すっかりご無沙汰していましたが、
先日は久しぶりにアクセサリーミュージアムへ。
こちらは、世界でも類を見ないコスチュームジュエリー専門の私立美術館です。
久しぶりに訪れたら、館内すべて写真撮影が可能となっていました!
さらに、コレクション総数50000点(!)、
しかも、日に日に増え続けているというだけあって、
以前に目にした記憶が無いアクセサリーも多くありました。
展示ケース内のアクセサリーは、
定期的に入れ替えているそうなので、
訪れるたびに、新たな出会いがありそうです。
アクセサリーミュージアムでは、1830年代から2000年代に至るまで、
約150年におよぶコスチュームジュエリーの歴史を辿ることができます。
ヴィクトリアンやアール・ヌーヴォー、アール・デコといった、
歴史を感じるコスチュームジュエリーももちろん興味深いのですが。
個人的に観ていて楽しいのは、
1980年代のアヴァンギャルドなコスチュームジュエリーの数々。
中でも印象的だったのが、こちらのアクセサリー↓
添えられたキャプションには、
「バブル時代のイケイケ風アクセサリー」とありました。
当時の女性は、こんなアクセサリーを身に着けていたとは!
浮かれてるわ~。
バブルがはじけたのも、なんか納得です。
それから同時代には、こんなアクセサリーもあったようです。
アクセサリーというよりは、デスゲームで使われるヤツ。
会場から逃亡しようとしたり、
ゲームに負けた瞬間に、爆発する類いのヤツです。
さてさて、久しぶりに訪れたアクセサリーミュージアムで、
数年前と比べて何よりも変わっていたのが、企画展の展示室が増えたこと。
かつては1室のみで開催されていましたが、
数年前より新たに加わった2つの展示室と併せ、計3室で開催されているそうです。
現在開催中なのは、“ちょっとしたパーティー展”という展覧会。
ちょっとしたパーティーをテーマに、
ドレスやバッグといったアイテムを紹介する展覧会です。
企画展の中でも、ひときわ目を惹くのが、
ハイブランドのファッションで満たされたこちらの部屋。
イヴ・サンローラン、プラダ、バレンシアガ…etc
さながら、毎年5月にメトロポリタン美術館で開催されるパーティー、METガラのよう。
あと、若干ですが、ものまね紅白歌合戦スペシャル感もありました。
(↑おそらく、天井に設置されたミラーボールのせい?)
なお、これらの中でもっともインパクトがあったファッションは、
グッチの2018-19年秋冬コレクションとして発表された衣装です。
映画会社のパラマウントのロゴが、
スパンコールで大胆にあしらわれています。
一体、どんな人が着るのでしょう?
たぶん、パラマウントの社員さんでも着ないのでは??
そうそう、ファッションと言えば、こんな展示も。
こちらに並んでいるのは、ヨーロッパを中心とした、
世界中のパーティーに参加してきたという池悦子さんが、
実際に「ちょっとしたパーティー」で着用したコーディネートを再現したものだそう。
世界中のパーティーに参加しただなんて、プロのパリピですね。
ちなみに。
展覧会では、このようなものも展示されていました。
これらは、今から約100年前にアメリカで、
実際に使われたというパーティーの招待状。
よくぞ残っていたものです。
当時のアメリカは、まだ識字率が高くなかったそうで、
一目でわかるイラストを用いるという工夫がなされていたのだとか。
例えば、人差し指を唇に当てた女性が描かれたこちらの招待状は・・・・・
サプライズパーティーの招待状だそうです。
・・・・・ん?事前に知らせてしまったら、
それは果たして、サプライズパーティーなのでしょうか?