第53回 長野県長野市で東郷青児
ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??気になるようで気にならない。でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!! 先日、善光寺のほど近くにある老舗ホテル、THE SAIHOKUKAN...
View Articleこどものみなさまへ あれ これ いのち
『こどものみなさまへ あ・そ・ぼ』今年2024年は、いわさきちひろが亡くなって、ちょうど50年目となる節目の年。そんな特別な2024年の1年間をかけて、東京と安曇野のちひろ美術館それぞれの館で…ameblo.jp...
View ArticleMUCA展 Icons of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~
ドイツ初のアーバン・アートに特化した美術館として、2016年に開館したMuseum of Urban and Contemporary Art。通称、MUCA(ムカ)。その1200点を超えるコレクションの中から、選りすぐりのアーバン・アートの数々が来日した展覧会が、現在、六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されています。その名も、”MUCA展 Icons of Urban Art...
View Articleライトアップ木島櫻谷−四季連作大屏風と沁みる「生写し」
昨年に引き続き、今年も泉屋博古館東京にて、近代京都の日本画家・木島櫻谷にスポットを当てた展覧会が開催されています。泉屋博古館東京での木島櫻谷の展覧会は、実に1年ぶり4度目。甲子園の常連校みたいな存在になっています(←?)。 ちなみに。4度目となる今回の木島櫻谷展のタイトルは、“ライトアップ木島櫻谷−四季連作大屏風と沁みる「生写し」”。 (注:館内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View ArticleアートなTシャツコレクション~完~
【ルール】名画をモチーフにしたTシャツを100枚集めたらゴール ・ただし、1アーティストにつき、1枚とする ・ミュージアムショップや展覧会のグッズとしてのTシャツは除外する ・ユニクロ(UT)も除外する ・グラニフも除外する...
View Article没後50年 福田平八郎
今年2024年は、大分県大分市に生まれ、大正から昭和にかけて活躍した日本画家・福田平八郎の没後50年の節目の年。それを記念して、現在、大阪中之島美術館では、大阪の美術館では初となる福田平八郎の大規模回顧展、“没後50年 福田平八郎”が開催されています。なお、大阪の後は、彼の故郷である大分県立美術館でに巡回するそうです。...
View Article南桂子銅版画展 ― 春
この春、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションでは、“南桂子銅版画展 ― 春”という展覧会が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) こちらは、カラーメゾチントの祖である浜口陽三の妻で、国際的に活躍した銅版画家・南桂子にスポットを当てた展覧会で、春を感じられる優しい色彩の作品を中心に約50点を紹介するものです。...
View Articleここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?
この春、国立西洋美術館では、1959年に開館して以来、65年の歴史の中で初となる現代アートの展覧会が開催されています。その名も、“ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?”。...
View Article第54回 中央区日本橋人形町で鈴木其一
ルノアールを筆頭に、モネ、ゴッホ、シャガール・・・と、街を歩いていると、時に、美術界の巨匠たちと同じ名前のお店に出くわします。果たして、それらのお店と巨匠との間に関係はあるのか??気になるようで気にならない。でも、気にしてしまったら、気になって仕方がない。そんな疑問を解消すべく、アートテラーは今日も店へと赴く!!...
View ArticleVOCA展2024
VOCA展実行委員会に依頼された美術館の学芸員や、ジャーナリスト、研究者らが、これぞという40才以下の作家を推薦し、その作家たちが平面作品の新作を出品し、その優劣を競うガチンコバトル。それが、VOCA展です。...
View Articleにほんの洋食器ものがたり 120年のみちのり
愛知県愛知郡鷹場村大字則武(のりたけ)の地に、1904(明治37)年に創業した高級洋食器ブランド、ノリタケ。その創立100周年を記念して、2001年に、本社に隣接する工場跡地に作られた複合施設、それがノリタケの森です。敷地内には、当時を偲ばせる倉庫や煙突、 レストランやカフェ、ライフスタイルショップ、 さらに、ノリタケの森というだけに、自然豊かなビオトープも有しています。...
View Article続・無料で観れる 美術百選《POLA青山ビルディング(東京都港区)》
2024年3月1日。青山通りにPOLA青山ビルディングが竣工しました。 全体的には、どこにでもあるような、「THE ビル」ともいうべき、オーソドックスなタイプのビルですが、一か所だけ、何だか妙に気になるものが取り付けられています。 下から見ると、昔の缶ジュースにあったプルタブのようです。 こちらの角度からだと、よりプルタブのように見えます。...
View Articleカール・アンドレ 彫刻と詩、その間
現在、DIC川村記念美術館で開催されているのは、“カール・アンドレ 彫刻と詩、その間”という展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。) 「ミニマル・アート」を代表するアメリカの作家で、今年1月末に惜しくも88歳で亡くなったカール・アンドレ。その日本の美術館では初となる大規模個展です。...
View Article春の江戸絵画まつり ほとけの国の美術
府中市美術館の春の風物詩“春の江戸絵画まつり”。通算21回目となる今回は、“ほとけの国の美術”と題して、「仏教」という切り口で、江戸を中心とした日本美術を紹介しています。...
View Article北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画
現在、SOMPO美術館で開催されているのは、“北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画”という展覧会。 北欧3カ国をそれぞれ代表する国立美術館、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館の3館の全面協力のもと、北欧3カ国を代表する画家の作品、約70点を紹介するものです。 (注:展示室内は一部撮影可。写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article美術の思っちゃったⅥ
芸術家や美術品を見て、あるいはニュースを見て、勝手に思っちゃたこと、想像してしまったことの数々を発表するコーナー。それが、『美術の思っちゃった』です。では、早速発表していきましょう! ●ジョアン・ミロを見て思っちゃった もし、ミロが現在も生きていて、日本のビールのCMに出演することになったら、「美味しくなったこのビール、飲んでミロ!」と言わされると思う。 ●相田みつをを見て思っちゃった...
View Article榧園好古図譜―北武蔵の名家・根岸家の古物
現在、國學院大學博物館で開催されているのは、“榧園好古図譜―北武蔵の名家・根岸家の古物”という展覧会。 こちらは、北武蔵、現在の埼玉県熊谷市の名家、「根岸家」にまつわる古物(と書いて「たから」と読む)を紹介するものです。 北武蔵の華麗なる一族、根岸家の中で、まずフィーチャーされていたのが、11代当主の根岸友山。...
View Articleイヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い
10年ぶりくらいに、宇都宮美術館に行ってきました。 現在、こちらで開催されているのは、“イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い”という展覧会。スイスを代表する現代アーティスト、イヴ・ネッツハマー(1970~)の日本初となる大規模個展です。 展覧会は、展示室に入る前、ガラス張りの廊下からすでに始まっていました。...
View Articleブランクーシ 本質を象る
この春、アーティゾン美術館で開催されているのは、“ブランクーシ 本質を象る”。抽象彫刻の祖ともされるルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシの大規模な展覧会です。アーティゾン美術館が所蔵する《接吻》や、 横浜美術館も所蔵する《空間の鳥》、 そして、本展のキービジュアルの一つで、豊田市美術館が所蔵する《雄鶏》を筆頭に、...
View Articleネット世界は美術の答えてほしいシツモンにあふれてる
アートテラーという職業柄、常に気になっているのが、一般の人たちが美術に対して、「どんな疑問を持っているのか?」、あるいは、「どんなことを知りたいのか?」ということ。そこで、ときどき覗いているのが、Yahoo!知恵袋。ここには、いろんな質問と、その回答に溢れています。もちろん美術に関するものも。...
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