千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館の第4展示室が、
大々的にリニューアルオープンしたとのことなので、早速足を運んできました。
一体、どのようなリニューアルオープンなのか。
期待が高まります。
それに合わせて・・・なのでしょうか。
博物館の入り口脇の看板も、前回訪れた時のものと変わっていました。
「カムロちゃん??」
どうやら、このカムロちゃんは、佐倉・城下町400年記念事業のイメージキャラクターで、
“ゆるキャラ以上、萌えキャラ未満” というコンセプトで製作されたのだとか。
twitterもやっているそうです(笑)
http://twitter.com/kamurochan
・・・閑話休題。
それでは、いざリニューアルオープンしたばかりの第4展示室へ。
「え~~~~っ、何で、こんなモノが、展示室に?!!」
これまでに数々の展覧会を目にしてきた僕をしてでも、
このような光景が博物館に広がっているだなんて全く予想が付かず、ただただ驚くのみでした。
基本的に、国立歴史民俗博物館は館内撮影OKなのですが、
このリニューアルした第4室の最初のゾーンだけは、写真撮影が不可。
おそらくネタバレ防止のためではないかと思われますので、
僕も、この記事で、リニューアルした第4室で何を観たのかは言いますまい。
ともあれ、かなり意外な光景が広がっていたということだけは、お伝えいたしましょう。
気になる方は、是非、会場で。
ただ、意外な光景への驚きが落ち着いてくるに当たって、一つの疑問が。
“・・・・・・で、これって、民俗なの (笑)??”
この展示を展示室の冒頭に持ってきたことに対しての説明はありませんでしたが、
このような展示があることで、民俗という分野の幅広さに、目を開かされたことは事実。
そういう意味でも、今回のリニューアルは成功だったような気がします。
さてさて、今回のリニューアルに当たって、
新第4展示室は、全部で3つのゾーンから構成されることになりました。
写真撮影不可の 「民俗へのまなざし」 ゾーンの他に、
人々の社会生活をテーマにした 「くらしと技」 ゾーン、
そして、人智を超えた見えないものに対するいとなみを展示する 「おそれと祈り」 ゾーンがあります。
僕個人的には、このゾーンが、一番 “民俗っぽくて” (←?) オススメ。
達磨や招き猫がズラッと並んでいたり、
謎の “お人形様” がいたり、
そして、妖怪のコーナーがあったり。
ちなみに、河童は、妖怪コーナーを飛び出して、別枠扱い。
これでもかと、河童関連のものが集められていました。
その中には、もちろん水木しげる先生の姿も。
そして、こんなモノも・・・。
ミュウジカルコメディ、めちゃめちゃ気になります (笑)
さらに、河童の苦手なものも紹介されていましたが。
意外や意外に、人の唾であるとのこと。
・・・って、まぁ、それは、河童でなくても、僕も苦手です (笑)
他にも、この 「おそれと祈り」 ゾーンでは、おまじないを紹介するコーナーや、
人の一生における節目節目の風習を紹介するコーナーがあったり、
さらには、死にまつわる展示があったり、
と、いろいろと目を惹く展示があって、
人の人生、最終的には、自分の人生までをも考えさせられました。
深イイ展示ゾーンです。
ただ、全体的に、リニューアルして綺麗な展示室にはなっていましたが、
その内容が内容なだけに、ワクワクするというよりも、いろんな意味で心臓がドキドキしました。
一人で行くと、結構不安になってしまうかもしれません。
家族や近しい人と行かれることを、個人的にはオススメします。
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