【ルール】
名画をモチーフにしたTシャツを100枚集めたらゴール
・ただし、1アーティストにつき、1枚とする
・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する
・ユニクロ(UT)も除外する
・グラニフも除外する
アートなTシャツを集め始めて、早3年。
ゴールの100枚にこそまだ達していませんが、
アートなTシャツを集めているのが功を奏して・・・・・
オシャレ雑誌の『Numéro TOKYO』のTシャツ特集にお呼び頂きました。
まさか、この企画がこんな展開を迎えるとは!
自分が一番びっくりです。
何事も続けてみるものですね。
72枚目 アルフレッド・スティーグリッツ(1864~1946)
MAIDENS SHOP WOMENで展開された、
“GEORGIA O’KEEFFE COLLECTION”に合わせて作られたTシャツ。
この手タレのような美しい手の持ち主は、画家のジョージア・オキーフ。
そして、撮影したのは夫で写真家のアルフレッド・スティーグリッツです。
着ていると、不思議と胸元がモゾモゾします。
73枚目 イワン・クラムスコイ(1837~1887)
一見すると、Adoっぽいイラストですが、
実は、ロシアの国民的画家クラムスコイの《忘れえぬ女》をオマージュしたもの。
クラムスコイがわかる人の前では着れそうですが、
元ネタを知らない人の前で着ると、服の趣味が変わってしまったと思われそう。
74枚目 カジミール・マレーヴィチ(1879~1935)
fairytale in the supermarketのTシャツ。
ロシア・アヴァンギャルドを代表するウクライナ出身の抽象画家、
カジミール・マレーヴィチの《黒の正方形》が大胆にデザインされています。
プリントの表面がひび割れているように見えますが、おろしたて。
《黒の正方形》がこういう作品なのです。
75枚目 ウラジミール・タトリン(1885~1953)
こちらも、fairytale in the supermarketのTシャツ。
そして、こちらもロシア・アヴァンギャルドを代表する画家で建築家、
デザイナーでもあったウラジミール・タトリンの作品がモチーフとなっています。
前面に大きくデザインされているのは、タトリンの代表作《第3インターナショナル記念塔》。
完成すれば、高さは400mとなり、エッフェル塔を超えて、
当時もっとも高い建築物になる予定でしたが、実現はせず。
アンビルド建築の代表格として、建築史にその名を刻んでいます。
ちなみに。
今回ロシアやウクライナの芸術家のTシャツが被ってしまったのはたまたま。
特に政治的な意味はありません。
76枚目 長沢芦雪(1754~1799)
長沢芦雪の代表作《白象黒牛図屏風》。
その左隻で巨大な黒牛とセットで描かれている白い犬、
通称「芦雪犬」が、ここ近年、ゆるかわいいとジワジワ人気です。
ぬいぐるみになったり、フィギュアになったり、
ついには、Tシャツのデザインにも採用されるまでに。
77枚目 マン・レイ(1890~1976)
2020年よりイギリスでスタートしたブランドDEATHMASK MerchandiseのTシャツ。
DEATHMASK MerchandiseのTシャツは、さまざまなバンドTシャツを手がけた、
業界随一のバンドグッズ印刷会社を使ってすべてロンドンで印刷されているのだとか。
確かに、ヴィンテージのバンドTシャツの雰囲気があります。
なお、プリントされているのは、マン・レイの作品。
パペットマペットの片方ではありません。
ちなみに。
DEATHMASK Merchandiseというブランドだけあって、
Tシャツの背面の内側に、モーツァルトのデスマスクがプリントされていました。
Tシャツを脱いだら、いきなりこれが出てきてビックリ。
心臓が止まるかと思いました。
ゴールまで、あと23枚。