浜口陽三の世界 柔らかな光と闇
現在、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで開催されているのは、“浜口陽三の世界 柔らかな光と闇~浜口陽三とフランス文学者、柏倉康夫氏との対談より~”です。 (注展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article続・無料で観れる 美術百選《琴ヶ浜海岸(神奈川県真鶴町)》
神奈川県西部にある小さな半島、真鶴半島。その先端にある真鶴岬から見える三ツ石は、パワースポットとして、人気を博しているようです。 この真鶴は、知る人ぞ知る「石の街」。江戸城本丸の石垣にも使われたブランド石、「小松石」という希少な石の産地として知られているようです。...
View Article江戸絵画お絵かき教室
もはや、「ヤマザキ春のパンまつり」に匹敵するくらいに、美術界には浸透している府中市美術館の「春の江戸絵画まつり」。20回目を迎える今年の展覧会は“江戸絵画お絵かき教室”と題し、美術史的な視点ではなく、「描く」という視点から江戸絵画を紹介するものです。 “あ、じゃあ、自分は絵を描かないんで、パスしようかな”...
View Article「買上展」藝大コレクション展2023
なんとなーく、東京藝術大学大学美術館では、毎年この時期に、藝大コレクション展が開催されていますが。今年2023年は趣向とタイトルを少し変えて、“「買上展」藝大コレクション展2023”という形で開催されています。...
View Article続・無料で観れる 美術百選《ケープ真鶴(神奈川県真鶴町)》
前回に引き続き、今回も「石の街」真鶴にて、無料で観れる美術作品の数々を紹介いたします。“真鶴町・石の彫刻祭2021”で制作され、現在は真鶴の地に恒久展示されている作品の、その半分に当たる5作品が集まっているのがケープ真鶴。真鶴岬のほど近くにあるスポットです。 真鶴岬だから、ケープ真鶴。そんな安易なネーミングとは裏腹に。ケープ真鶴には、北川太郎さんが半年かけて制作したという《ビッグママ》や、...
View Articleプレイプレイアート展
現在、ワタリウム美術館では、コレクション品を中心に紹介する不定期企画、“アイラブアート”の第17弾が開催されています。 今回のテーマは、「アートの遊び場」。“プレイプレイアート展”と題して、20名の作家の作品を紹介しています。それらの作家の中には、アンディ・ウォーホルや、 ニキ・ド・サンファル、...
View Articleタグコレ 現代アートはわからんね
現在、角川武蔵野ミュージアムでは、開館以来初となる本格的な現代アート展、“タグコレ 現代アートはわからんね”が開催されています。 タグチアートコレクション。略して、タグコレ。実業家の田口弘さんと、娘の美和さん、その親子2代によって蒐集されている現代アートコレクションです。...
View Article生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ
今年2023年は、「世界のムナカタ」こと、版画家・棟方志功の生誕120年の節目の年。それを記念して現在、富山県美術館で開催されているのが、“生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ”という展覧会です。 出展数は作品だけで実に100点以上! それらの中にはもちろん、《二菩薩釈迦十大弟子》や、切手のデザインにも採用された《弁財天妃の柵》も含まれています。...
View ArticleアートなTシャツコレクション~2023春~
【ルール】名画をモチーフにしたTシャツを100枚集めたらゴール ・ただし、1アーティストにつき、1枚とする ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する ・ユニクロ(UT)も除外する ・グラニフも除外する...
View Articleポケモン×工芸展―美とわざの大発見―
金沢の国立工芸館に行ってきました。 現在こちらで開催されているのは、“ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―”という展覧会。日本が世界に誇るコンテンツ「ポケモン」と、日本が世界に誇るアート「工芸」を掛け合わせた前代未聞の展覧会です。 参加作家は、20名。それぞれがポケモンをモチーフに、完全オリジナルの新作を作成しています。陶でリアルな生物を作る今井完眞さんや、...
View Articleそれは知っている:形が精神になるとき
久しぶりに、金沢21世紀美術館(通称:21美)に行ってきました。21美を訪れる時は、いつも晴れていたのですが、今回は初めての雨。普段は多くの人で賑わうジェームズ・タレルの《ブルー・プラネット・スカイ》には・・・・・ 人っ子一人いませんでした。だって、天井からザーザー雨が降り注いでるんだもの。床はレアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》より、スイミング・プールでした。...
View Articleセイコーミュージアム銀座
かつて墨田区にあったセイコーミュージアムが、2020年に、創業の地である銀座に移転していたようです。名前もセイコーミュージアムから、セイコーミュージアム銀座に。銀座は仕事柄よく訪れているのに、その事実をまったく知りませんでした(汗)というわけで、早速、予約を取って訪れてきました。 入場料は、無料。ミュージアムは、地下1階から5階まで、異なるコンセプトを持つ6フロアで構成されていました。...
View Article第50回 千葉県浦安市でカナレット
ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??気になるようで気にならない。でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!...
View ArticleTOPコレクション セレンディピティ
現在、東京都写真美術館、愛称TOP MUSEUMでは、約3万7千点に及ぶコレクションを紹介する不定期企画が開催されています。その名も、“TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見”です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。) キーワードは、「セレンディピティ」。「偶然と才気によって、予期しない発見をすること」を意味する言葉です。...
View Article遠山記念館のアヴァンギャルドたち
佐竹家伝来の《三十六歌仙切》や、古筆の名品とされる《寸松庵色紙》といった、優れた日本古美術コレクションを誇る埼玉県の遠山記念館。そんな遠山記念館でこの春開催されているのが、“遠山記念館のアヴァンギャルドたち”という展覧会。文字通り、遠山記念館のコレクションの中から、アヴァンギャルドな作風の作品を紹介する展覧会です。...
View Article青空は、太陽の反対側にある
1年ぶりに、原美術館ARCに行ってきました。 1年ぶりに訪れたら、かつて品川の原美術館にあった、多田美波さんの立体作品が入り口脇に設置されていました。 1年ぶりに訪れたら、三島喜美代さんの作品が、館内の廊下スペース(?)に移設されていました。 そして何より。1年ぶりに訪れたら、桜が咲き乱れていました。...
View Article続・無料で観れる 美術百選《ONOMICHI U2(広島県尾道市)》
坂と猫の街として有名な尾道。その新たなランドマークとして、2014年にオープンしたのが、ONOMICHI U2。 「県営上屋2号倉庫」という名称だった海運倉庫を改装した複合商業施設です。“上屋(うわや)2号”で“U2”。ボノは関係無いようです。 そんなONOMICHI U2前のオリーブ広場に、つい先日、現代アート作品が設置されたのだとか。それが、こちらの作品です↓...
View Articleアートベース百島
尾道から船で約40分。瀬戸内海の中部に位置する百島(ももしま)に行ってきました。 いわゆる瀬戸内国際芸術祭の会場にこそなっていませんが。実は百島は、知る人ぞ知るアートな島。周囲10㎞ほどの小さな島に、さまざまなアートな施設が点在しています。 まず訪れたのが、乙1731-GOEMON HOUSE。2020年にオープンしたばかりの宿泊施設です。...
View Articleおひなさまと近代美術―丸平の人形からガレ、マティスまで
今年の3月1日に広島県大竹市にオープンした話題の美術館、下瀬美術館に行ってきました。 こちらは、丸井産業株式会社の代表取締役である下瀬ゆみ子さんが、先代から受け継ぎながら形成してきたコレクションを保存・公開する美術館です。...
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