~前回までのあらすじ~
2011年8月。
「日本各地に散らばる国宝のすべてを、その目に焼き付けてやる!」
と、無謀な目標を立てた我らが国宝ハンター。
2012年も変わらず、その挑戦に挑むことを誓う国宝ハンター。
そこで、2012年一発目の国宝ハンティングは、お馴染みのあの場所に向かうのであった―
・・・というわけで、トーハクへ。
現在、東京国立博物館では、
“東京国立博物館140周年 新年特別公開” と銘打って、コレクションの中でも選りすぐりの名品を展示中。
1月15日までの期間限定の、特別展のような平常展。
これは、国宝の匂いがプンプンします。
初詣がてらに、一仕事 (=国宝ハンティング)してきました。
まず、国宝室に飾られていたのは、
切手や教科書でもお馴染みの超メジャーな国宝。
《紙本墨画秋冬山水図〈雪舟筆/〉》 (ジャンル:絵画) です。
当然のように素晴らしい作品なのですが、
国宝は、まだまだいっぱいあるはずです。
1点の作品だけに、かまっている時間は無いのです (←?)
続いて、 《賢愚経残巻(大聖武)二百六十二行》 (ジャンル:書跡・典籍)
何が書いてあるのか、サッパリ皆目見当つかないものの・・・
よく観れば、あちらこちらに “男女” の文字が。
どうやら、賢者愚者に関する説話を集めた経典のようです。
たぶん、ちゃんと読めれば、面白い話が書いてあるに違いありません。
こちらは、 《円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書〈(縹紙)/(延長五年十二月廿七日)〉》 (ジャンル:古文書)
小野道風の筆だけあって、さすが字は綺麗。
おそらく日本に現存する最も美麗な本ではなかろうか。
《古今和歌集(彩牋)(元永本)》 (ジャンル:書跡・典籍)
文字も美しい。
装丁も美しい。
財布さえ許してくれれば、ジャケ買いしたい一冊。
国宝ではないのに、 《風神雷神図屏風》 の前は、人だかり。
皆様、写メをパシャパシャ。
その隣で、あまり人だかりが出来ていない国宝が。。。
《紙本金地著色楼閣山水図〈池野大雅筆/六曲屏風〉》 (ジャンル:絵画) です。
皆様、こちらも写メを撮ってあげてください (泣)
以下は、写真撮影NGな国宝たち。
・《羯磨金剛目録〈伝教大師筆/弘仁二年七月十七日〉》 (ジャンル:古文書)
・《金銀鍍宝相華文如意》 (ジャンル:工芸品)
というわけで、合計7点の国宝をゲット!
こいつは、春から縁起がいい。
今現在の国宝ハンティング数 116/1082
国宝ハンターは、ランキングにも挑戦中
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第十一話 国宝ハンター、詣でる!
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