東洋絵画の精華 ― 名品でたどる美の軌跡 ―(後期)
静嘉堂文庫美術館の絵画コレクションの中から、ベストofベストを紹介する美術展 “東洋絵画の精華 ― 名品でたどる美の軌跡 ―” 。その後期 (5/23~6/24) に、行ってきました。前期は、《平治物語絵巻》...
View Article無料で観れる 美術百選 《千川彫刻公園 (東京都豊島区) 》
池袋に、かつて存在していたという芸術家村。パリのモンパルナスにあやかって、人は、それを、 『池袋モンパルナス』 と呼びます。今は、ほとんど、その面影は無いですが、池袋モンパルナスの一角を歩いていると、その名残っぽい建物を発見!気になったので、ちょっとお宅に近づいてみると・・・峯孝作品展示館とあります。峯孝 (1913~2003) と言えば。宗谷岬にある 《あけぼのの像》...
View Article吉川霊華展 近代にうまれた線の探究者
『吉川(きっかわ)』 と聞けば・・・吉川晃司しか思い浮かばないところですが。実は、美術界に、忘れてはならない吉川さんがいます。それは、吉川霊華 (1875~1929)・・・と言っても、多くの方が、その名前を知らないはず。それもそのはず、彼の回顧展は、1983年にサントリー美術館で開催されたきり。その後、時代に埋もれる (?)...
View Article現代日本画の精華
目黒川に、やって来ました。 春には、満開の桜で賑わう、この目黒川の辺りも、桜の花がすべて葉に変わった今は、すっかり落ち着いた空気に。確かに、桜の花が咲いていないと、目黒川は、何か物足りないですね (笑)“飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。” というように、“桜のねぇ目黒川は、ただの川だ。” といった感じです。しかし、そんな目黒川のほとりに、一年中、 “桜”...
View Article美しいトレードビーズ~とんぼ玉の世界~
今年から、ぐるっとパスの対象施設に加わった施設は、全部で4つ。アミューズミュージアム、印刷博物館、戸栗美術館、そして、アクセサリーミュージアムです。4つのうち3つのミュージアムには、足を運んだことがありますが。アクセサリーミュージアムは、まだ訪れたことがありません。どんなミュージアムなのでしょう?そこで、この気になる美術館をリポートするべく、所持するアクセサリーは、たった2コ...
View Article素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号64
本日は、目黒寄生虫館で見つけたミュージアムグッズをご紹介いたします。“寄生虫は苦手・°・(ノД`)・°・”という皆様、どうぞご覚悟の上、読み進めくださいませ。まずは、ジャブ程度に、袋に描かれた寄生虫を。フタゴムシなる寄生虫を、キャラクター化 (?) したものだそうです。さて、この袋の中から取り出したるは、標本ステッカー (350円) 。ギンザメの単節条虫や犬糸状虫(心臓寄生)...
View Article平澤熊一展 うちのめされた時がほんとうに人生をしっかり生きるとき
練馬区立美術館で開催中の“平澤熊一展 うちのめされた時がほんとうに人生をしっかり生きるとき” に行ってきました。7月8日まで。入館料は、なんと無料!さてさて、まず気になるのが、その長い美術展のサブタイトル。これは、平澤熊一の・・・ 「うちのめされた時がほんとうに人生をしつかり生きるときではないか。 人々、俺をもつと飢えさせろ。...
View Articleトーマス・デマンド展
まずは、こちらの写真作品をご覧頂きましょう。《浴室》1997年、C-Print/Diasec© Thomas Demand, VG Bild-Kunst, Bonn / APG-JAA, Tokyo Courtesy Taka Ishii Gallery, Sprüth Magers, Esther Schipper,Matthew Marks《洞窟》 2006年、C-Print/Diasec©...
View Articleマウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝
いよいよ、明日6月30日より、東京都美術館にて、“マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝” が開幕!!《真珠の耳飾りの少女》...
View Article常盤山文庫名品展2012 ―特集:米色青磁―
6月下旬は、鎌倉のベストシーズン。そこで、紫陽花を愛でつつ、美術も愛でてきました。向かったのは、鎌倉国宝館。訪れるのは、今回が初めてとなります。“鎌倉国宝館” と名乗るくらいですから、さぞや、国宝がいっぱい観られる美術館なのかと思いきや・・・。平常展示されていた鎌倉の仏像たちは、国宝ではないものばかり...
View Articleゴヤの《青い服の子供》 ルーヴル美術館のスペイン絵画コレクションに入るまで
ルーヴル美術館の所蔵作品から選りすぐった作品を1点だけ展示し、その作品に関する解説を最新マルチメディアを用いてじっくりと行うという、全く新しい鑑賞スタイルの実験場。それが、DNP五反田ビルの1階にあるルーヴル-DNP ミュージアムラボ。これまでに、ジェリコーの 《銃騎兵》 や、ティツィアーノの 《うさぎの聖母》 、そして、ファン・ホーホストラーテンの 《部屋履き》...
View Article第ニ十八話 国宝ハンター、浮上する!
~前回までのあらすじ~ 二日間のタイムリミットの中、京都で国宝を50件ハンティングする! そんな前代未聞のチャレンジに挑んだところ、 ハンティング出来たのは、49件・・・という、残念すぎる結果に泣いた国宝ハンター。 俗に言う 『キョウトの悲劇』 は、国宝ハンターを深い絶望の底へと突き落とした。...
View Article日本橋 描かれたランドマークの400年
日本橋の姿を上手くデザインに取り入れたステキなポスターに誘われて。江戸東京博物館で開催中の “日本橋 描かれたランドマークの400年” に行ってきました。「江戸東京博物館...
View Article「具体」―ニッポンの前衛 18年の軌跡
本日より、国立新美術館で始まりました・・・“「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡” に行ってきました。関西を中心に、1950年から60年にかけて、一時代を築いた前衛美術グループ・具体美術協会 (通称「具体」)...
View Article皇居をぐるりと歩いたならば ~皇居一周建築ツアー②~
大東京お笑い建築ツアーの行程を、誰にでも楽しんで頂けるように、 『もしもの日曜日の建築ツアー』 として提案する企画。「もしも建築ツアーズ ~the architecture tour makes your Sunday...
View Article中世人の花会と茶会
重要文化財の 《肩衝茶入 銘 松屋》 に、重要文化財の 《青磁筍花生》 に、重要文化財の 《青井戸茶碗 銘 柴田》 に。大変貴重な茶道具の名品が、一挙に公開されている、茶道具好き必見の美術展が、現在、根津美術館で開催されています。“中世人の花会と茶会” は、7月16日まで。茶道具観賞に関しては、全くと言っていいほど、興味を持てなかった僕ですが。ここ最近は、へうげもの(1) (モーニングKC...
View Articleひっくりかえる展
皆さまは、覚えているだろうか?渋谷にある岡本太郎の巨大壁画 《明日の神話》 の一部に、とある若手アーティスト集団が、福島原発をイメージさせる絵を付けくわえたイタズラ騒ぎを。この騒動を起こしたのは、Chim↑Pom (チン↑ポム) という6人組のアーティスト集団。実は、彼らは、2008年にも騒動を起こしています。被爆地である広島県の上空に、飛行機雲で、 『ピカッ』...
View Article素晴らしきミュージアムショップの世界 商品番号65
今年4月に、リニューアルオープンした東京都美術館。それに伴って、新しくミュージアムショップがオープンしました。“マウリッツハイス美術館展”...
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