長野県御代田町にあるPPAP・・・もとい、MMoPに行ってきました。
MMoPは、「Miyota Museum of Photography」の略で、
『写真をテーマにしたまちづくり事業』の一環で2021年の夏にオープンした複合施設です。
ちなみに、MMoPと書いて、「モップ」と読みます。
「モモップ」と読み間違いしませんように。
さてさて、約 5300坪の広大な敷地内には、
オシャレなカフェやレストラン、インテリアショップだけでなく。
中谷芙二子さんの霧の彫刻風(?)の霧が発生する場所や、
アメリカのゾンビサバイバルドラマに出てきそうな大型車など、
さすが、『写真をテーマにしたまちづくり事業』だけあって、
インスタ映えしそうなフォトジェニックな場所が多々ありました。
さらに、敷地内には、MMoPの由来となっている、
Miyota Museum of Photography=御代田写真美術館もあります。
こちらは、メルシャン軽井沢美術館の建物を活用したもの。
外観に飾られているのは、写真家の花代さんの作品です。
そんな御代田写真美術館で現在開催されているのが、
“写真の中の子どもたち、記憶と想像への旅”という展覧会。
広告ビジュアル制作業界最大手、株式会社アマナが所蔵する、
日本の現代写真を中心としたコレクション、通称アマナコレクションの中から、
「子ども」をキーワードに、12作家の作品を紹介する展覧会です。
入場料は無料ながら、出展作家は豪華ラインナップ!
その中には、蜷川実花さんや長島有里枝さん、
『そろそろ美術の話を…』にゲスト出演してくれた・・・・・
今注目の若手写真家・山元彩香さんも名を連ねています。
また、現役で活躍する写真家だけでなく、
日本を代表する前衛写真家・牛腸茂雄の作品も。
くどいようですが、入場料は無料!
さらに、写真撮影は全面的にOK!
写真ファンにはたまらない展覧会です。
ちなみに。
個人的には、今道子さんの作品が観れたのが嬉しいところ。
今さんは、野菜や魚といった食材や昆虫などを素材に、
シュールなオブジェを制作し、それを自ら撮影するアーティスト。
今展では、《エンドウ豆+ワンピース》が展示されていました。
ワンピースの表面にエンドウ豆がビッシリ。
冷静に考えると、なかなか気味の悪い代物なのですが、
モノクロであるのも手伝って、不思議と違和感なく観れてしまいます。
というか、むしろカッコよさすら感じます。
そんな今さんの“キモカッコいい”作品も良かったですが、
うつゆみこさんの“キモかわいい”作品にも惹きつけられるものがありました。
特にお気に入りは、こちらの《飯蛸ポートレート》です。
おそらく、モチーフはフェデリコ・デ・マドラーソの《ビルチェス伯爵夫人の肖像》。
その画像の上に、飯蛸を載せて撮影されたのでしょう。
発想がイカれてるにもほどがあります(←誉め言葉)。
ビルチェス伯爵夫人もまさか自分の顔の上に、
飯蛸が載せられる日がこようとは夢にも思わなかったでしょう。
それと、うつさんの作品では、《蛸目猫》もお気に入り。
こちらもやはり発想がイカれてます(←くどいようですが誉め言葉)。
最後に、どうでもいいけど、思ってしまったことを。
ホンマタカシさんの『Tokyo and my Daughter』シリーズのうちのこの1枚を観ていたら・・・
思わず、高須クリニックのCMを連想してしまいました。
で、もれまく脳内でこの曲が再生されました。