生誕150年 池上秀畝—高精細画人—
明治末から昭和戦前にかけて活躍した日本画家、池上秀畝(1874~1944)。その生誕150年を記念して開催されているのが、練馬区立美術館の“生誕150年 池上秀畝—高精細画人—”です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Articleフランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」
現在、茅ケ崎市美術館で開催されているのは、“フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」”という展覧会。ロサンゼルスと鎌倉を拠点に活動する国際的な美術家、フランシス真悟さんの国内では初となる大規模な個展です。 展覧会の冒頭を飾るのは、近作の「Infinite Space」シリーズ。色彩そのものを絵画の主題としたシリーズです。...
View Article未来のかけら: 科学とデザインの実験室
現在、21_21 DESIGN SIGHTで開催されているのは、“未来のかけら: 科学とデザインの実験室”という展覧会です。 本展のディレクターを務めるのは、先端技術と人の関わりを探求するデザインエンジニアの山中俊治さん。展覧会では、山中さんがこれまでに手掛けたプロダクトの数々、例えば、2002年に発表された小型ヒューマノイドロボット「morph3」や、...
View Article版画の青春 小野忠重と版画運動
現在、町田市立国際版画美術館では、“版画の青春 小野忠重と版画運動”という展覧会。1930~40年代に起こった版画運動を、リーダーであった小野忠重の旧蔵品を中心に紹介するものです。...
View Article#01 オーギュスト・ロダン《考える人》
オーギュスト・ロダン《考える人》もともとは、ダンテの『神曲』に着想を得て制作された《地獄の門》のうちの一部。頂上部にあったこの人物像が人気を博したため、ソロデデビュー(?)する運びとなった。 古今東西の名画を1点取り上げ、それを徹底的に“モーソウ...
View Articleマツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア
都内でも屈指のレトロ美術館、弥生美術館で、現在開催されているのは、“マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア”。レトロモダンな作風で人気を博すイラストレーター、マツオヒロミさんの都内では初となる待望の展覧会です。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Article夢二がえがく動物ワンダーランド
「大正の歌麿」と謳われた美人画の名手、竹久夢二。そんな夢二が描いた美人ではなく、動物の絵に注目したユニークな展覧会が、現在、竹久夢二美術館で開催されています。その名も、“夢二がえがく動物ワンダーランド”。会期は6月30日までです。 会場では、夢二の絵に登場する動物が、イヌやウマなどグループごとに紹介されています。 中でももっとも夢二が描いていたのは、ネコ。...
View Article宇野亞喜良展 aquirax uno
今でこそすっかり日本に浸透した、「イラストレーション」や「イラストレーター」といった言葉を、1960年代に広めた人気イラストレーター、宇野亞喜良さん。90歳を迎えた今なお現役で活躍する、まさに生けるレジェンドです。そんな宇野さんの実に14年ぶりとなる、東京の美術館では意外にも初めてとなる大規模な展覧会が、この春、東京オペラシティアートギャラリーで開催されています。その名もずばり、“宇野亞喜良展...
View Articleタローのダンス
久しぶりに、岡本太郎記念館に行ってきました。久しぶりに行ったら、庭に置かれた作品から、尋常じゃないくらいに植物が生い茂っていました。(もはや、ちょっとした古代文明のようです。) 久しぶりに行ったら、アトリエに見慣れないオブジェが増えていました。...
View Article大吉原展
開幕前からSNSで大きな話題だった“大吉原展”に行ってきました。(詳しく知りたい方は、「ネット見ろ!」です。) 余談ですが。僕の記憶が確かなら、当初のポスターは、ショッキングピンクがビジュアルカラーだったような・・・??今のポスターは、まるで炎上でもして、灰になってしまったかのような色合いです。ついでに言えば、当初の展覧会タイトルは、“大吉原展...
View Article没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家
今年2024年は、アール・ヌーヴォーの旗手として知られる、フランスの工芸家エミール・ガレ(1846~1904)の没後120年目を迎える節目の年。それを記念して、現在、渋谷区立松濤美術館では、“没後120年 エミール・ガレ展 奇想のガラス作家”が開催されています。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Article700年も歳を取らないという奇跡。
美術の世界には、奇跡を起こしたヒーローが数多く存在する。もしも、そんな彼らにヒーローインタビューを行ったなら・・・? インタビュアー(以下:イ)「放送席、放送席。 こちらには、日本画のモチーフとして、 ごくたまに描かれる菊慈童君に来てもらっています」 菊慈童(以下:菊)「“ごくたまに”とか余計なこと言わなくていいんだよ。...
View Articleテルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本
現在、パナソニック汐留美術館で開催されているのは、“テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本”という展覧会。ヤマザキマリさんによる人気漫画『テルマエ・ロマエ』でもお馴染み、テルマエ(=古代ローマの公共浴場)にスポットを当てた展覧会です。 (注:展示室内は一部撮影可。写真撮影は、特別に許可を得ております。)...
View Articleサントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品
現在、サントリー美術館で開催されているのは、“サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品”です。 こちらは、2020年に開催されて以来、久しぶりとなるサントリー美術館のコレクション展で、「生活の中の美」を基本理念に収集されたそのコレクションが、「陶磁」や「染織と装身具」など、ジャンルごとに紹介されています。...
View Article開館一周年記念 加山又造 ―革新をもとめて
広島県大竹市にある話題の人気スポット、下瀬美術館が、めでたく開館1周年を迎えました! それを記念して、この春開催されているのが、“開館一周年記念 加山又造 ―革新をもとめて”。戦後の日本画壇を牽引した加山又造にスポットを当てた展覧会です。...
View Article美術トリビア!!!!
もし、本家の『トリビアの泉』がまだ存続していたら投稿したかった、思わず「へぇ」と言いたくなる美術トリビアの数々をご紹介した前回の記事から、すっかり3年以上の月日が経ってしまいました、、、(汗)というわけで、久しぶりに溜まった美術トリビアを一挙に放出したいと思います。 それでは参りましょう!まずは、こちらのトリビアから。 英語のスラングを集めたオンライン辞書、『Urban...
View Article村上隆 もののけ 京都
日本を代表する、いや、もはや世界を代表する現代芸術家、そう言っても決して過言ではない村上隆さんの国内での最新個展、“村上隆 もののけ 京都”が、京都市京セラ美術館で絶賛開催中です。 国内での村上隆展は、実に8年ぶりとのこと。そして、出展作約170点のうち、なんと9割が本展のための新作とのこと。しかも、巡回はなし。 これは絶対に行かないといけないヤツ!...
View Article雪舟伝説―「画聖」の誕生―
この春、いや、今年2024年大本命の日本美術展、“雪舟伝説―「画聖」の誕生―”が、いよいよ開幕しました。会場は、京都国立近代美術館1館のみ。巡回の予定はありません。 (注:展示室内の写真撮影は、特別に許可を頂いております。)...
View Article没後100年 富岡鉄斎
今年2024年は、「最後の文人画家」と称された、富岡鉄斎の没後100年目に当たる節目の年です。それを記念して、“没後100年 富岡鉄斎”が、この春、京都国立近代美術館で開催されています。 出展作品は、なんと約350点!(会期中展示替えあり)それらの中には、重要文化財に指定されている、《阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図》も。(注:展示期間は4/2~4/14)...
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