展 -日用品のたのしみ方-
2019年にオープンした無印良品 銀座。その6階にあるATELIER MUJI GINZAでは現在、“『small MUJI』展 -日用品のたのしみ方-”が開催されています。 身近な日用品とジオラマ用の人形を組み合わせ、別のものに見立てる。ユーモア溢れるミニチュア写真で知られる田中達也さんの展覧会です。...
View Article広重おじさん図譜
現在、太田記念美術館で開催されているのは、“広重おじさん図譜”。2018年に中山道広重美術館で開催され好評を博した、“ゆる旅おじさん図譜”を太田記念美術館ver.として、新たに構成した展覧会です。...
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