ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、
街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。
果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??
気になるようで気にならない。
でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。
そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!
自慢でも愚痴でも、なんでもなく。
アートテラーとして活動を始めて以来、
アートにまったく触れない日、アートテラーとしての休みの日は一日もありません。
というか、休みの日を作ろうと思ったことが一度もありません。
他にすることが無いので。
そんな話を、最近仲良くなったアーティストさんにしたところ、
オフの重要性を諭され、アートに触れない一日を過ごそうということになりました。
ということで、アテンドしてもらい、10数年ぶりくらいにディズニーシーへ。
ミッキーやミニーに手を振ったり。
タワー・オブ・テラーに乗ったり。
花火を眺めたり。
と、オフの一日をすっかり満喫しました。
が、しかし!
やはり長年培った習慣は抜けないもので。
20世紀初頭の地中海に面した南ヨーロッパの港町を、
モデルにしたというエリア、メディテレーニアンハーバーで・・・・・
アートテラーとしてスルー出来ないお店を見つけてしまいました。
それは、リストランテ・ディ・カナレット。
本格イタリアンが味わえるディズニーシー屈指の人気店のようです。
カナレットと聞いて、パッと思い付くのが、イタリアの画家。
ヴェネツィアの景観画を多く残した画家です。
ただ、日本では一般的にほとんど知られていないので、
わざわざそんな画家の名前を店名に冠するものでしょうか。
画家のカナレットと、お店の名前はおそらく無関係でしょう・・・と思ったら。
お店に入ったら、いきなり、
カナレット自身の肖像画が飾ってありました!
さらに!
店内にはもっと大きなカナレットの肖像画も。
そして、店内のいたるところに、
カナレットの都市景観画が飾ってありました。
これまでこの企画で紹介したどのお店よりも、
美術界の巨匠と、ちゃんと関係のあるお店でした。
まさかそういったお店に、ディズニーシーで出会えるとは!
さてさて、カナレットの肖像画や、
カナレットが描いた絵が飾ってあったことにも感動しましたが。
もちろん、お料理にも感動しました。
「イカ墨のタリオリーニ、イカとムール貝とルッコラのトマトソース」も、
シェフおすすめの「ピッツァ・ビアンカネーヴェ」もどちらも美味しかったです。
ちなみに。
リストランテ・ディ・カナレットのせいで、
アートテラーモードがオンになってしまったようで。
ディズニーシーの園内のアート要素に、
過敏に反応するようになってしまいました(笑)。
とりわけ印象に残っているのは、ゴッホをモチーフとしたショーウィンドウ。
その中に、ミッキー帽を被ったゴッホがいました。
どの世界線のゴッホだよ。
<お店情報>
リストランテ・ディ・カナレット
住所:千葉県浦安市舞浜1-4
定休日:東京ディズニーシー営業日に準ずる
営業時間:営業時間は日によって異なる為、事前にご確認の上ご利用下さい。
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