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Channel: アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】
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素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号138

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静嘉堂文庫美術館が世田谷区岡本の地から、

丸の内に移転して、早いもので1年が経過しました。

そんな新たに生まれ変わった静嘉堂文庫美術館において、

この1年で最も話題となったことと言えば、やはりこちらのグッズでしょう。

 

 

 

国宝《曜変天目》のほぼ実寸大のぬいぐるみです。

お値段、5800円也。

販売初日に、目にした際には、

正直なところ、“誰が買うんだ・・・”と思ってしまいましたが。

蓋を開けてみれば、SNS上で大バズリ。

当初は欠品が続くほどで、転売ヤーも現れたとか現れていないとか。

 

ちなみに。

今も大人気のグッズであることは変わりなく、

基本的には1日10個限定で販売されているようです。

 

 

《曜変天目》ぬいぐるみで話題となった、

そんな静嘉堂文庫美術館が放った第二の矢がこちら↓

 

 

 

《曜変天目》のアロハシャツです。

これに関しては「普通に欲しい!」と思いましたが、

39600円というお値段を目にして、ひよってしまいました。

実際の《曜変天目》に比べたら、

だいぶお求めやすい価格なのでしょうが、

気軽に手を出せる価格ではありません。。。

 

 

さて、これまで紹介した2つの《曜変天目》グッズは、

今年より新館長となった安村敏信さんの発案で作られたもの。

そして、先日、安村新館長肝煎りの新たな《曜変天目》グッズが販売されました。

それが、こちらの静嘉堂至福の泡風呂(1100円)です。

 

 

 

ぬいぐるみ、アロハシャツと来て、まさかの入浴剤。

パッケージに《曜変天目》はデザインされていますが、

いまひとつ、《曜変天目》と結びついていない印象はあります。

 

 

 

しかも、中に入っている入浴剤のパッケージは、

《曜変天目》感どころか、わびさび感は一切ありません。

バリとかの高級リゾートにありそうなオシャレなパッケージです。

 

とはいえ、騙された気持ちで1パックを購入してみました。

そして、湯船にお湯を溜めて・・・・・・・

 

 

 

その中に、入浴剤を投入してみました。

すると、みるみる泡が発生。

 

 

 

1分ほど経った頃には、きめ細かな泡で水面が覆われました。

 

 

 

確かに。

その泡立ちの様子は、《曜変天目》を彷彿とさせるものがあります。

静嘉堂至福の泡風呂のネーミングに偽りなしです。

 

 


さて、このグッズはどうやって誕生したのでしょうか?

安村新館長が、その経緯を教えてくれました。

 

なんでも安村さんが出演したNHKの番組に、

IKKOさんがゲスト出演し、その際にお手紙付きのお土産を頂いたのだとか。

それがエミュールという日本の会社が制作している入浴剤でした。

その入浴剤を早速自宅で使ってみたところ、

泡立ちの量のスゴさに驚いたという安村新館長。

そして、泡からの連想から、《曜変天目》グッズ化することにしたのだそうです。

 

実は、自分も『日曜日の初耳学』に出演した際、

やはりゲストのIKKOさんから、お手紙付きでこの入浴剤を頂きました。

もちろんその際に使ってみましたが、

《曜変天目》の「よ」の字も浮かびませんでした。

とにかく《曜変天目》グッズのことを考えている安村さん。

そんな安村新館長だからこそ生み出せたグッズと言えましょう。

 

 

 

 

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