ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
箱根駅伝でお馴染みの(?)戸塚。
その駅から歩いて0分の場所に、
印象派の巨匠の名前がついた喫茶店があります。
その名も、純喫茶モネです。
緑溢れる睡蓮の池をその生涯で数多く描いた、
さらに、《緑衣の女》を描いたモネの名を冠するだけに、
お店の軒先には、尋常ではないほどの緑が溢れていました。
反対側の出入り口もまた然り。
庭というよりは、もはや植物園のよう。
モネというよりも、アンリ・ルソーです(←?)。
なお、緑に溢れているのは、店先だけにあらず。
店内にも異常なほどの緑の鉢植えが置かれていました。
そういえば、モネは生前にこんな言葉を残しています。
「私は自然を追い求めているが、その本質は未だに把握できていない。
こうして画家になれたのも、草花たちのおかげなのかも知れないな。」
そんなモネの気持ちを汲んで、
モネの恩人である草花を店の内外に、
可能な限り、緑を置いているのかもしれませんね。
さて、そんな純喫茶モネの名物は、
スムージーとグリーンサラダ・・・・・ということはなく。
併設された自家焙煎珈琲モネでコーヒー豆を焼き、
いつでも新鮮な珈琲を提供しているのが自慢のお店とのこと。
さらに、「とつかブランド」にも認定されたナポリタンが推しメニューであるようです。
ということで、昔ながらのナポリタン(スープ&飲み物セット)を頼んでみました。
オーダーが通るやいなや、
まず運ばれてきたのが、こちらのスープ。
クルトン多め。
実に、食べ応えのあるスープでした。
そうこうしているうちに、
出来たて熱熱のナポリタンがやってきました。
一般的なナポリタンと違って、
上にグリーンピースがトッピングされています。
さらに、食べ進めていくと・・・・・
中から、細切りのピーマンが顔を出しました。
やはり、純喫茶モネは緑に並々ならぬこだわりをもっているのでしょう。
肝心のお味は、少し甘め。
メニュー名にあるように、“昔ながらの”どこか懐かしい味がしました。
意外とボリュームもあるので、
半分くらい食べると、多少、味に飽きてきました。
そこで、ナポリタン学会が推奨しているという、岩井のごま辣油を試してみることに。
タバスコや粉チーズをかけることはあっても、
ナポリタンに辣油をかけたことは、これまで一度も無し。
正直なところ、そんなに合わないだろう・・・と、
半信半疑で食べてみたのですが、意外にマッチしていました。
これは新発見!
純喫茶モネ、ナポリタン学会様様です。
ナポリタンにタバスコもいいけど、辣油もね。
<お店情報>
純喫茶モネ
住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町10ラピス1ビル2F
定休日:水曜日、年始
営業時間:7:00~20:00(カウンターは10:30~)
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